というには残暑が厳しいが……


夫が出張で持って帰ってきたシンガポールの新聞の、広告が面白かった。


wholechicken

丸ごとチキン一羽、2ドル50セントなり。(安い) しかも頭(顔?)までついてる。

うーんたしかに「丸ごと」だわ。おそらく足(ももではなく、爪先)もついてるん

だろうなあ。シンガポールにいたとき、鶏の足先が浮かんだスープが出てきて

さすがにびびった覚えがあるからなあ。


シンガポールに住んでいたとき、こういう尾頭付き?の鶏やアヒルがよく売られ

ていて、日本人にはやたら評判悪かったのを思い出す。


でも、日本人だって魚は尾頭付きでも平気、というかむしろ好んで食べるんだ

から、鶏や他の動物を見ると気持ち悪がるなんて、考えてみれば勝手なもんだ。


生き物を食べるって、本来こういうリアルなことなんじゃないだろうか。


昔沖縄に住んでいた友達が、庭で飼ってる鶏を自分でシメて食べた、という話

をしていた。さすがの私も自分で追いかけ回してシメる気力はないけれど…


でも、顔つきの鶏ぐらいではびびらない根性は持っていたい、と思う。

残暑に勝つために、漢方薬材の詰め合わせ(シンガポールではパックで売られ

ている)と、骨付き鶏肉を煮込んで、漢方スープでも作ろうかなあ。

このところシリアスな話題ばっかりで暗いけど、親が第二次世界大戦

の兵隊で、近い親戚に広島の被爆者がいる私には、八月ってどうしても

戦争のことを考える時期だ。


核戦争は起きてないけど、今も戦争による被爆者が増えているって

こと、皆は知ってるんだろうか?


それは「劣化ウラン弾」という、核のゴミを詰めた兵器によるものだ。

これは正式の核兵器ではなくて、ただ、重くするために核廃棄物を

詰めたもの。でも放射性物質には違いないから、当然、これを使った

地域は汚染される。主に中東でアメリカ軍によって使われたもので、

たくさんの民間人が被爆している。


劣化ウラン弾について詳しく知ったのは、他でもないアメリカ軍兵士の

告発本『真実を聞いてくれ』からだ。(それまでも聞いてはいたけど、この

人は証拠写真を撮ってきている)アメリカ軍の兵士にも死傷者が出ている

様子がしっかり、写真つきで紹介されている。それはひどい写真ばかり。


デニス・カイルという著者にメールを送ったら、ニュースレターが来る

ようになった。彼は自身も被爆症に苦しみながら、劣化ウラン弾の真実

について、アメリカで告発運動をしている。


アメリカは自由の国とか言って、けっこう、国のすることに対する批判には

抑圧的だ。私とカイルのメールのやり取りも、国家保安局か何かに監視

されてるかもしれない。(十分ありうる)今度アメリカに入国しようとしたら、

取調室に連れて行かれたりするかも!かなり本気で不安…。


それでも、私もカイルも、決して反アメリカ国家ってわけじゃない。ただ、

核物質を戦争に使うことに、反対しているだけだ。


残念ながら、アメリカ人には、なかなかそういうことは理解されない。


例えば、アメリカ人の多くが、広島や長崎では、アメリカ人に対する反感が

強いんじゃないかと思っていたりする。どこの国だろうと関係なく、核兵器

そのものに反対するっていう姿勢は理解しがたいらしい。常に責任を追求

する社会だから、「誰が核爆弾を落としたか?」に、日本がこだわっていると

思うらしい。(原爆の日の式典も、アメリカへのあてつけっぽく映るようだ)


