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アレルギー

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[抗菌せっけんなどにご用心、子供のアレルギーと関連 米研究]

(あなたの健康百科  2012年11月20日)


米ジョンズホプキンス小児センターのJessica H. Savage氏らは、子供860人を
対象にした研究から、せっけんやシャンプー、ハンドクリームといった
トイレタリー製品などに使われる抗菌剤や防腐剤へさらされることにより、
食物や環境物質に対するアレルギーが発現しやすくなる恐れがあると、
米医学誌「Journal of Allergy and Clinical Immunology」(2012; 130:
453-460)に発表した。



<トリクロサンで食物アレルギー2倍以上に>
Savage氏らは、2005~2006年の全米健康調査から抽出した子供860人
(6~18歳)を対象に、トイレタリー製品の多くに使われている抗菌剤や
防腐剤の尿中濃度と、アレルギー反応に関連するIgE抗体の血液中の濃度との
関係性を検討。
IgE抗体濃度が血液1ミリリットル中0.35単位以上の場合を「アレルギー感作
あり」とした。

検討の対象となった物質は、これまでの研究で内分泌機能に影響を及ぼす
ことが明らかにされているビスフェノールA(プラスチックの原料)を
はじめ、トイレタリー製品、食品、医薬品に用いられるトリクロサン、
ベンゾフェノン3、プロピルパラベン、メチルパラベン、ブチルパラベン、
エチルパラベンの7成分。
なお、トリクロサンはせっけん、洗口液(マウスウオッシュ)、歯磨き粉
などに使われており、パラベンは化粧品や食品、医薬品に含まれている。

検討の結果、トリクロサンの濃度と食物アレルゲンへの感作が、また
トリクロサン、プロピルパラベン、ブチルパラベンの濃度と環境アレルゲン
への感作がそれぞれ関連していることが分かった。

各物質の尿中濃度によって3グループに分けて調べたところ、トリクロサン
濃度が最も高いグループでは、最も低いグループと比べて食物に対する
「アレルギー感作あり」の割合が2.39倍。環境アレルゲンに関しては
プロピルパラベンで最も関連が強く、尿中濃度が最も高いグループで2.04倍
だった。

Savage氏は「今回の結果は、抗菌剤や防腐剤そのものがアレルギーを引き
起こすことを示すものではないが、これらが免疫系の発達に何らかの影響を
及ぼしていることを示唆している」と述べている。



<“衛生仮説”とも一致>
Savage氏は、抗菌剤や防腐剤への曝露とアレルギーリスクとの関連について
「これらが、体内の善玉菌と悪玉菌の微妙なバランスを崩し、免疫の変調を
引き起こしてアレルギーリスクを高めている可能性がある」と説明。

さらに「今回の結果は、先進国で食物や環境物質に対するアレルギーが増加
している現象を説明する“衛生仮説”とも一致する」と述べている。
この仮説は、幼児期に一般的な病原体と接触することが正常な免疫を得るのに
不可欠とするもの。
同仮説では、接触がなければ免疫が過剰に反応し、食物タンパク質、花粉、
ペットのフケなどの無害な物質にも反応してしまうことが強調されている。


Savage氏らは今後、抗菌剤とアレルギーの発症との関連を解明するため、
出生時に抗菌剤の曝露を受けた新生児を対象に、小児期まで追跡する長期
研究を実施する予定という。



http://kenko100.jp/news/2012/11/20/02






















[子供の食物アレルギー 母親4割が対応せず]

(産経新聞  2012年11月14日)


食物アレルギーがある子供の母親のうち、特にアレルギーの対応を行って
いない母親が4割を超えることが、ファイザー(東京都渋谷区)の調査で
分かった。


調査は、食物アレルギーの子供を持つ母親824人と食物アレルギーのない
子供の母親824人の計1,648人を対象に実施した。

それによると、アレルギーのある子供を持つ母親に子供の食物アレルギーの
対応として行っていること(複数回答)を尋ねると、最も多かったのが
「特に何もしていない」で44.4%だった。
  「食物アレルギー対応食」(40.2%)
  「代替食」(16.5%)
  「抗ヒスタミン剤などの常備薬の携帯」(11.5%)
が続いた。

食物アレルギーの診断を受けた後、原因食品によって症状を起こした場所
(同)は、
  (1)自宅(55.1%)
  (2)診断後に症状を起こしたことはない(32.2%)
  (3)レストランなどの外出先(20.5%)
  (4)親戚や友人宅など自宅以外の家庭(18.3%)
の順。


