先日の
「可愛いわんこの為の手作り石けん講座 in ハーブランドシーズン」(⇒2018.10.14記事参照)では
何故わんちゃんに手作り石けんを使っていただきたいのか、
その理由を、わんちゃんのお肌や汗の特性など知っていただいた上で
合成界面活性剤を使用しているか否かのチェック方法も併せてお伝えし、
身体への影響など、資料を使って説明させていただきました。
ご参加くださった方達のFBや、いただいたメッセージなどから
こちらが思う以上にご理解、納得くださっていたことを感じ、
本当に嬉しく思っています有難うございました。
当日、ランチを用意してくれていた、ホームドッグソーパー検定もご受講されたMちゃんが、
昨夜、界面活性剤に関する質問LINEを送ってくれて。
いろいろやりとりさせていただいたので、今日はそのノリで(笑)、
ちょっと違う視点から、補足させていただきますね。
まずは「勘違い」や「混同」が起こりがちな、
「界面活性剤」と「合成界面活性剤」。
ひとことで「界面活性剤」っていうと
天然のもの、合成のもの、どちらか一方ではなく、どちらのことも指す言葉で
そもそも天然の「界面活性剤」は水と油を混ぜ合わせる働きがあり、
無添加せっけんにも含まれていて(石けん成分)、
それは脂肪酸などと呼ばれ、逆にそれがないと石けんとして機能しません。
なので、ちょっとずるい書き方で、合成界面活性剤の表記が
「成分名〇〇〇〇〇(界面活性剤)」
ってなってることも。間違いじゃないけど厳密に言えば何か足りない、みたいな。
特に犬の石けんは成分表示の義務がないので、曖昧な表記が多数みられます。
むしろ、成分名とか書いてくれてたら良心的なほうじゃないかな。
(でも商品ラベルには書かれてないことが多い。調べると出てくる感じ。)
つまりは「合成って書いてない=合成じゃないとは限らない」のが現実です。
って・・・まずはここまで大丈夫でしょうか(笑)。
講座内でお話させていただいた通り、
手作り石けんは万が一、わんちゃんが舐めてしまった場合でも、胃酸で分解されるのですが
RCOONa(せっけん) + HCl(胃酸) ⇒ RCOOH(脂肪酸) + NaCl(食塩)
化学式で表すと、これが揺るぎないものであることがご理解いただけるかなと(笑)。
でも大量に食べちゃった場合は念の為お医者さんにGOです。あまりないことと思うけど・・・。
合成・・・の方は、資料でご覧いただいた通りなわけで。
ただ、市販のシャンプーの、中には獣医さんが出してくれるものであっても
成分を調べると、合成界面活性剤、助剤、殺菌剤、香料、着色料・・・
ちょっと心配なものが入っていたりするのは事実なんですが、
でもね、中身が心配なもの、身体によくないんじゃないの?って思われるものでも
それを使わないと太刀打ちできない場合もあるわけで、
症状によっては、毒を以って毒を制さないといけないときもあるから、
そうなると「合成界面活性剤を使用した製品=全てにおいて悪」とは言えないわけで。
大事なときは臨機応変に、お医者さんの指示に従うべきと思います。
・・・行くとこに行くと(;・∀・)?
某メーカーのアロマに傾倒し過ぎて?
エッセンシャルオイルで何でも解決しようとする飼い主さんを見かけたりするのだけど(;・∀・)
個人的な意見として、固執し過ぎは良くないと思ってます。
むしろ、お薬で闘っているときは、
使っているお薬の力を弱めてしまう可能性のあるアロマやハーブには気を付ける位でなくては。
お伝えした通り、
手作り石けんのメリット、たーくさんあるのは間違いないのですが
時には自然なものにこだわり過ぎず、
一歩引いた目で判断して、上手に選んでいただけたら
・・・みなさんきっとたくさんお勉強されてるから大丈夫と思ってますけど、念の為^^
以上、老婆心からの独り言でしたー
そだ♪
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を!
などのご依頼、有難うございまーすっ♪>N先生
材料が揃いましたら、改めてご連絡させていただきますね^^
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