今日はクリスマス。


クリスマス前にドラマ「やまとなでしこ」の再放送を見ていたので、妙に

耳に残っているのが、このセリフだ。

「お金で買えない、一番大切なもの…」


ドラマではもちろん、「愛」なのだろうけど、ボーナス&クリスマスの時期、

プレゼント需要をあてこんだTVCMや広告の数々を見ていると、つい真剣

に考えてしまった。


ほとんどどんなものでもお金で買えるこの世の中、「お金で買えない、一番

大切なもの」って何だろう?


今考えつく中で一番いい線いってる答えは…「充実した時間」ではないか?

というもの。


単なる時間なら、お金で買える。(仕事で忙しい人も、お金があれば他人に

やってもらうことだって可能)でも、心から夢中になれる時間、あとで振り返

って、本当に良かったなあと思えるような時間は…買えないのでは?


世界旅行だって何だって、お金を払えば、ゴージャスでエキサイティングな

経験は、いくらでもすることができる。でも、だからって、満足できる経験が

得られると決まったものでもない。


私の好きな某クレジットカードのTVCMでは、これを逆手にとって、買えるもの

の値段をつぎつぎとあげ、最後にお金で買えない経験を見せている。キャッチ

フレーズは、「お金で買えないものがある。買えるものは○×カードで」だ。


うまい。


旅に関する本を読んでいて、「一番思い出深い瞬間とは、しばしば、予定通り

に物事がはこばず、思いがけないハプニングに見舞われたような時のことだ」

といった文章を読んだ。自分の経験からも、なるほど確かにそうだ、と思った。


旅の「その瞬間」とは、決して、快適でも愉快でもない(ことが多い)。その場

ではあせりまくって、「何てとんでもない事態だ!」と怒ったりもするけれど、

後から思い返すと、一番印象深い。ありえない状況、そこで必死でがんばった

自分のおたおたぶりも懐かしいし、何とか問題解決した自分の意外な根性に

びっくりしたりもする。


…そんなことを考えていると、何だか、もう一度、旅に出たくなった。


Happy Holidays、そして、よいお年を。




どひゃ~、しょうこりもなく、またやってしまった。


自分でもイヤというほどわかっちゃいるんだけど、私の悪いクセは、

夫婦二人で何かしている時や、(中でも特に)夫に何かを頼んだ後で、

思った通りに物事が展開しない時、つい夫にグチグチと文句を言い

はじめ、まるで全て夫の責任だ、みたいな非難に展開してしまうことだ。


本気で、夫に責任があると思っているわけじゃない。要するに、タダの

八つ当たり。いわゆる普通の人だって、口ゲンカなんかする時は、

あることないこと言って相手を非難し倒すものだけど、まあ、それと

同じようなものだと思う。


ただし、問題なのは、私がこういう態度を取るのは、別に夫に対して

攻撃をしかけたい時じゃない、ってことなのだ。今回の自分にソックリ

な感じで他人を非難してキレている自閉系の人を、ドキュメンタリー

番組で見かけたことがあるので、実はこれって、典型的なパターンなの

かもしれない。そこで恥をしのんで、事件?!の次第をお話ししようと思う。


発端は、私が普段世話になっている友人に、クリスマスだしお歳暮的

な意味もこめて何かプレゼントしたい、と思いたったこと。友人に希望

を聞くと、「何か、ウチの子どもたちがビックリするようなものがいいな、

別に高価なものじゃなくて。例えば…駄菓子てんこもりとか」といった

返事だったので、近所の店で駄菓子の「箱買い」をすることにした。


で、夫に手伝いを頼んで、一緒に選びに行ったんだけど、私が選んだ

のがこれ(笑)。↓


giftbox1

そして、(何せ駄菓子なので、これ一箱ではちょっと安すぎるから)

夫にも頼んで一箱選んでもらった。そしたら、なぜか夫が選んだのが

↓これ。(さすが関西人夫婦、名前のインパクトだけで選んでる…)


giftbox2

ところが、ここで問題発生。私がなぜか急に不穏な気分におそわれ、

イライラしはじめた。(自分でも、理由はわからない。ただ急に不快

になった)そして、代金を払って店を出る頃にはもう、夫のチョイスに

ついて文句を言い始めていた。


当然、手伝わされた上に文句つけられた夫はすっかり怒ってしまい、

家に帰る頃には相当な険悪ムードに発展…(ぎゃー、ゴメンね夫!)。


いつもの我が家だったら、ここから大バトルに発展する可能性大の

パターンだ。


しかし。


店から家までの距離、このかさばる箱二つをさげて一人でとぼとぼと

歩きながら、私もけんめいに考えた。一体、どうしちゃったんだろう?

