[蚊に刺された画像だけで脳がかゆみ感じる 生理研が仕組み解明]
(日本経済新聞 2013年8月2日)
かゆみを生じさせそうなものを見ると、なぜ実際にかゆみを感じるのか――。
自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の望月秀紀特任助教(神経
科学)らのグループが、蚊に刺された腕の画像を見せる実験をし、かゆみを
感じて「かきたい」と欲求を発する脳内の仕組みを確認したと、2日までに
米専門誌で発表した。
望月特任助教は「さらにかゆみに関わる仕組みを解明できれば、アトピー性
皮膚炎などで、かく行為を制御し、症状の悪化を防ぐ治療につながるかも
しれない」としている。
実験では、健康な男女18人に、蚊に何度も刺されて腫れた腕の写真など5枚を
断続的に計30秒間見せ、この時の脳の働きを磁気共鳴画像装置(MRI)で
調べた。
すると、脳内で情動(感情)をつかさどる「島皮質」と、運動の制御や欲求を
つかさどる「大脳基底核」の活動が高まっていた。
解析すると、両部位の働きには相関関係が見られ、かゆみを思い起こした
不快感と「かきたい」という欲求のつながりが、両部位間で強化されている
ことが分かった。
このつながりを弱めることができれば、むやみにかく行為を防止できる
可能性があり、今後、島皮質と大脳基底核の間での、具体的な信号のやりとり
などを詳しく調べるという。
〔共同〕
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0203Q_S3A800C1CR8000/
[粉製品の保存中にダニ繁殖 お好み焼きでアレルギー症状が多いワケ]
(SankeiBiz 2013年5月11日)
開封後に使い切れなかったお好み焼き粉などの粉製品を輪ゴムなどでとめ、
常温保存している家庭は多いのではないだろうか。
保存中にダニが繁殖し、それを使った食材でアナフィラキシーなどの
アレルギー症状を発症するケースが報告されている。
専門家は開封した粉製品は必ず冷蔵保存するなど呼び掛けている。
(平沢裕子)
<既往ない人も>
粉製品に混入したダニを食べたことによるアナフィラキシーは1993年に
初めて確認。
海外ではホットケーキが原因のことが多く、「パンケーキ・シンドローム」
とも呼ばれている。
日本ではお好み焼きが原因のことが多い。
はらだ皮膚科クリニック(兵庫県西宮市)の原田晋院長が国内で発症した
38例を分析したところ、9割がお好み焼き・タコ焼き、残りがホットケーキと
ピザ。
これらの粉製品は開封後に数カ月から数年にわたって常温保存されていた。
原田院長は「お好み焼きでの発症が多いのは、お好み焼き粉は小麦粉単体より
長期間保存されることが多いのと、魚介エキスやアミノ酸が加えられている
ことでダニがわきやすいためだろう」と指摘する。
アナフィラキシーなどアレルギー症状が出た人はダニアレルギーで、
ぜんそくやアトピー性皮膚炎などを既往している人がほとんど。
中には発症までアレルギー疾患の既往がない人もいた。
「ダニアレルギーでない人も繰り返しダニ混入の食品を食べることで、
ダニアレルギーとなる可能性があるのかもしれない」と原田院長。
原因となったダニは、コナヒョウヒダニやケナガコナダニなど室内に普通に
いる種類で、開封後に袋内に混入し、常温で保存する中で繁殖したと
みられる。
食品害虫に詳しい農研機構食品総合研究所(茨城県つくば市)上席研究員の
宮ノ下明大さんは「これらのダニは半透明なクリーム色で肉眼で見ただけでは
なかなか分からない。アレルギーはダニのタンパク質に反応して起こるので、
生きているダニだけでなく死骸やフンも原因」と指摘する。
<防げないダニ混入>
ダニは常温では約1カ月で成虫になり、成虫になると多くの卵を産み、
爆発的に増殖する。
開封後の粉製品を密封性の高い容器に入れ、さらにポリ袋に入れるなどの
工夫をしてもダニの混入を防ぐのは難しいという。
ダニは低温で成長の速度が遅くなるため、開封後は袋の口を輪ゴムなどで
とめ、冷蔵庫で保存するのが望ましい。
一番は、開封後はなるべく早めに使い切ることだ。
原田院長は「アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくなどでダニアレルギーを
有している人は特にリスクが高く、注意が必要。アレルギーの有無に
かかわらず、開封後の粉製品は冷蔵庫で保存するか使い切りの小分けの
パックを利用し、ダニを経口摂取しないようにしてほしい」と話している。
<表示で「虫害」と警告>
アナフィラキシーは、複数のアレルギー症状が短時間で生じる状態。
発疹やじんましんが出て、呼吸が苦しくなるなどする。
重症化すると死亡することもある。
ダニによるアナフィラキシーの報告が相次いでいるのを受け、食品メーカーは
数年前からミックス粉などの粉製品に「虫害による健康被害」や「冷蔵庫での
保存」を注意書きに加え始めた。
ただ、こうした表示がない粉製品もあり、また、表示に気づかないまま常温
保存している家庭も少なくないとみられる。
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/130511/ecb1305111300000-n1.htm
(SankeiBiz 2013年5月11日)
開封後に使い切れなかったお好み焼き粉などの粉製品を輪ゴムなどでとめ、
常温保存している家庭は多いのではないだろうか。
保存中にダニが繁殖し、それを使った食材でアナフィラキシーなどの
アレルギー症状を発症するケースが報告されている。
専門家は開封した粉製品は必ず冷蔵保存するなど呼び掛けている。
