最近、らんらんの話をあんまりしなかった
写真も送って来る頻度が極端に減って。
前回行った時、老化と体力低下、免疫力が落ちて
獣医師曰く、犬のアトピー、で
痛くて薬をひーちゃんにしか塗らせないから、毎日帰ってから塗ってて
強めの抗生物質を飲ませて、一旦は綺麗になったんだけど、それもほんの少しの間のことで。
すぐに効かなくなって、内蔵の負担を考えて中止。
散歩にも行かなくなって。
となると部屋中にペットシーツを敷きつめて、ひーちゃんは帰ったらまずその片付けから。
でもまだ、よたよただけど歩くので、オムツはまだ辞めようって、動かなくなるからって。
で、前日にね。
そっか...
だから、昨日はひーちゃんちへ。
入ってすぐ、らんらんの部屋へ。
元々鼻が悪かったし、腫瘍が膿んでたから、その辺からの匂いはあったけど、今は身体中が炎症を起こしてる状態、➕ペットシーツの上のもの達のもので。
マスクしなさい!
ってひーちゃんは言うけど、目がほとんど見えないとはいえ、私だって気づいてもらわなきゃ嫌なのでそのまま。
らんらん〜って撫でに行って。
換毛期なのもあって、軽く爪を立ててマッサージする、気持ちよさそう。
炎症起こしてる皮膚は、ただれてじゅくじゅくを超えて、黒く硬くなってた。
もう痛くはなさそう。
それが、顔や首や、お腹、見えないけどふさふさな毛の下にも。
でもね、可愛いんだ♬.*゚
涙は止まらなくていつもうるうるしてる、白濁してるから、かなり見えないけど、人の動きは追えるね。
顔を近づけるとちゃんと見てくれる。
耳は聞こえてるね。声でわかってくれたね。
元々耳は酷かったから、カチカチ。
首の下も鱗みたいな、ざらざら。
犬は体温が人間の高熱くらいはあるけど、直に触れるととても熱を持ってるように感じる。
全身くまなくマッサージしながらかゆかゆのとこ優しくかいて、もっともっとってらんらん。
ひーちゃんにおやつ貰ってらんらんにあげたら、ちゃんと食べた✨
ふさふさそうな毛の下は、骨がゴツゴツしてた、こんな痩せたのを見たのは初めてかな。
肉がない、どこを触ってもゴツゴツな骨。
食欲はあると言ってたけど、身にはなってないね。
炎症で消耗してるのかな。
泣かなかったし、泣きたい気持ちにもならなかった
可愛いらんらんのままじゃんね
気持ちいならずっと触ってたい。
ひーちゃんに何度も、まだいるの?って隣の部屋から言われて、らんらんも疲れたかなって思ってドアに向かったら、よたよたついてきてくれたから、またそこで座って動けなくなった✨
ドア開けて、目の前は玄関だから、玄関も開けて
お外行く?
って誘ってみる。
動きがスローモーだから、ゆっくり待つ。
私が行くと気分じゃなくてもお散歩付き合ってくれてたもんね、サービスしなきゃと思ったかな?
何よりこの濁った空気の中じゃ、息が詰まるね。
しばらく待って。
じゃあおいでってらんらん抱っこして外へ。
嫌がらずに抱っこされてくれてる。
ひーちゃんが、服が汚れる!!とか大騒ぎしてるけど、関係ないよね♬.*゚
風もあるし、寒くないし、お外気持ちいいでしょってしばらく歩いて、らんらんが好きなマンションの前で降ろしてみる。
歩こうとするんだけど、身体が痒いんだね、でもらんらんのの爪でかいちゃうとこは、痒いとこと少しズレてて、傷を広げちゃうから。
私がかいて、お外だしいいよねって身体中手で思いっきりブラッシングして、毛がふわふわ飛んでく
ブラシ使うと痛いからね。
さすが柴犬、抜け毛か凄い👏
ひとしきり外の空気楽しんで、また抱っこして家に戻る
少し疲れたね、寝てね、らんらん。
ひーちゃんが私の服をはたき、なんとファブリーズぶっかけてきた‼️
もう帰るだけだから、洗濯するんだからいいのよ💦
ひーちゃんがしてる事は、もう介護で、
昼間は、持ち回りでお姉さんたちがお母さんのところに来るので、そのついでに少しはやってくれてるけど、ずっとらんらんと一緒にいる訳じゃないし、住んでもなくて
お母さんは、朝ひーちゃんに連れられてくるらんらんと少し戯れるくらい
みんなそれぞれのやり方でらんらんを可愛がってるんだけど
夜中寝息が苦しそうならんらんを、何度も起きて見に行くのはひーちゃんだし
ぶっちゃけ何とか塞いではいるものの、続き間になってるらんらんの部屋は、とても匂いがキツい
ひーちゃんとこも空気は澱んでて、いくらエアコンつけても空気清浄機ぶん回しても、居心地は良くない
窓が小さいの1つしかないし、キッチンあるから換気扇つけっぱだけど、限界あるよね
これを介護って言わないで、なんて言うんだろう
でも、ひーちゃんは
らんこ!って怒ったふりしながら話しかけて騒いで、甲斐甲斐しく世話を焼く。
汚いなーとか、言っちゃうけど、それがひーちゃんの愛情で。
そしてまた、その時がきたら、俺が決める、というのも、ひーちゃんにしか出来ない、辛い決断で、深い愛情なんだと思う。
生きてさえいてくれれば、らんらんがどんなに辛そうでもいい、というのは飼う側のエゴで
楽にしてあげたいと思うのもまたエゴなんだけど。
そこからはひーちゃんと、ひーちゃん撮りためたさおりに見せたい特集、を見せてくれて楽しく過ごして
帰りにらんらんにバイバイしに行ったら寝ててね。
白いけど小さい時と変わらない可愛い目で私を見てくれて、またね、って
ねんねよー、って言ったらまた目をつぶった。
ひーちゃんと話したのは、人間なんてもっとみっともなくなるよ?
私たちだって、どっちかがとんでもないことし出すかもだし、見てらないって思うかもしれないよ、って
だからって放り出したりはしない、お互いね。
悲しいけど、悔しいけど、歳をとるってそういうことだね、って。
これからも俺なりにらんらんに愛情かけていくし、出来るだけのことはするけど、夜中に呼吸が上手く出来なくてうなされて起きるらんらんを見てると、俺が泣けちゃうんだよ、って
たった数ヶ月の間にこんなにみるみる悪くなっちゃって
今までは乗り越えて来たけど、いよいよかって
覚悟しなきゃなってね。
私ができることって本当にない、たまに行って可愛がって、そんなの可愛がってるうちに入らない。
でも、ひーちゃんが何をどう決めても決められなくても、ひーちゃんを責めることだけはしたくないな、って
そう思った。
ひーちゃん、
やっぱりさおりには、動物を飼うのは向いてないな、って
うん、私もそう思う。
ずっと犬と育って来たけど、猫もうさぎも鶏も鳥もハムスターもフェレットもいたけど。
今は違う。
とっても儚くて愛しい存在、は、私にはひーちゃんだけで手一杯だ。
生活と感情全部もっていかれちゃう存在は、作っちゃいけないなって。
でも俺は欲しくなったらと、縁があったら連れて帰るけどね、って言っちゃうひーちゃんは
強がってるように見えた、よ。