「ポップスの王道に戻った曲を作ろう」
という意見で一致。
「今(当時)のポップスは全体的に、デジタル化されてサバサバしている。」
「昔のビートルズ、エルビス・プレスリーのように、詞に情感があって、胸にキュンとくる、きれいなメロディーが重なる歌に戻ってみようと思ったんです」
と、松本隆さんはインタビューで語られています。
曲の方は、山下さんが「これまでのアイドルの開放的な歌声とは違う」という印象から、あえてデビューなのにマイナー調の切ないメロディーに拘り制作。
歌詞の方も松本さんは相当悩まれながらも、キンキの2人を見た時に「壊れやすそうだけどしたたかそうだな…ガラスの少年だ!」と直感。
さらに「バスにはドラマがあるはずで、バスにまつわる曲を書きたい」という思いもあって、そこからはあっという間に出来上がったそう。
かくして「硝子の少年」が世に誕生しました。
制作段階では関係者から「暗い」「古臭い」「踊れない」等と酷評や反対もあったそうですが…
蓋を開けてみれば「キンキのデビュー曲はコレしかなかった!」というような曲になってますからねー🤔
この曲を作り上げた松本さんと山下さんも凄いし、デビュー曲ながら曲の世界観を完璧に表現したキンキの2人もまた凄いなって思います。
これぞプロの仕事、って感じですね。
そんなKinKi Kidsの超名曲「硝子の少年」。
ぜひこの曲を聴きながら、歩道の空き缶を蹴飛ばしてみてはいかがでしょうか🥫