歯科充填材アマルガムの安全性否認の勧告 | アレルギー

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[歯科充填材アマルガムの安全性否認の勧告]

(Healthdayjapan  2006年9月7日)


米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は、水銀を含有する「アマルガム歯科
充填材」を安全であるとする政府の報告書に対し、2度の投票の結果いずれも
13対7で、認められないとの結論に達したとAP通信が報じた。
FDAは諮問委員会の勧告に従うことを強制されるものではないが、通常は従う
ことが多い。


アマルガムには、銀、銅、錫(スズ)、亜鉛などと結合する形で約50%の
水銀が含まれている。
歯科専門家は、他の金属と結合した水銀は健康に害を及ぼさないとして
いるが、消費者団体は、水銀が水銀蒸気の形で漏れ出し、血液中に入り込むと
している。


米国歯科医師会(ADA)によると、アマルガムの使用は減少傾向にあり、
代用として樹脂複合材が用いられているという。
カナダ、ノルウェー、スウェーデン、英国、ドイツ、デンマークなどの各国
では現在、水銀を含む充填材の妊婦への使用を避けるよう歯科医に勧告して
いる。

しかしADAは、この勧告は健康被害や毒性作用に関する科学的根拠がないまま
出されたものであり、アマルガムは有用な選択肢の1つであるとしている。


米国医師会誌「JAMA」4月19日号に掲載された2研究では、アマルガムを
使用した小児と複合材を使用した小児との間にIQ、記憶力、注意力、腎機能
などの差は認められなかった。
充填材にかかる圧力が大きい奥歯などの治療には、アマルガムが他の充填材
よりも優れているという意見もある。


AP通信によると、FDA当局は諮問委員会に対し、内部機関による最近の
34研究のメタ分析結果についても慎重な審査を求めたという。
この審査では、アマルガム充填材に害はないとするFDAの結論を覆すような
有意な情報は認められなかったが、委員会の顧問の1人はAP通信に対し、
この審査は不十分なものであったと述べている。


9月5日には、複数の団体が妊婦への水銀充填材の使用を直ちに禁止する
ことを求める嘆願書をFDAに提出した。
FDAの回答期間は6カ月。
しかし、アマルガム充填材の使用を禁止すれば治療コストが上がり、虫歯
治療を受ける人の減少につながり、ひいては米国人の口腔衛生に害が及ぶ
ことになるので、アマルガムを禁止すべきではないという専門家の声もある。



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