フリーエージェント大学:ロシアの有名人・ドクター佐野千遥教授
最近、「速読」「速読」と言う人達が多いけれども、そりゃあ、時代に遅れない事は必要であるにしても、これ皆さんの努力とエネルギーの傾け方が少々無駄になっているので、この事に付き発言します。
速読で1ページ10秒とか言いますが、数学の証明とか、初めて学ぶ外国語の音声学的説明文とか、これ本当に10秒で読めますか?読めないでしょうねえ。そういった内容の濃いものをそんな勢いで読んだら何にも理解されないし何の有用な情報も頭に残りません。つまり速読できるか否かは、そのテキストの内容の濃さに大いに依存する事となります。
今日氾濫するビジネス書等を皆さん速読出来るということは逆に、そこには皆さんが既に予測できる事、若干のニューアンスの違いが有っても既に知っている事ばかり書かれているからなのであって、別の言い方をするなら、そういったビジネス書の著者たちは皆ドングリの背比べでしかないからです。この道理をお分かりになられますか?
川賞受賞作品とか言っても最近の物は内容と言い文体と言い、他とそれ程変わり映えの無い物に堕落してきてしまっており、出版社の方は「プロの作家」とかを別扱いし、費用等でも便宜を図ったりしていますが、最近の「プロの作家」達は、読者が読者を呼ぶ構造を創り出す程の内容と文体を提示できず(=作品自体の有用性が乏しい)、出版社がカネをかけて広告・宣伝しているから、広告・宣伝する行為のみによって、辛うじて読者が集まっているにしか過ぎない状態にあります。
何故このような状況に至ってしまったかの原因を考察しますと、それは物を書く人達の世界観が育たなくなったからで、さらに何故育たなくなったかと申しますと、その創り出すべき世界観の拠って立つサイエンスが何とも情熱を傾けられる内容の物ではない、単に「冷徹」なる物に変質して来てしまっているからだと言えます。
[注釈]:それが「冷徹」なる物に変質してしまったのは、現行全サイエンスが体系的に矛盾だらけ・折衷主義・支離滅裂の状態に陥ったからで、その全部をそれぞれ一枚岩無矛盾の一貫した全新厳密科学体系へとどう正すかは、私のブログの中に書いてありますので御熟読下さい。
読者の方々が御自分の世界観を育てたいと思われるならば、読み取った物をよーく吟味・考察し、他人と良く噛み合った討論する事をお勧めします。但し、「日本人は論述式が弱い。」と言われるように、噛み合った討論が出来る相手を友人・知人の中から見つけ出す事自体が日本では至難の業かもしれません。
ですから、こう言った状況下で、読めば丸々2,3日はかかる私のブログに眼を転じて見てください。そこにはどれ一つ取っても世界史で他の誰も未だ嘗て言ったり書いたりした事が無い事ばかりが鏤(ちりば)められています。つまり私のブログには、皆さんが未だ予測できない事、未だ知らない事(ばかり)が書かれています。だから同じ行数を読まれても、別の作家が書いた物を同じ行数読んだ時とは、比べ物にならないくらいの内容と情報量を受け取られることとなります。若し私との討論を御希望なさるなら、御連絡下さい。
嘗て美学の達人・三島由紀夫氏が「自分は一寸先が予測できないような文章を書きたい。」と言った事がありますが、私のブログはその彼の目標を内容の面で(美学的文体の面ではほんの部分的にのみ)実現している文章です。
フリーエージェント大学ロシアの有名人・ドクター佐野千遥教授
P.S.私のブログ(アメバID allahakbar231) の読者になって下さる方には「フリーエージェント大学・大学院大学ドクター佐野教授の講義受講クーポン券」(2時間分)を無料プレゼントいたします。
速読すると自分が育つって本当?!いやっ、その思い込みで相当損していますよ!
フリーエージェント大学ロシアの有名人・ドクター佐野千遥教授