子供の友達に食べ物を提供するときに確認していること(同)では、「食物
アレルギーの有無」は、食物アレルギーのある子供の母親は58.4%だったが、
食物アレルギーのない子供の母親は35.9%だった。
一方、子供の友達に食べ物を提供する際、好き嫌いの有無を確認している
のは、食物アレルギーを持つ子供の母親は46.8%で、食物アレルギーのない
子供の母親は51.9%だった。



http://sankei.jp.msn.com/life/news/121114/bdy12111407420000-n1.htm






















[金属アレルギーの人向け、携帯電話ショッピングガイド]

(AFPBB News  2012年11月12日)

発信地:米国

【11月12日 Relaxnews】
携帯電話の利用者の増加に伴い、金属アレルギーを発症する人が増えている。

アレルギー専門医によると、顔や耳の発疹や、かゆみなどの症状が報告されて
いるという。


米ニューヨーク州ミネオラにあるウィンスロップ大学病院とニューヨーク州立
大学ストーニーブルック校のルス・フォナシエ博士らの研究チームは、携帯
電話に使われ、アレルギーの原因になる金属の量を測定した。

フォナシエ博士は、米カリフォルニア州アナハイムで今月12日に開かれる
米国アレルギー・ぜんそく・免疫学会(ACAAI)の年次会合で、これらの
結果を発表する予定だ。

調査結果の一部はすでに、WebMDで公開されている。


ニッケルやコバルトにアレルギーを持つ人にお勧めなのは、以下の機種だ。
■ニッケル、コバルトともに検出されなかった機種
• iPhone(アイフォーン)4
• iPhone(アイフォーン)4s
• iPhone(アイフォーン)3
• モトローラ(Motorola)、「V950」
• ブラックベリー(BlackBerry)、「トーチ」(Torch)
• ブラックベリー(BlackBerry)、「カーブ」(Curve)
• モトローラ(Motorola)、「ドロイド」(Droid)


■ニッケルのみ検出された機種
• ブラックベリー(BlackBerry)、「ボールド」(Bold)
• ブラックベリー(BlackBerry)、「ツアー」(Tour)
• LG、「VX 6100」(折り畳み式)
• ソニー・エリクソン(Sony Ericsson)、「Z520a」(折り畳み式)
• モトローラ(Motorola)、「v265」(折り畳み式)


■ニッケルとコバルトの両方が検出された機種
• サムスン電子(Samsung Electronics)、「SCH-A670」(折り畳み式)
• LG、「CV 500」(折り畳み式)
• LG、「VX 4400」(折り畳み式)
• モトローラ(Motorola)、「E815」(折り畳み式)



http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2911319/9814064






















[バリウム]

(Wikipedia)


<硫酸バリウムとしての用途>
硫酸バリウム(BaSO4)は石油産業において重要であり、新しい油井や
ガス井を採掘するための掘穿泥水における加重剤として用いられる。

ゴルフボールなど様々なゴム製品の充填剤にも用いられる。

X線を透過しないという性質を利用してレントゲンの造影剤としても利用
される。



<危険性>
可溶性のバリウム化合物は有毒である。
少量のバリウムは筋興奮薬として働くが、多量のバリウムは神経系に影響を
およぼし、不整脈や震え、筋力低下、不安、呼吸困難、麻痺などを引き
起こす。
これは、神経系が適切に機能するために極めて重要なカリウムチャネルを
バリウムが阻害することによる。

しかし、硫酸バリウムは水や胃酸に対してほとんど溶解しないため経口摂取
することが可能である。

他の重金属とは異なりバリウムは生物濃縮しないが、バリウム化合物を含む
粉塵を吸入した場合には肺で蓄積されてバリウム症と呼ばれる良性塵肺症を
引き起こす。

このような毒性のため、日本では毒物及び劇物取締法により硫酸バリウム
およびバリウム=4-(5-クロロ-4-メチル-2-スルホナトフエニルアゾ)-3
-ヒドロキシ-2-ナフトアート以外のバリウム化合物は劇物に指定されている。























[中国で再び食品スキャンダル、ニワトリに「バリウム」]

(ロイター世界のこぼれ話  2011年5月11日)