ま、ともかく、北朝鮮に対して核の放棄を求めているアメリカだって、核大国

だし、正式ではなくても劣化ウランのような核物質を使った兵器を使用して、

民間人にまで被爆者を出していることは確か。水源や土壌などが汚染される

と、兵器の使用が終わってからも被爆する人は増ることになる。


そう、被爆者は今も増えている。


夕方六時のニュースで長々と芸能ネタをやっているのを見るたびに思う。

世の中には、もっと大事なニュースがあるんじゃないのかって。



メイド・イン・チャイナが今、問題視されている。

でも、これは一時的なものだ、と私は思っている。

まあ、大きな国だけに、ちょっと時間がかかるかもしれないけれど。


要は、品質管理のきちんとしたものの方が、結局、商品価値が高くて儲かる

んだという認識が、中国の製造現場にしっかり浸透していけば、事態は

変わっていくだろうってこと。今回の騒ぎで、むしろその傾向は加速しそうだ。


安かろう悪かろうの品を作ってしまうのは、経済が成長中の国が一度は通る

道だと思う。メイド・イン・ジャパンだって、かつては、安いガラクタ品の代名詞

だったのだ。(本当だ)


日本が高品質の製品を売りにするようになると、安物は一時期メイド・イン・台湾

やメイド・イン・コリアに移ったけれど、今ではどちらの国も、品質の高い製品を

作っていることは、いうまでもない。


中国も、いずれそうなっていくだろう。


今、品質管理が危機的なのは、むしろ中国じゃなく、日本だ。

かつて日本の売りだった、高度かつ徹底した品質管理が、崩れてきている。


理由は簡単で、多くの生産ラインで働く人が、生活の安定した正社員ではなく、

日雇い同然のパート労働者になってきているからだ。


最近、求人広告を見たことない人は驚くかもしれないけれど、今や派遣社員と

言えばオフィスワークではなく、工場の生産ラインで働く人のことだ。それが

大量に募集されている。求人広告を見ていると、中にはクリーンルームでの

作業のような、かなり重要なことまで、派遣労働者に任されているのがわかる。


機械の進化と企業のリストラの結果、正社員が減らされ、生産ラインの仕事の

多くがパート労働者の担当になってしまった。生産量に合わせて簡単に人員を

増減できるから、そうした方が効率的だと、企業は考えているらしい。


念のために言うと、私は、派遣労働者の仕事ぶりが悪いなんて思っていない。

不安定で低賃金な待遇を考えたら、ものすごくがんばっていると思う。


でも、並みでない、世界最高水準の製品(そうでなければ、他国に勝てない)

を実現してきたこれまでのメイド・イン・ジャパンは、終身雇用制のもとで、安定

した生活を保障されていた労働力が、中心になって生み出したものだ。


それと同じ水準を、パートで働く非熟練工に要求するのは、単純に、無理だ。


私が東南アジアに住んでいた十年前、メイド・イン・ジャパンはブランドだった。

メーカー名より目立つように、製品に表記してあったぐらい、強いブランド力

があった。


今では、東南アジアの人たちでさえ、「メイド・イン・ジャパンだから」という理由

では、モノを買わなくなった。高品質で特別なもの、という認識をされなくなった

からだ。


同じぐらいの品質が、他国製の同じような値段の製品(あるいはもっと安い

製品)でも手に入るようになったからだ。


ブランド力を急速に失いつつあるメイド・イン・ジャパンの先行きは危ない。

これから伸びていくであろう中国とは比べ物にならないほど、危ない。


それなのに、日本の社会では正社員の数が切り詰められ、パート労働者が

あふれるようになってしまった。おかげで今や正社員は過重労働、パートは

不安定な低賃金生活だ。どちらの側も、生活の質は低い。低すぎる。


日本で豊かなのは、企業だけだ。

(あとは、ブランド物を買いまくっている、謎な人たちだけってところか)