(平沢裕子)
<既往ない人も>
粉製品に混入したダニを食べたことによるアナフィラキシーは1993年に
初めて確認。
海外ではホットケーキが原因のことが多く、「パンケーキ・シンドローム」
とも呼ばれている。
日本ではお好み焼きが原因のことが多い。
はらだ皮膚科クリニック(兵庫県西宮市)の原田晋院長が国内で発症した
38例を分析したところ、9割がお好み焼き・タコ焼き、残りがホットケーキと
ピザ。
これらの粉製品は開封後に数カ月から数年にわたって常温保存されていた。
原田院長は「お好み焼きでの発症が多いのは、お好み焼き粉は小麦粉単体より
長期間保存されることが多いのと、魚介エキスやアミノ酸が加えられている
ことでダニがわきやすいためだろう」と指摘する。
アナフィラキシーなどアレルギー症状が出た人はダニアレルギーで、
ぜんそくやアトピー性皮膚炎などを既往している人がほとんど。
中には発症までアレルギー疾患の既往がない人もいた。
「ダニアレルギーでない人も繰り返しダニ混入の食品を食べることで、
ダニアレルギーとなる可能性があるのかもしれない」と原田院長。
原因となったダニは、コナヒョウヒダニやケナガコナダニなど室内に普通に
いる種類で、開封後に袋内に混入し、常温で保存する中で繁殖したと
みられる。
食品害虫に詳しい農研機構食品総合研究所(茨城県つくば市)上席研究員の
宮ノ下明大さんは「これらのダニは半透明なクリーム色で肉眼で見ただけでは
なかなか分からない。アレルギーはダニのタンパク質に反応して起こるので、
生きているダニだけでなく死骸やフンも原因」と指摘する。
<防げないダニ混入>
ダニは常温では約1カ月で成虫になり、成虫になると多くの卵を産み、
爆発的に増殖する。
開封後の粉製品を密封性の高い容器に入れ、さらにポリ袋に入れるなどの
工夫をしてもダニの混入を防ぐのは難しいという。
ダニは低温で成長の速度が遅くなるため、開封後は袋の口を輪ゴムなどで
とめ、冷蔵庫で保存するのが望ましい。
一番は、開封後はなるべく早めに使い切ることだ。
原田院長は「アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくなどでダニアレルギーを
有している人は特にリスクが高く、注意が必要。アレルギーの有無に
かかわらず、開封後の粉製品は冷蔵庫で保存するか使い切りの小分けの
パックを利用し、ダニを経口摂取しないようにしてほしい」と話している。
<表示で「虫害」と警告>
アナフィラキシーは、複数のアレルギー症状が短時間で生じる状態。
発疹やじんましんが出て、呼吸が苦しくなるなどする。
重症化すると死亡することもある。
ダニによるアナフィラキシーの報告が相次いでいるのを受け、食品メーカーは
数年前からミックス粉などの粉製品に「虫害による健康被害」や「冷蔵庫での
保存」を注意書きに加え始めた。
ただ、こうした表示がない粉製品もあり、また、表示に気づかないまま常温
保存している家庭も少なくないとみられる。
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/130511/ecb1305111300000-n1.htm
[開けたお好み焼き粉がアレルギー原因に]
(日経ウーマンオンライン 2011年3月11日)
お好み焼きを自宅で調理して食べた後に、じんましんが出たり、呼吸困難に
陥る——こんなアレルギー症状の報告が増えている。
問題は、粉を開封した後の管理にある。
密閉せず常温で何カ月も置いておくことで、粉にダニが繁殖する場合がある。
ミックス粉などの粉製品に混入したダニの経口摂取によるアナフィラキシー
(急性の全身性・重度のアレルギー反応)の症例は、「1993年に海外で
初めて報告され、“パンケーキシンドローム”として問題視されている」と、
聖路加国際病院皮膚科の中野敏明医師はいう。
中野医師が経験した症例では、20代女性が自宅で開封後数カ月間常温保存したお好み焼き粉を調理・摂取後に、じんましんや下痢などのアナフィラキシー
症状を発症し、救急センターを受診。
患者が調理に使った粉(事故粉)からは1g当たり1万匹以上のダニが検出
された。
<ダニを繁殖させない注意ポイント>
(1)開封後、密閉しないで常温保存していたミックス粉は捨てる
密閉しない状態で数カ月間常温に置いたものは、ダニが繁殖している
可能性あり。
思い切って処分しよう。
容器や棚、引き出しの中に散らばった粉類もダニのすみかに。
掃除機できれいにした後、しっかり水拭きして乾燥させよう。
(2)開封後の粉類は密閉して冷蔵庫に保管する
開封後の粉類の常温長期間保存はNG。
輪ゴムで止める程度では、隙間からダニが入りこむ。
密閉し、冷蔵保存するとダニの混入を防ぐことができる。
(3)ダニアレルゲンは加熱しても壊れない
ダニアレルゲンの中には加熱に強い性質を持つものも。
アレルギーを防ぐには、食品中のダニの繁殖を食い止めることが大切だ。
アレルギー反応には発症する「閾値(いきち)」という指標がある。
コップの上端ラインを閾値とすると、ここから水があふれ出すと症状が
起こる。「ぜんそくを引き起こすダニアレルゲン(Der1)の発症閾値は室内塵
1g当たり10ugとされるが、事故粉からは1g当たり100ugを上回るダニ
アレルゲンが検出された」(中野医師)。
薄力粉とお好み焼き粉でダニの繁殖性を比較した研究では、お好み焼き粉の
方がダニが繁殖しやすいという結果も(グラフ)。
「添加されている食品のアミノ酸類をダニが餌にするのでは」と中野医師は
推測する。
中野医師らと共同研究を行うITEA東京環境アレルギー研究所の白井秀治
さんは、「気密性が高くリビングや寝室と台所が近接している住居は特に