[北京 10日 ロイター]
中国の重慶市で、体重を重くするために鉱物を食べさせられていたニワトリ
1,000羽以上が当局に押収された。

英字紙チャイナ・デーリーが10日報じた。

中国ではこのところ、食品の安全性をめぐる問題が再び相次いでいる。


同紙によると、重慶市の当局は、ニワトリの消化管から「未知の異物」が
見つかったとの消費者からの通報を受けて調査を開始。
7日にニワトリ約1,000羽を積んだトラック2台を調べたところ、「重晶石」
の粉を与えられていたことが分かったという。
重晶石は、病院でのレントゲン撮影時などに使われる硫酸バリウムの結晶。 


中国では2008年、メラミン入りの粉ミルクを飲んだ乳幼児少なくとも6人が
死亡し、約30万人が健康被害を訴えるなど大きな社会問題となっていた。


先月には同じく重慶市のアイスクリームメーカーから、有害物質メラミンが
混入した粉ミルク26トン以上が押収されていた。



http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-21036620110511






















[異種金属によって発症した金属アレルギー症例]


40代女性。

A歯科にて左上のブリッジを装着したところ、金属アレルギーを発症した。
口唇周囲に皮疹(蕁麻疹)、口内炎、舌痛症が出現した。
A歯科において、異なる種類の金属でブリッジを新製・装着したが改善
しなかった。

B皮膚科を受診。
ステロイド外用薬などを使用したが、改善しなかった。

C歯科を受診し、異なる種類の金属でブリッジを新製・装着したが改善
しなかった。

D歯科(研究会メンバー)を受診。
アレルギー専門のE内科へ紹介。
検査の結果、
  ・ニッケル(+++)
  ・コバルト(+)
にアレルギー反応を示した。

しかし、C歯科で使用した金属にはニッケルもコバルトも含有されて
いなかった。
D歯科おいて、再々々々度、ニッケルもコバルトも含有しない金属で
ブリッジを新製・装着したが改善しなかった。
ブリッジを外して仮歯にして様子を見たとことろ、しばらくして諸症状が軽快
した。

F大学病院の口腔外科&皮膚科へ精査依頼。
右上、右下、左下の冠の金属にニッケルが含有されていることが判明した。
ところが、左上のブリッジを装着するまでは金属アレルギーは出現して
いなかった。

右上、右下、左下と左上とで異なる種類の金属が口腔内に装着されたことで、
イオンの溶出が起こり、諸症状を出現させた可能性が考えられた。

そこで、全ての冠とブリッジをニッケルもコバルトも含有しない金属で新製・
装着して経過観察を行ったところ、諸症状は消退して、再発を認めなかった。

これにより、上記仮説が裏付けられた。


(研究会症例)


















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[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン]

(Wikipedia)


身長は167cm前後と当時の西洋人としては中背ながら、筋肉質のがっしりと
した体格をしていた。
肌は浅黒く、天然痘の痕でひどく荒れており、決してハンサムとはいえな
かったが、表情豊かで生き生きした眼差しが人々に強い印象を与えた。



<難聴の原因>
難聴の原因については諸説ある。

(1)耳硬化症説
伝音性の難聴であり、中耳の耳小骨の「ツチ・キヌタ・アブミ」の内の
アブミ骨が固まってしまい、振動を伝えなくなってしまった為に、音が聞こえ
なくなってしまう難病。
ベートーベンの難聴が耳硬化症である論拠として、ベートーベンが人の声は
全く聞こえてなかったにも関わらず、後ろでピアノを弾いている弟子に、「
そこはおかしい!」と注意したエピソードが挙げられる。
これは耳硬化症に特有の、人の声は全く聞こえなくなるが、ピアノの高音部は
振動を僅かに感じることが出来る性質にあると考えられる。
又、ベートーベンは歯とピアノの鍵盤をスティックで繋ぐことで、ピアノの
音を聞いていたという逸話もこの説を裏付ける論拠として挙げられる。


(2)鉛中毒説
慢性的な腹痛や下痢は終生悩みの種であった。
死後に行われた解剖では、肝臓、腎臓、脾臓、他、多くの内臓に損傷が
見られた。
これらの病の原因については諸説あり、定説はない。

近年、ベートーヴェンの毛髪から通常の100倍近い鉛が検出されて注目を
集めた。
鉛は聴覚や精神状態に悪影響を与える重金属であるが、ベートーヴェンが
どのような経緯で鉛に被曝したかについても諸説あり、以下のごとくである。

