- 灼眼のシャナ〈15〉 (電撃文庫)/高橋 弥七郎
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西暦1901年──二十世紀最初の年。
紺碧の海で囲まれた街に、二人のフレイムヘイズが訪れた。
サーレ・ハビヒツブルグ。ひょろんとした体格の男で、燦々(さんさん)と輝く太陽には全く見合わない、旅塵塗(りょじんまみ)れの異装だった。
キアラ・トスカナ。二つに纏(まと)めたブラウンの髪を肩から前に垂らす、年の頃は十五、六の少女。頑丈な旅拵(たびごしら)えである点が男と同じ、小さくも真っ直ぐに立つ姿が男とは逆だった。
彼らの目的は、何者かに破壊された『外界宿(アウトロー)』の調査。平穏な街を舞台に、犯人の捜索を開始する二人だったが、この事件の陰には『実験』に勤(いそ)しむ“教授”と呼ばれる“紅世の王”の姿が在った……。
“教授”とサーレ、因縁の二人によるエピソードが描かれる『シャナ』最新刊登場!
続きかと思っていたのですが、外伝でした。
今より昔の話。唯一知った名前が出てくるのは、ヨハンと『彩飄』フィレスの二人。
多分、今後の事に関係のある話なのだと思いますが、
・・・・・・・・・
正直外伝は非常に読みづらい。
本編でさえようよう付いていってて、それでも分からないところはすっ飛ばしでやっている私なので、余計に外伝は、高い壁のようなもの。
そもそもが当て字が多い。名前が覚えづらい。キャラの口調が変なせいか、読みづらい人がいたり、わざと難しく遠回りな表現をしているでしょう?と思わせるような文章使いが、もう本当に読む気力を削いでいきます。
やたら設定が多く、世界観を説明したりする文章やら、何となく作者さんの自己満足の世界かなと思わせる部分もありで、それもちょっと苦手だったりします。![]()
まあ元々、話の概要しか読んでいない(理解は結構前に放棄しました)私なので、それさえ分かればそれでいいのですが。
難しく考えて読むより感性で読んでいくタイプなんです!
決して頭が悪いわけじゃあ・・・・・・
話の概要は、キアラというフレイムヘイズ『極光の射手』とその師匠であるサーレというフレイムヘイズ『鬼功の繰り手』が、何者かに破壊されたフレイムヘイズ支援組織の外界宿を調査しにハワイへやってきた。
二人はハリーという外界宿の構成員と共に事件の調査に挑むが、ハリーには隠された秘密があった。
ハワイには、ある思想的望みを持つ紅世の王が集まってできた革正団(レボルシオン)がいた。
フレイムヘイズと革正団が戦う中現れたのは、『永遠の二人』ヨハンとフィレスだった。
二人は革正団の一員となっている、元フレイムヘイズクロードに用があってきたという。
永遠の二人とフレイムヘイズとは共同戦線を張り、革正団と戦う、というもの。
実はキアラには特殊な能力があるのだが、本人も気付いていない心のトラウマが力の発現を邪魔していたり、
永遠の二人は所構わずイチャイチャするバカップルとか、
クロードさんとハリーさんの家庭事情とか、教授が昔っからああだったのねとかいろいろあるのですけれど、
まあなんというか。
次巻からの話のために一応読んだ以上の感想が出てこなかったです。ごめんなさい
やっと進んだといえば、最後の数ページで、自分のところに来なかった悠二を捜しに、シャナが待ち合わせ場所を離れ、もう一人のライバルである吉田一美のところに行けば、一美はやはりシャナと同じように一人で待っていて、悠二の姿はどこにもなかった・・・という部分だけでしょうか。
・・・・・・つ、次! 次ですよ。ね?(*゜▽゜ノノ゛☆
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