注意が必要。布団やカーペットに繁殖したダニが容易に台所に移動する。
コナヒョウヒダニはシャープペンの芯の先ほどの大きさで、空気中にも
浮遊し、袋の隙間から入りこんで増殖する」という。
適度な温度と湿度があるキッチンは、ダニが好む環境なのだ。
「ダニは低温環境では活動できない。開封後の粉製品はすぐに密閉し、
冷蔵庫に保存することが大切」(白井さん)。
お好み焼き粉やホットケーキミックスの他、小麦粉なども念のため冷蔵保存
すると安心だ。
「これまで、小麦アレルギーで済まされていた患者も多いと思われる。
思いあたる症状があったら、専門家による確定診断を受けた方がいい。
その際、原因となった可能性がある粉は捨てずに持参し、皮膚科かアレルギー
内科へ」と、中野医師はアドバイスする。
<こんな人はリスクが高い>
・過去にハウスダストアレルギー、アスピリン不耐症といわれたことがある。
・アトピーやアレルギー性鼻炎などアレルギー性疾患がある。
・マンションなど気密性が高い住居で、リビングや寝室と台所が近い。
・お好み焼き粉やホットケーキミックスを使い置きすることが多い。
<こんな症状に注意>
呼吸困難、じんましんや皮膚の赤み、かゆみ、下痢、鼻づまり、動悸、嘔吐、
腹痛、下痢、目の充血、意識低下など。
症状は食後すぐに出る場合と、5~6時間後に出てくる場合がある。
意識がもうろうとしたり呼吸困難になったら救急車を呼ぶ。
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20110308/110348/
(日経ウーマンオンライン 2011年3月11日)
お好み焼きを自宅で調理して食べた後に、じんましんが出たり、呼吸困難に
陥る——こんなアレルギー症状の報告が増えている。
問題は、粉を開封した後の管理にある。
密閉せず常温で何カ月も置いておくことで、粉にダニが繁殖する場合がある。
ミックス粉などの粉製品に混入したダニの経口摂取によるアナフィラキシー
(急性の全身性・重度のアレルギー反応)の症例は、「1993年に海外で
初めて報告され、“パンケーキシンドローム”として問題視されている」と、
聖路加国際病院皮膚科の中野敏明医師はいう。
中野医師が経験した症例では、20代女性が自宅で開封後数カ月間常温保存したお好み焼き粉を調理・摂取後に、じんましんや下痢などのアナフィラキシー
症状を発症し、救急センターを受診。
患者が調理に使った粉(事故粉)からは1g当たり1万匹以上のダニが検出
された。
<ダニを繁殖させない注意ポイント>
(1)開封後、密閉しないで常温保存していたミックス粉は捨てる
密閉しない状態で数カ月間常温に置いたものは、ダニが繁殖している
可能性あり。
思い切って処分しよう。
容器や棚、引き出しの中に散らばった粉類もダニのすみかに。
掃除機できれいにした後、しっかり水拭きして乾燥させよう。
(2)開封後の粉類は密閉して冷蔵庫に保管する
開封後の粉類の常温長期間保存はNG。
輪ゴムで止める程度では、隙間からダニが入りこむ。
密閉し、冷蔵保存するとダニの混入を防ぐことができる。
(3)ダニアレルゲンは加熱しても壊れない
ダニアレルゲンの中には加熱に強い性質を持つものも。
アレルギーを防ぐには、食品中のダニの繁殖を食い止めることが大切だ。
アレルギー反応には発症する「閾値(いきち)」という指標がある。
コップの上端ラインを閾値とすると、ここから水があふれ出すと症状が
起こる。「ぜんそくを引き起こすダニアレルゲン(Der1)の発症閾値は室内塵
1g当たり10ugとされるが、事故粉からは1g当たり100ugを上回るダニ
アレルゲンが検出された」(中野医師)。
薄力粉とお好み焼き粉でダニの繁殖性を比較した研究では、お好み焼き粉の
方がダニが繁殖しやすいという結果も(グラフ)。
「添加されている食品のアミノ酸類をダニが餌にするのでは」と中野医師は
推測する。
中野医師らと共同研究を行うITEA東京環境アレルギー研究所の白井秀治
さんは、「気密性が高くリビングや寝室と台所が近接している住居は特に
注意が必要。布団やカーペットに繁殖したダニが容易に台所に移動する。
コナヒョウヒダニはシャープペンの芯の先ほどの大きさで、空気中にも
浮遊し、袋の隙間から入りこんで増殖する」という。
適度な温度と湿度があるキッチンは、ダニが好む環境なのだ。
「ダニは低温環境では活動できない。開封後の粉製品はすぐに密閉し、
冷蔵庫に保存することが大切」(白井さん)。
お好み焼き粉やホットケーキミックスの他、小麦粉なども念のため冷蔵保存
すると安心だ。
「これまで、小麦アレルギーで済まされていた患者も多いと思われる。
思いあたる症状があったら、専門家による確定診断を受けた方がいい。
その際、原因となった可能性がある粉は捨てずに持参し、皮膚科かアレルギー
内科へ」と、中野医師はアドバイスする。
<こんな人はリスクが高い>
・過去にハウスダストアレルギー、アスピリン不耐症といわれたことがある。
・アトピーやアレルギー性鼻炎などアレルギー性疾患がある。
・マンションなど気密性が高い住居で、リビングや寝室と台所が近い。
・お好み焼き粉やホットケーキミックスを使い置きすることが多い。
<こんな症状に注意>
呼吸困難、じんましんや皮膚の赤み、かゆみ、下痢、鼻づまり、動悸、嘔吐、
腹痛、下痢、目の充血、意識低下など。
症状は食後すぐに出る場合と、5~6時間後に出てくる場合がある。
意識がもうろうとしたり呼吸困難になったら救急車を呼ぶ。
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20110308/110348/