 ・ワインの甘味料として用いられた酢酸鉛とする説。

 ・1826年の1月から肝障害による腹水の治療を行ったAndreas Wawruch
  医師が腹部に針で穴を開けて腹水を排水した時、腹部に穴を開けるたびに
  髪の毛の解析では鉛濃度が高くなっていることから、傷の消毒のために
  使用された鉛ではないかとする説。














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[体とこころの通信簿:歯科金属アレルギー 唾液通じて血液に、全身に症状]

(朝日新聞   2012年4月26日)


春を迎え、汗ばむことが増えてきた。
時計やアクセサリーなど、金属が原因で赤みや発疹が出る金属アレルギーは、
汗が原因となりやすい。

しかし直接金属に触れていない部分にも、歯の詰め物などの金属が原因で
全身に症状が出る場合もあり、注意が必要だ。

同じ金属に繰り返し触れると、汗や唾液で溶け出した金属イオンが体内に
入り込む。
これがタンパク質と結びつき、異物とみなされるとアレルギーの原因となる。

最近注目されているのが、歯科の治療で使う金属が原因となる「歯科金属
アレルギー」だ。

「皮膚科などでいくら治療しても治らない場合や、症状が出る前に集中的に
歯科治療を行った場合、歯科金属アレルギーが疑われます」と、東京医科
歯科大臨床教授で、松村歯科医院(東京都)の松村光明院長は話す。

歯科用合金には、ニッケルやクロム、コバルトなど、アレルギーを起こし
やすい金属が使われている。
歯の詰め物などに含まれる金属が唾液を通じて血液に流れ込むと、全身に
症状が出る。

金属に接している部分が赤く炎症する口内炎のほか、口の中や皮膚に編み
目模様の白い斑点ができる扁平苔癬、手のひらや足の裏に膿を持った水疱状の
湿疹ができ、その後、ボロボロと皮がむける掌蹠膿疱症、手足に小さい
水ぶくれが出来て、かゆみがある異汗性湿疹などがある。


歯科金属アレルギーが疑われる場合、金属パッチテストを受ける。
日本歯科大皮膚科学の山口全一教授によると、背中や腕の内側に、原因として
疑われる約20種類の金属の試薬を含んだばんそうこうをはりつけ、そのまま
2日間過ごす。
ばんそうこうをはがし、1時間後、1日後、2日後、1週間後にそれぞれ、
アレルギー反応が出ているかどうかを調べる。

この結果や症状をもとに、アレルギーの原因が歯科金属にあるかどうかを
診断する。
原因として強く疑われた場合、過去のカルテなどで該当する金属が使われて
いるかどうかを確認する。

陽性反応が出た金属が含まれていた場合は、治療で使った金属を取り除き、
代わりにセラミックやプラスチックなど、金属が含まれていない材料と交換
する。

インプラント(人工歯根)には、アレルギーを起こしにくいチタンが使われて
いるため、症状が出る場合はほとんどないという。


もともと金属アレルギーが出やすい人は、歯科治療の際に初めから金属を
使わないという選択肢もある。
山口さんは「日本メタルフリー歯科臨床学会のウェブサイトには、学会所属の
歯科医らの名前が載っているので、参考にして欲しい」と話す。
(岡崎明子)



<相談ナビ>
金属アレルギー学会のウェブサイトでは、歯科金属アレルギーに関する
Q&Aが掲載されている。
歯科医の吉川涼一さんによる「金属アレルギーと歯科治療」(現代書林)
などの本も出版されている。



http://www.asahi.com/health/tsuushinbo/TKY201204250278.html
























最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学

『本当は怖い発疹~しっかり者の落とし穴~』

M・Yさん(女性)/52歳(発症当時)  専業主婦


花粉症やハウスダストのアレルギーがひどいため、日頃からこまめな掃除を
心がけていたM・Yさん。
ある日、風呂上がりに、右足の土踏まずのあたりに小さな発疹を見つけた
彼女は、夫の水虫がうつったと思い込み、夫の薬を借りて治療することに
しました。
以来、毎日薬を塗り続けたM・Yさん。
しかし、一向に良くなる気配がありません。
ただ、痛みもかゆみもほとんどないため、病院に行くのも恥ずかしいと様子を
みていましたが、新たな異変に見舞われます。


<症状>
(1)足裏の発疹
(2)発疹が増える
(3)手のひらの発疹
(4)胸の激痛


<病名>掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)


