車での吹雪の備え、雪道走行や立ち往生には?【後編】 | ノン アレルギー防災(親子の ノンアレルギー 防災+非常食(災害食))

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車での吹雪の備え、雪道走行や立ち往生には?【前編】
の続きの記事となります。ぜひ前編もご覧になってくださいね!

雪道を運転する際の注意

雪道では乾燥した道路に比べ、ブレーキが効かなかったり、スリップすることによるトラブルが発生する可能性が高いです。
雪道を運転する際は、「車間距離を長くとる」こと、「急発進」「急ブレーキ」を避けましょう。
また、風通しのよい「橋の上」や「トンネルの出入口付近」は、路面が凍結しやすいので、危険です。
路面が濡れたように黒く光って見える路面は、濡れているのではなく、非常に滑りやすいブラックアイスバーンという路面に薄い氷の膜が張った状態になっている場合があるので、特に注意が必要です。
運転中に吹雪や地吹雪等により視界が悪くなったときや視界が真っ白になり何も見えない状況(ホワイトアウト)になった場合は、早めに停車帯やコンビニ、道の駅などへ移動しましょう。

参照元:避難の心得(雪害編)|日本気象協会 トクする!防災

雪道でスタックした場合の対処法

スタックとは、滑りやすく軟弱な路面などで
「アクセルを踏んでもタイヤが空転して前に進まない」という状態です。
雪道ではアクセルを踏み込んでも空回りして、その摩擦熱によって雪が溶け、ますます滑りやすくなってしまいます。
完全にスタックしてしまうと、いくらアクセルを踏んでも進むことができなくなり、牽引や重機などを使わないと脱出できなくなるということにもなりかねません。
しかし、初期の段階であれば、自力で脱出することが可能な場合もあります。

スリップや故障等で立ち往生した場合は?

長時間の通行止めを回避するためには、除雪優先区間(通行止め予定区間)について車両の進入を防ぐための通行止めが重要です。

  1. スリップや故障等で立ち往生した場合はハザードランプを点灯して停車。至急、道路緊急ダイヤル#9910に連絡をします。
  2. 最寄りの道路管理者に電話がつながりますので、道路名、進行方向、周辺の施設、状況などを知らせましょう。

参照元:雪道での立ち往生対策、路面凍結によるスタック発生時のお願い~タイヤチェーンの準備も忘れずに!/青森河川国道事務所

立ち往生に巻き込まれたら

立ち往生に巻き込まれたら、マフラー周辺に雪が積もったままエンジンをかけると排気ガスが車の中に入り、一酸化炭素(CO)中毒の危険性が生じるので、原則はエンジンを切ることが基本になります。
(JAFの実験でエアコンが内気循環であったり、窓を少し開けていたとしても一酸化炭素中毒で「数時間で失神」するというデーターがあります。参考:雪で埋まった場合の一酸化炭素中毒の危険性とは?

その際には、防寒着や毛布・カイロなど、ヒーターを頼らないで、暖をとれる準備をしておくことが非常に大切となります。
やむを得ずエンジンをかけて暖房を入れる場合は、マフラーの出口付近をこまめに除雪して、エンジンもかけっぱなしにせず、ある程度車内が温まったらすぐエンジンを止めましょう。
※アイドリング時の燃料消費量は、1時間当たり0.8〜1リットルほど(乗用車の場合)。残量によっては、目的地や次のガソリンスタンドに付く前に燃料が切れてしまう場合もあります。

立ち往生の際に役に立つ防寒対策は、車内泊の記事でも触れています。
ぜひ合わせてご覧ください!

まとめ

冬の運転は雪に加えて「路面凍結」など、常に危険と隣り合わせという認識を持って運転をしましょう。
特に通勤中は、つい急ぎがちに。しかし、急発進・急ブレーキがブレーキが効かくなったり、スリップすることによるトラブルが発生する原因に。
いつも以上に備えと余裕を持って行動をしていきましょう!