あなたも実は「セリアック病」? 気付いている患者はわずか 米研究]
(あなたの健康百科 2013年1月7日)
セリアック病は、小麦などタンパク質「グルテン」を含むものを食べると
小腸に炎症が起こり、慢性の下痢や貧血、疲労感などの症状が現れる自己免疫
疾患。
これまでの研究から、診断された患者と診断されていない患者は同じくらい
だとされていたが、米メイヨー・クリニックの Joseph A. Murray氏らが
全米の人口サンプル7,798人を調べたところ、全米で約180万人のセリアック
病患者がおり、その大半がセリアック病であることに気付いていないことが
分かったと、米医学誌「American Journal of Gastroenterology」
(2012; 107: 1538-1544)に発表した。
<未診断でグルテン除去食取る人多数>
他の食材や成分と同じくグルテンにもアレルギーを持つ人がおり、テニスの
ノバク・ジョコビッチ選手が有名だ。
そのグルテンアレルギーの中でも重篤な症状が出るものの1つとして、
セリアック病が挙げられる。
この病気は、小麦やライ麦、大麦などのグルテンを含むものを食べると免疫が
反応して小腸で炎症が起こり、栄養を吸収しづらくなる。
症状は、軽い胃の不調から栄養失調まで幅広い。
治療はグルテンを断つことが基本だ。
Murray氏らは、米国で2009~2010年に行われた国民保健栄養調査
(NHANES)の参加者7,798人(6歳以上)の血液検査と聞き取りから、
セリアック病の有病率を算出。
その結果、セリアック病の有病率は0.71%で、これは全米で約180万人の
セリアック病患者がいる計算となる。
なお、患者の年齢(中央値)は45歳だった。
Murray氏らは「この研究で示されたセリアック病の有病率は欧州諸国と同じ
程度だったが、大半の患者が未診断だったことから、医師はセリアック病を
十分診断できていないことが示唆された」と述べている。
また、グルテン除去食を食べている人の大半がセリアック病と診断されない
ままグルテン除去食を取っていることも明らかになった。
Murray氏らは「グルテン除去食を取っている人は多いが、医学的な必要性が
どの程度あるかは不明。自分がセリアック病かもしれないと思う人は、
グルテン除去食を始める前にまず検査を受けることが重要だ」と述べている。
http://kenko100.jp/news/13/01/07/01
(あなたの健康百科 2013年1月7日)
セリアック病は、小麦などタンパク質「グルテン」を含むものを食べると
小腸に炎症が起こり、慢性の下痢や貧血、疲労感などの症状が現れる自己免疫
疾患。
これまでの研究から、診断された患者と診断されていない患者は同じくらい
だとされていたが、米メイヨー・クリニックの Joseph A. Murray氏らが
全米の人口サンプル7,798人を調べたところ、全米で約180万人のセリアック
病患者がおり、その大半がセリアック病であることに気付いていないことが
分かったと、米医学誌「American Journal of Gastroenterology」
(2012; 107: 1538-1544)に発表した。
<未診断でグルテン除去食取る人多数>
他の食材や成分と同じくグルテンにもアレルギーを持つ人がおり、テニスの
ノバク・ジョコビッチ選手が有名だ。
そのグルテンアレルギーの中でも重篤な症状が出るものの1つとして、
セリアック病が挙げられる。
この病気は、小麦やライ麦、大麦などのグルテンを含むものを食べると免疫が
反応して小腸で炎症が起こり、栄養を吸収しづらくなる。
症状は、軽い胃の不調から栄養失調まで幅広い。
治療はグルテンを断つことが基本だ。
Murray氏らは、米国で2009~2010年に行われた国民保健栄養調査
(NHANES)の参加者7,798人(6歳以上)の血液検査と聞き取りから、
セリアック病の有病率を算出。
その結果、セリアック病の有病率は0.71%で、これは全米で約180万人の
セリアック病患者がいる計算となる。
なお、患者の年齢(中央値)は45歳だった。
Murray氏らは「この研究で示されたセリアック病の有病率は欧州諸国と同じ
程度だったが、大半の患者が未診断だったことから、医師はセリアック病を
十分診断できていないことが示唆された」と述べている。
また、グルテン除去食を食べている人の大半がセリアック病と診断されない
ままグルテン除去食を取っていることも明らかになった。
Murray氏らは「グルテン除去食を取っている人は多いが、医学的な必要性が
どの程度あるかは不明。自分がセリアック病かもしれないと思う人は、
グルテン除去食を始める前にまず検査を受けることが重要だ」と述べている。
http://kenko100.jp/news/13/01/07/01
[歯科充填材アマルガムの安全性否認の勧告]
(Healthdayjapan 2006年9月7日)
米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は、水銀を含有する「アマルガム歯科
充填材」を安全であるとする政府の報告書に対し、2度の投票の結果いずれも
13対7で、認められないとの結論に達したとAP通信が報じた。
FDAは諮問委員会の勧告に従うことを強制されるものではないが、通常は従う
ことが多い。
アマルガムには、銀、銅、錫(スズ)、亜鉛などと結合する形で約50%の
水銀が含まれている。
歯科専門家は、他の金属と結合した水銀は健康に害を及ぼさないとして
いるが、消費者団体は、水銀が水銀蒸気の形で漏れ出し、血液中に入り込むと
している。