この先どうなってしまうのか、日本が不安だ。


見てしまった。パチンコ屋の妙な広告。

ecopachi

何なんだ、エコパチって?!と思いながら良く見ると、要は値段が安くて、お財布に

やさしいってことらしい。


それのどこが「エコロジーなんだよ!」と、誰もいない部屋でつい広告に突っ込んで

しまった。地球環境と関係ない「エコ」なんて、意味不明だとしかいいようがない。


日本はカタカナの外来語が好きだけど、 なぜか元とは意味の違う言葉にしてしまう

ことが多い。多すぎる。


「リストラ」だって、別に社員をクビにするという意味はなかった。本来、企業の再編・

再構築の意味だ。「リクルート」は、(兵役または仕事のために)勧誘・選抜すること。

ついでに「とらばーゆ」(古っ)はフランス語で単に「仕事」の意味。


でも、使われ方が一番ひどいのが「ボランティア」だと思う。


学校のカリキュラムの一環として、ボランティアを義務づけしよう、という法案をみて

ボー然とした。


だって「ボランティア」はそもそも(兵役はじめ社会貢献などの活動を)自発的にする、

という意味なんだから。元は軍隊で使われていたのが、だんだん人助けというか、

困ったときはお互い様的な、助け合い活動にも使われるようになった言葉だ。

(かわいそうな人を援助する、といった意味合いは本来ない。そっちは「慈善=

チャリティ」になる。)


ボランティアはあくまで自発的な助け合いや社会貢献のこと。別に団体でするもの、

といった意味合もなく、個人でするのもあたり前のことだ。


そういうわけだから、「ボランティアを義務付け」というのがどんなに意味不明な方針か、

わかってもらえると思う。義務にしたら、それはもう、ボランティアじゃないのだから。


いくら日本が外国語に弱いからといって、最近のカン違いぶりはますますひどく

なっていくようで、しみじみ心配だ。


それにしても、はあ~。エコなパチンコ、ねえ…

夫があまりにも働き盛りで多忙なのに、あきれるほどまともな食事をしていない

(朝はマーガリン塗ったトーストだけだった。昼以降も大差ない)ことに最初ビックリして、

「アマチュアとはいえアスリートなんだから、いくらなんでもちゃんと野菜と、たんぱく

質もとらないと…180センチの身体がもたんだろう!」と、ツッコミを入れてしまった。


で、結婚後十三年目の今。ジュースをのみたいときは野菜ジュースにしてもらい、疲れて

いる時はマルチビタミンやミネラルを取るように教え、朝のトーストはマーガリンを低脂肪

タイプに変えて、低糖ジャム、スライスチーズ、低脂肪の魚ソーセージやタマゴを常備。


加えて、夏の間は(つまり、旬で安い時期は)なるべく野菜を一切れでもトーストに乗っける

ようにしている。(普段の食事も野菜中心に変えた)


そしたら、野菜+チーズ+タマゴ/ソーセージの乗ったトーストがまるで豪華サンドイッチ

に見え出したらしい。


で、これ↓も朝食のラインナップに加わった。


tomastard


 念のために言わせてもらうと、フタに「夫」の文字(そう、

模様ではない!)を描いたのは本人。


ひと目見て笑ってしまった。


まあ、もっともな理由はある。うちにはこの、全く同じ

粒マスタードのビンが二つあるからだ。(もちろん、もう

一つは私のだ)


私は神経質なところもなくはないが、基本的にざっぱ。

キュウリやニンジンの野菜スティックにマスタードをつけて食べたいとき、スティックを

マスタードのビンに突っ込むぐらいは(夫以外、誰も見てなければ)ちょくちょくやって

しまう。


ところが、夫はさすが技術者だけあって、そういうだらしなさは許せない。第一、汚そう

だからと、ものすごくイヤがる。(気持ちはわかる)


そこで、夫が「サンドイッチにはマスタードが欲しい」と言い出したときに、もう一本同じの

を買ってきたわけ。


しかし…絶対に間違えないようにわざわざ「夫」と明記するなんて、よっぽど私のビン

は使いたくないんだろうな、と思うとちょっと複雑な気もしたりする。


ともあれ、お互いが満足できるなら、それも仕方がない。

ってことで、我が家には、こうした「個別ライフ」の例が多い。