<発疹から、なぜ掌蹠膿疱症に?>
「掌蹠膿疱症」とは、小さな水ぶくれが手のひらや足の裏にでき、皮膚が
荒れてしまうだけでなく、放っておくと、胸や首、腰などの骨や関節が激しい
炎症を起こし、激痛をもたらすこともある恐ろしい病。
原因が不明だったため、これまで中高年の女性を中心に多くの患者を苦しめて
きました。


しかし最近、この病を引き起こすひとつの要因が明らかになったのです。
それが「歯科金属アレルギー」。


そもそも金属アレルギーとは、ピアスやネックレスなどの金属製品に対して、
体がアレルギー反応を起こし、かぶれなどの症状が出ること。
そして歯科金属アレルギーとは、読んで字のごとく、歯の治療で使われた
金属が原因で起こるアレルギーなのです。


M・Yさんの場合、その原因と考えられる金属は、中学生のとき、虫歯治療で
詰めた「水銀アマルガム」でした。
彼女が治療を受けた1960年代から1970年代にかけて、虫歯治療の詰め物と
して、もっとも頻繁に使われていた金属です。

M・Yさんの口の中では、長い時間をかけ、この水銀アマルガムから微量の
水銀が溶け出し、結果、免疫機能が暴走。
水銀を攻撃したため、手のひらや足の裏に発疹が現れたと考えられます。


この病の恐ろしいところはその発疹が水虫と非常に似ているため、多くの人が
勘違いしてしまうこと。


その結果、M・Yさんは、ついに胸の骨にまで炎症が及び、あの激痛に
襲われたのです。
事実、彼女は原因と考えられた水銀アマルガムを口の中から取り除くことで、
病が完治。
今は元気に暮らしています。


歯科金属アレルギーは、水銀アマルガムがあるからといって、すべての人が
発症するわけではありません。
ただ、M・Yさんのように、花粉症などアレルギー体質の人は、発症
しやすいといわれています。
だからこそ、日頃から自分の体質を知っておくことが何より大切なのです。



http://asahi.co.jp/hospital/





















[掌蹠膿疱症を治す方法は?]

(毎日新聞  2007年9月8日)


<からだと心相談室>
20年ほど前から、両足の裏が皮膚病になりました。
「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」と診断され、病院を3回ほど
変えましたが、いまだに治りません。
一生治らないという先生もいます。
何とか治す方法はないのでしょうか。
(70代・女性)



<歯科金属や扁桃炎が原因のことも>
「掌蹠膿疱症」は手のひら(掌)と、足の裏(蹠)に無菌性膿疱がたくさん
できる、なかなか治りにくい病気です。
多少かゆいこともあり、皮膚が切れて痛いために歩けないこともあります。
手のひらは親指と小指の下、足の裏は「土踏まず」の部分によくできます。
春から夏にかけて悪化し、よく水虫と間違われます。

膿疱性乾癬と似た疾患で、ひざやひじの外側に乾燥した湿疹、爪の陥凹が
みられることもあります。

胸骨、鎖骨の関節炎のために胸の痛みを訴える患者さんもいます。



病気の原因としては、扁桃腺にすみ着いた溶連菌に対するアレルギー反応が
考えられます。
体の中の細菌やウイルスがアレルギーの原因になっているわけです。

また、異常な腸内細菌、蓄膿症、歯槽膿漏、虫歯なども原因の可能性があり
ます。

扁桃炎の場合は、とりあえず、採血してみてください。
このタイプの治療となると、扁桃腺を摘出するなどの手術、抗生剤の内服が
必要となります。
効果はさまざまで、内服の場合は改善されても、いったんやめると、悪化する
傾向があります。


歯科金属のアレルギーも、「掌蹠膿疱症」に関係します。
歯科金属に含まれるコバルト、ニッケル、クロム、水銀などの金属が体内に
入ると、発疹ができます。
金属のパッチテストでアレルギーの有無を判定します。

治療としては義歯をアレルギーが起こりにくいものに替えます。
ただし、結構費用がかかるうえに、金属が体内に蓄積していると、必ず改善
するとは限りません。


ステロイドやビタミンDなどの外用剤が使われますが、それだけでよくなる
ほどの効果はありません。

内服剤としては、抗生剤のほかにエトレチネート(ビタミンA誘導体)や
シクロスポリン(免疫抑制剤)などが有効です。


難治性であり、ストレスでも悪化しますので、そのうち改善するという
気持ちでのんびり病気と向き合ってください。


(遠藤アレルギークリニック院長・遠藤薫先生:皮膚科)



http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/QandA/news/20070908ddf012070010000c.html