米国歯科医師会(ADA)によると、アマルガムの使用は減少傾向にあり、
代用として樹脂複合材が用いられているという。
カナダ、ノルウェー、スウェーデン、英国、ドイツ、デンマークなどの各国
では現在、水銀を含む充填材の妊婦への使用を避けるよう歯科医に勧告して
いる。
しかしADAは、この勧告は健康被害や毒性作用に関する科学的根拠がないまま
出されたものであり、アマルガムは有用な選択肢の1つであるとしている。
米国医師会誌「JAMA」4月19日号に掲載された2研究では、アマルガムを
使用した小児と複合材を使用した小児との間にIQ、記憶力、注意力、腎機能
などの差は認められなかった。
充填材にかかる圧力が大きい奥歯などの治療には、アマルガムが他の充填材
よりも優れているという意見もある。
AP通信によると、FDA当局は諮問委員会に対し、内部機関による最近の
34研究のメタ分析結果についても慎重な審査を求めたという。
この審査では、アマルガム充填材に害はないとするFDAの結論を覆すような
有意な情報は認められなかったが、委員会の顧問の1人はAP通信に対し、
この審査は不十分なものであったと述べている。
9月5日には、複数の団体が妊婦への水銀充填材の使用を直ちに禁止する
ことを求める嘆願書をFDAに提出した。
FDAの回答期間は6カ月。
しかし、アマルガム充填材の使用を禁止すれば治療コストが上がり、虫歯
治療を受ける人の減少につながり、ひいては米国人の口腔衛生に害が及ぶ
ことになるので、アマルガムを禁止すべきではないという専門家の声もある。
http://www.healthdayjapan.com/
(Healthdayjapan 2006年9月7日)
米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は、水銀を含有する「アマルガム歯科
充填材」を安全であるとする政府の報告書に対し、2度の投票の結果いずれも
13対7で、認められないとの結論に達したとAP通信が報じた。
FDAは諮問委員会の勧告に従うことを強制されるものではないが、通常は従う
ことが多い。
アマルガムには、銀、銅、錫(スズ)、亜鉛などと結合する形で約50%の
水銀が含まれている。
歯科専門家は、他の金属と結合した水銀は健康に害を及ぼさないとして
いるが、消費者団体は、水銀が水銀蒸気の形で漏れ出し、血液中に入り込むと
している。
米国歯科医師会(ADA)によると、アマルガムの使用は減少傾向にあり、
代用として樹脂複合材が用いられているという。
カナダ、ノルウェー、スウェーデン、英国、ドイツ、デンマークなどの各国
では現在、水銀を含む充填材の妊婦への使用を避けるよう歯科医に勧告して
いる。
しかしADAは、この勧告は健康被害や毒性作用に関する科学的根拠がないまま
出されたものであり、アマルガムは有用な選択肢の1つであるとしている。
米国医師会誌「JAMA」4月19日号に掲載された2研究では、アマルガムを
使用した小児と複合材を使用した小児との間にIQ、記憶力、注意力、腎機能
などの差は認められなかった。
充填材にかかる圧力が大きい奥歯などの治療には、アマルガムが他の充填材
よりも優れているという意見もある。
AP通信によると、FDA当局は諮問委員会に対し、内部機関による最近の
34研究のメタ分析結果についても慎重な審査を求めたという。
この審査では、アマルガム充填材に害はないとするFDAの結論を覆すような
有意な情報は認められなかったが、委員会の顧問の1人はAP通信に対し、
この審査は不十分なものであったと述べている。
9月5日には、複数の団体が妊婦への水銀充填材の使用を直ちに禁止する
ことを求める嘆願書をFDAに提出した。
FDAの回答期間は6カ月。
しかし、アマルガム充填材の使用を禁止すれば治療コストが上がり、虫歯
治療を受ける人の減少につながり、ひいては米国人の口腔衛生に害が及ぶ
ことになるので、アマルガムを禁止すべきではないという専門家の声もある。
http://www.healthdayjapan.com/
[歯科治療用の水銀の詰め物、さらに調査が必要]
(健康トレンディー 2007年)
歯の治療に使用する水銀の詰め物が人体に有害ではないのかとの疑問が
出されていたが、FDA(アメリカ食品医薬品局)の「危険ではあるとは
言えない」という報告に、FDAから意見を求められた諮問委員たちは、
13対7の投票で、「FDAの報告は現在利用できる情報の質と量から考えても
納得のいくものではない」と結論した。
<FDA、科学者の意見と相違>
歯の治療に使うアマルガムの詰め物は、重量から見ると、50%が水銀で、
それに銀や銅や錫(すず)が混ざっている。
歯科医たちは昔からこの合金は安全であると語ってきた。
アマルガムの詰め物は、患者が物を噛んだり、歯磨きをしたりするとき、
水銀蒸気を出す。
この数値が一定レベルに達すると脳や腎臓には取り返しのつかない損傷を
与える。
科学者たちも、アマルガムの使用と連動して人体の水銀濃度が上昇することを
確認している。
にもかかわらず、FDAの報告は人体に有害なレベルまでには達していない、と
報告しているのである。
<子どもと妊婦への使用は禁止すべき>
このような状況下で、消費者団体は、「魚の水銀濃度を問題にしておき
ならが、人間の脳の水銀濃度を問題にしないのはおかしい」として、
少なくとも6歳以下の子どもと妊婦には水銀の詰め物を使用することを直ちに
禁止すべきであると提言している。
http://www.kenko-trendy.com/nakazawa/001574.html
(健康トレンディー 2007年)
歯の治療に使用する水銀の詰め物が人体に有害ではないのかとの疑問が
