お仕ゴトの話 | 【馬跡~パチスロの巻】表の裏の裏の裏

気がつけば7月になってまして、下半期へと突入しております。


本業の忙しさを理由に更新をサボってました。

とはいえ稼働する暇はあったんだから、単純に筆無精なだけ。

マメな人が羨ましい。

自分の回りにもそれはもうマメ過ぎはしないか?という人がいます。


かれこれ出会って20年は経つでしょうか。

出会いはというと関西のとあるパチンコ屋。

地域初導入のディスクアップを打ちたくて友人と開店待ち。

気合いをいれて8時過ぎには並んだが誰もいない。

貼り出されたチラシに何も書かれてはいない。

9時を回っても誰も来ない。


というか10時前になっても客はおろか、開く気配もない。


11時を回っても12時を回っても変わらない風景。



本当に入替初日だよな?と思った14時過ぎ、20代半ばの兄ちゃんとさらに若そうな兄ちゃんの二人組がようやく並ぶ。


兄貴的な兄ちゃんが声をかけてくる。


「何時から並んでんの?」


『8時過ぎ・・・』


「えらい早いな。狙いはスロットなん?」


『ですね。10時か12時の開店かと思ってましたわ。』


「今日は18時みたいやで」


時刻は14時過ぎ、開店までまだまだ時間はかなりある。


同じスロット打ち同士、パチンコやスロットについてあれこれ話を交わした。

メールの登録の仕方や自分のサイトの事もつい話した。

また、東京のパチンコ屋の店長から仕入れていたディスクアップのボーナス中のビタ押しネタもつい教えてしまった。

雑誌にもまだ載ってないこのネタを教えたことで状況が変わることとなる。


16時を回るとようやく人が増え、15人ぐらいになったろうか。


先程の兄ちゃんが年配の男性と話をしている。


当時のオープンは用意ドンの台取り合戦。

扉が開いて皆が駆け出すのである。

一番に来たからといって台を確保できる保証もない。

果たして台は取れるだろうか?


なんて考えていたら、先程の兄ちゃんと年配の男性が近づいてくる。


何事かと思っていたら、自分と友人以外に集まっている人全ては開店プロの軍団であるという。


年配の男性がリーダーで、先程の兄ちゃんは並び役という感じらしい。


自分等が先に並んでいたこと、そしてディスクアップの小ネタについて伝えたらしく、自分達にはリーダーが必ず台を確保してくれると約束してくれた。


どういうことか?と思っていたが、開店してプロの凄さを目の当たりにする。


開店直前には50人前後の客が今か今かと入口で押し合っている。

入口先頭には自分と友人、そして開店プロの軍団が控えている。



そしていざ開店!




その瞬間、開店プロの数人が入口でガードして後方の客の動きを止める。

そして数人がダッシュで店内へと入り、新台を瞬く間に端から全て確保する。

一瞬後、リーダーや幹部らしき人が悠々と新台に座り遊戯を始める。

もちろん、自分と友人の分も台を確保してくれており、譲ってくれた。


圧巻である。

個人で敵うわけがない。

しっかりと統率のとれた軍団である。


それまでも個人のプロとあったり、メールでやり取りをすることはあったが、軍団を目の当たりにするのは始めてであった。


結局、その日は当然お祭り騒ぎ的な出玉となり、少し心配していた出玉を巻き上げられるといったこともなく、閉店後に飲みに行きお酒をご馳走になってしまう。


この時一部の人と連絡先を交換し、長い年月付き合いを持つこととなる。



しかし、関西から引き上げる際、サイトを閉鎖し業界関係者との距離をおいた。

それでもこの時に出会った兄ちゃんは歳が近いということもあり、いまだに連絡のやり取りをしている。

というか、はじめの話だが、マメすぎるほどに連絡をしてくれる。

業界から一歩退いたというのに、ネタやら何やら情報をくれる。


ちょっとした攻略ネタなら問題ないが、お仕ゴトの情報となるとさすがに、ね。

そういう機種にはなるべく近寄らず、避けるようにはしていますが。

さすがに今はお金よりもリスクの方が恐いんで。



って、実は今回書こうと思った内容は書けておらず、次の機会にしようと思う。