出されていたが、FDA(アメリカ食品医薬品局)の「危険ではあるとは
言えない」という報告に、FDAから意見を求められた諮問委員たちは、
13対7の投票で、「FDAの報告は現在利用できる情報の質と量から考えても
納得のいくものではない」と結論した。
<FDA、科学者の意見と相違>
歯の治療に使うアマルガムの詰め物は、重量から見ると、50%が水銀で、
それに銀や銅や錫(すず)が混ざっている。
歯科医たちは昔からこの合金は安全であると語ってきた。
アマルガムの詰め物は、患者が物を噛んだり、歯磨きをしたりするとき、
水銀蒸気を出す。
この数値が一定レベルに達すると脳や腎臓には取り返しのつかない損傷を
与える。
科学者たちも、アマルガムの使用と連動して人体の水銀濃度が上昇することを
確認している。
にもかかわらず、FDAの報告は人体に有害なレベルまでには達していない、と
報告しているのである。
<子どもと妊婦への使用は禁止すべき>
このような状況下で、消費者団体は、「魚の水銀濃度を問題にしておき
ならが、人間の脳の水銀濃度を問題にしないのはおかしい」として、
少なくとも6歳以下の子どもと妊婦には水銀の詰め物を使用することを直ちに
禁止すべきであると提言している。
http://www.kenko-trendy.com/nakazawa/001574.html
[水銀は糖尿病まで引き起こす? 若い頃の暴露でリスク1.7倍 米研究]
(あなたの健康百科 2013年2月27日)
脳や神経、腎臓など体にさまざまな障害をもたらす水銀だが、若い頃から体に
多く蓄積すると糖尿病も引き起こすという可能性が出てきた。
米インディアナ大学ブルーミントン校公衆衛生学部のKa He教授らは、
20~30歳の男女を18年間追跡したところ、体内の水銀蓄積量が多いグループ
で糖尿病の発症リスクが1.7倍高かったと、2月19日発行の米医学誌
「Diabetes Care」(電子版)に報告した。
水銀の蓄積量が多いほど、血糖をコントロールするホルモン、インスリンを
分泌する能力が低下していたという。
<足の爪から水銀量を測定>
水銀は毒性が高いことで知られており、中でも水俣病の原因物質となった
メチル水銀などの有機水銀は、少量でも脳を中心にさまざまな臓器を破壊し、
死に至らせる場合もある。
現在では多くの国で水銀の規制を行っているが、魚介類、特にマグロなど
大型の魚では水銀濃度が高く、これらを多く食べる人々では知らないうちに
水銀が体にたまっている、なんてこともあるようだ。
そのため厚生労働省は、特に妊婦に対しては食べる量を制限するよう呼び
掛けている(これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしい
こと)。
He教授らは、糖尿病発症していない20~32歳の男女3,875人の足の爪から
水銀量を測り、量によって5つのグループに分類(最も多いグループの
平均値は爪1グラム当たり0.607マイクログラム、最も少ないグループでは
0.073マイクログラム)。
平均で18年間追跡した。
なお、体にたまった水銀は髪の毛や爪などに排せつされることが多いという。
検討の結果、爪の水銀量が最も多いグループが18年間に糖尿病を発症した
割合は、最も少ないグループの1.65倍だった。
水銀蓄積量と血糖値や血液中のインスリン濃度などとの関係を検討した
ところ、いずれも認められず、インスリンを分泌する能力を表す「HOMA- β
(ベータ)」だけが、水銀蓄積量が増えると低下していた。
He教授らによると、これまでの研究によって、メチル水銀がインスリンを
分泌する膵臓の細胞(β細胞)の機能を低下させることが示唆されていると
いう。
<不飽和脂肪酸やマグネシウムで相殺される?>
以上の結果について、He氏らは「これまで明らかにされなかった長期的な
データが得られた」と主張した。
一方で、魚介類にはメチル水銀だけでなく、体に良いとされるEPAやDHA
などの不飽和脂肪酸も多く含まれており、その働きによって糖尿病リスクの
抑制効果も期待されるという日本からの報告や(「Clinical and Experimental
Pharmacology Physiology」2000; 27: 412-415)、魚の消費と糖尿病
リスクに関連が示されなかったとの報告(「Diabetes Care」2012; 35: 918
-929)、マグネシウムを取ると糖尿病発症リスクが減ったとする報告(同誌
2011; 34: 2116-2122)などにも言及。
その上で、「水銀と糖尿病リスクの関連は、ω(オメガ)3系多価不飽和
脂肪酸やマグネシウムを取ることで軽減されたり、消失されたりする可能性も
考えられる」とコメントしている。
http://kenko100.jp/news/13/02/27/02
(あなたの健康百科 2013年2月27日)
脳や神経、腎臓など体にさまざまな障害をもたらす水銀だが、若い頃から体に
多く蓄積すると糖尿病も引き起こすという可能性が出てきた。
米インディアナ大学ブルーミントン校公衆衛生学部のKa He教授らは、
20~30歳の男女を18年間追跡したところ、体内の水銀蓄積量が多いグループ
で糖尿病の発症リスクが1.7倍高かったと、2月19日発行の米医学誌
「Diabetes Care」(電子版)に報告した。
水銀の蓄積量が多いほど、血糖をコントロールするホルモン、インスリンを
分泌する能力が低下していたという。
<足の爪から水銀量を測定>
水銀は毒性が高いことで知られており、中でも水俣病の原因物質となった
メチル水銀などの有機水銀は、少量でも脳を中心にさまざまな臓器を破壊し、
死に至らせる場合もある。
現在では多くの国で水銀の規制を行っているが、魚介類、特にマグロなど
大型の魚では水銀濃度が高く、これらを多く食べる人々では知らないうちに
水銀が体にたまっている、なんてこともあるようだ。
そのため厚生労働省は、特に妊婦に対しては食べる量を制限するよう呼び
掛けている(これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしい
こと)。
He教授らは、糖尿病発症していない20~32歳の男女3,875人の足の爪から
水銀量を測り、量によって5つのグループに分類(最も多いグループの
平均値は爪1グラム当たり0.607マイクログラム、最も少ないグループでは
0.073マイクログラム)。
平均で18年間追跡した。
なお、体にたまった水銀は髪の毛や爪などに排せつされることが多いという。
検討の結果、爪の水銀量が最も多いグループが18年間に糖尿病を発症した
割合は、最も少ないグループの1.65倍だった。
水銀蓄積量と血糖値や血液中のインスリン濃度などとの関係を検討した
ところ、いずれも認められず、インスリンを分泌する能力を表す「HOMA- β
(ベータ)」だけが、水銀蓄積量が増えると低下していた。
He教授らによると、これまでの研究によって、メチル水銀がインスリンを
分泌する膵臓の細胞(β細胞)の機能を低下させることが示唆されていると
いう。
<不飽和脂肪酸やマグネシウムで相殺される?>
以上の結果について、He氏らは「これまで明らかにされなかった長期的な
データが得られた」と主張した。
一方で、魚介類にはメチル水銀だけでなく、体に良いとされるEPAやDHA
などの不飽和脂肪酸も多く含まれており、その働きによって糖尿病リスクの
抑制効果も期待されるという日本からの報告や(「Clinical and Experimental
Pharmacology Physiology」2000; 27: 412-415)、魚の消費と糖尿病
リスクに関連が示されなかったとの報告(「Diabetes Care」2012; 35: 918
-929)、マグネシウムを取ると糖尿病発症リスクが減ったとする報告(同誌
2011; 34: 2116-2122)などにも言及。
その上で、「水銀と糖尿病リスクの関連は、ω(オメガ)3系多価不飽和
脂肪酸やマグネシウムを取ることで軽減されたり、消失されたりする可能性も
考えられる」とコメントしている。
http://kenko100.jp/news/13/02/27/02
[オメガ3系によるアレルギー改善]
細胞膜は「脂質二重層」と呼ばれる構造です。
細胞膜を構成する主要な成分は「リン脂質」で頭部と尾部があります。
マッチ棒のようなイメージで、頭を外側に、軸が接するように2列に並んで
います。
細胞膜には「アラキドン酸」や「エイコサペンタエン酸」(EPA)が存在
します。
アラキドン酸はオメガ6系(n6系)の多価不飽和脂肪酸です。
一方、EPAやDHAはオメガ3系(n3系)の多価不飽和脂肪酸です。
細胞にある刺激が加わると脂肪酸が分離し、「プロスタグランジン」や
「ロイコトリエン」などの生理活性物質が産生されます。
これらの生理活性物質はホルモンに近い働きをします。
EPAやDHA(魚油)から産生されるプロスタグランジン(PGE3)の方が、
アラキドン酸(植物油)から産生されるプロスタグランジン(PGE2)よりも
血管の収縮作用が弱い。
また、血小板凝集作用が弱く、血栓ができにくい。
EPAやDHAから産生されるロイコトリエンの方が、アラキドン酸から産生
されるロイコトリエンよりも、炎症作用が弱い。
EPAやDHAを多く摂り、アラキドン酸摂取を減らすことで、炎症作用が抑制
でき、アレルギー疾患も軽減されると考えられています。
アトピー性皮膚炎は「ビオチン」やその他のビタミンとの関連も指摘されて
いますが、EPAを多く摂りアラキドン酸摂取を減らすことで改善できる
ケースもあります。
[参照]
日本ビタミン学会「ビタミンの事典」
中屋豊著「よくわかる栄養学の基本としくみ」
Wikipedia
(横山歯科医院)
--------------------------------------------------
診療項目別サイト「yokoyama-dental.info」
症状別サイト「yokoyama-dental.jp」
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細胞膜は「脂質二重層」と呼ばれる構造です。
細胞膜を構成する主要な成分は「リン脂質」で頭部と尾部があります。
マッチ棒のようなイメージで、頭を外側に、軸が接するように2列に並んで
います。
細胞膜には「アラキドン酸」や「エイコサペンタエン酸」(EPA)が存在
します。
アラキドン酸はオメガ6系(n6系)の多価不飽和脂肪酸です。
一方、EPAやDHAはオメガ3系(n3系)の多価不飽和脂肪酸です。
細胞にある刺激が加わると脂肪酸が分離し、「プロスタグランジン」や
「ロイコトリエン」などの生理活性物質が産生されます。
これらの生理活性物質はホルモンに近い働きをします。
EPAやDHA(魚油)から産生されるプロスタグランジン(PGE3)の方が、
アラキドン酸(植物油)から産生されるプロスタグランジン(PGE2)よりも
血管の収縮作用が弱い。
また、血小板凝集作用が弱く、血栓ができにくい。
EPAやDHAから産生されるロイコトリエンの方が、アラキドン酸から産生
されるロイコトリエンよりも、炎症作用が弱い。
EPAやDHAを多く摂り、アラキドン酸摂取を減らすことで、炎症作用が抑制
でき、アレルギー疾患も軽減されると考えられています。
アトピー性皮膚炎は「ビオチン」やその他のビタミンとの関連も指摘されて
いますが、EPAを多く摂りアラキドン酸摂取を減らすことで改善できる
ケースもあります。
[参照]
日本ビタミン学会「ビタミンの事典」
中屋豊著「よくわかる栄養学の基本としくみ」
Wikipedia
(横山歯科医院)
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診療項目別サイト「yokoyama-dental.info」
症状別サイト「yokoyama-dental.jp」
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[花粉症の子供の7割、10歳までに発症]
(産経新聞 2013年3月1日)
花粉症の子供のうち10歳までに発症している人が7割近いことが、ロート製薬
(大阪市生野区)の調査で分かった。
調査は昨年12月、16歳までの子供を持つ父母2,587人を対象に実施し、子供
4,371人の症状や実態について調べた。
それによると、子供が花粉症かどうかの質問で、
「花粉症」(18.3%)
「花粉症も通年性アレルギー性鼻炎も両方」(7.3%)
だった。
子供が花粉症だと思うとした人に発症年齢を聞くと、最も多かったのが
「5歳」(10.7%)
次いで
「3歳」(10.4%)
「6歳」(8.9%)
だった。
10歳までの発症が69.3%、5歳までの発症が36.6%で、低年齢で発症して
いる傾向がみられた。
「不明」は20.3%だった。
子供の花粉症対策(複数回答)のトップは「対策はしていない」で51%。
「マスクなどで花粉を避ける」は25.9%だったが、「子供がマスクをするのを
嫌がって困る」などの意見があった。
親の花粉症と子供の花粉症の関連で最も多かったのが「両親ともに花粉症の
場合」で、花粉症の子供は43.2%。
「母親だけ花粉症」は同32.8%、「父親だけ花粉症」は同23.4%。
「両親ともに花粉症でない」のは同11.6%だった。
同社は「子供の花粉症は気づきにくく、親の注意や心掛けが大切。屋外では
マスクを着用するなど花粉との接触を避けてほしい」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130301/bdy13030107300000-n1.htm
(産経新聞 2013年3月1日)
花粉症の子供のうち10歳までに発症している人が7割近いことが、ロート製薬
(大阪市生野区)の調査で分かった。
調査は昨年12月、16歳までの子供を持つ父母2,587人を対象に実施し、子供
4,371人の症状や実態について調べた。
それによると、子供が花粉症かどうかの質問で、
「花粉症」(18.3%)
「花粉症も通年性アレルギー性鼻炎も両方」(7.3%)
だった。
子供が花粉症だと思うとした人に発症年齢を聞くと、最も多かったのが
「5歳」(10.7%)
次いで
「3歳」(10.4%)
「6歳」(8.9%)
だった。
10歳までの発症が69.3%、5歳までの発症が36.6%で、低年齢で発症して
いる傾向がみられた。
「不明」は20.3%だった。
子供の花粉症対策(複数回答)のトップは「対策はしていない」で51%。
「マスクなどで花粉を避ける」は25.9%だったが、「子供がマスクをするのを
嫌がって困る」などの意見があった。
親の花粉症と子供の花粉症の関連で最も多かったのが「両親ともに花粉症の
場合」で、花粉症の子供は43.2%。
「母親だけ花粉症」は同32.8%、「父親だけ花粉症」は同23.4%。
「両親ともに花粉症でない」のは同11.6%だった。
同社は「子供の花粉症は気づきにくく、親の注意や心掛けが大切。屋外では
マスクを着用するなど花粉との接触を避けてほしい」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130301/bdy13030107300000-n1.htm
[アレルギーは脳腫瘍防ぐ?]
(産経新聞 2012年11月8日)
アレルギー体質の人はそうでない人に比べ、脳腫瘍の一種の神経膠腫
(グリオーマ)になりにくい可能性があるとの研究を米オハイオ州立大
チームが学術誌に発表した。
ノルウェーの血液銀行の保存血液を用い、1974~2007年にグリオーマに
なった594人と健康な1,177人で、アレルギーに関与する抗体2種類
(総IgE、特異IgE)の値を比較。
総IgEが高めだと発症のリスクは25%低下。
特異IgEが高めの女性は、より悪性のグリオーマになるリスクが54%低い
ことが分かった。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121108/bdy12110808140000-n1.htm
(産経新聞 2012年11月8日)
アレルギー体質の人はそうでない人に比べ、脳腫瘍の一種の神経膠腫
(グリオーマ)になりにくい可能性があるとの研究を米オハイオ州立大
チームが学術誌に発表した。
ノルウェーの血液銀行の保存血液を用い、1974~2007年にグリオーマに
なった594人と健康な1,177人で、アレルギーに関与する抗体2種類
(総IgE、特異IgE)の値を比較。
総IgEが高めだと発症のリスクは25%低下。
特異IgEが高めの女性は、より悪性のグリオーマになるリスクが54%低い
ことが分かった。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121108/bdy12110808140000-n1.htm