何で急に機嫌が悪くなったんだろう? 何でむらむらと、夫を非難

したくなっちゃったんだろう?


そして…突然、これまでになくハッキリと、理由がわかった!


「私は、今、困ってるんだ。不安になったんだ」って。


もう一度、すぐ上の画像を見てほしい。夫の選んだ箱は私が選んだの

より大きい。しかも、二つの箱はサイズが違う。


要するに、私が急に不穏になっちゃった理由は3つ。


1.友人へのプレゼントは、宅配便で送らなければいけないのに、夫が

大きなサイズの箱を選んでしまった。(サイズが大きいと送料が高くなる

ので、私自身はその点も考えて品選びをしたのに、夫はそこを考えて

いないか、知ってても気にしていない。これは私にとって想定外だった)


2.不ぞろいなサイズの箱二つを一つの荷物として送るには、どこかで

ダンボール箱を手に入れ、サイズぴったりに加工しなければいけない。

でも私は手首が痛くて(たまたま、けんしょう炎が悪化してる)力のいる

作業はできそうにない。夫はそのこともわかっている(はず)だ。


3.夫には、「友人にプレゼントをする手伝いをしてほしい」と頼んだの

だから、私としては、上の二つの問題をクリアする助けもしてほしい、

と期待していた。でも夫の方は、品選びを手伝っただけで、どうやら

すでに、手伝いは終わった感覚でいるらしい。


つまり私の不機嫌は「ちょっと待って夫! 選んで買ったはいいけど、

一体、どうすりゃいいのよコレ!」っていう、困惑と不安(これから先を

どう展開すればいいのか、わからなくなったから)の産物だったわけ。

それでつい、夫に文句を言いだし、責任転嫁しようとしてしまったのだ。


アホちゃうか、たかがそんなことで…八つ当たりまでするんかい! と

お思いかもしれない。(まったく、その通り。実にはた迷惑だよね。けど、

どうやらこれは、自閉系のパニックの一種らしいのだ。いや、だからっ

てもちろん、許されていいはずはないんだけど)


それでも、これまで事件の渦中で自分のこの悪いパターンに気がつける

ことって、実はまずなかった。自分でもわけのわからないまま、無性に

不快になって、誰かを(特に夫を)グチグチ責めてしまい、相手を激怒

させてしまう(←そりゃ誰だって怒る)という典型的な失敗を、一体、何度

繰り返したことか。


いつもだったら、後になって、冷静になってようやく「何であんなことを

してしまったんだ?!」と、自分の言動のおかしさに気づいては自己嫌悪

に陥る。けれど幸い? 今回は、途中でハッと気がついた。


自分も少しは進歩した…んだと思いたい。


とにかく。何が原因かわかったので、速攻で夫に謝った。そして、ケンカ

を売りたいんじゃなく、困っていて助けてほしいんだってことを伝えた。


↓結果。


giftbox3


要するに、送れる状態にするため、ダンボール箱を見つけてきて

サイズに合わせて加工してほしいってだけのことだったので、夫に

そうお願いして、(まだ怒ってたし、かなりあきれてもいたけど)やって

もらった。


そしたら、自分でもビックリしたことに、ぐんぐん気分が良くなって、

夫の作業が終わるより前にもう、あの不機嫌は一体何だったの? 

っていうぐらい、晴れ晴れとした気持ちになってしまった。友達に

これを送ったら、家族で大いに笑ってくれるかなあ? と考えると、

楽しい気分にさえなってしまった。


わけもわからず不機嫌になった時に、「困っている自分」に気づいて

対処することができただけで、こんなにホッとして、ラクになるなんて。

しかも、いつも気持ちの切り替えが下手で苦労してるのに、今回は何て

コロッと気分が変えられたんだろう!


…っていうわけで。

今回の「事件」は、自分的には、実に画期的な出来事だった。


けど、もちろん、夫にとっては、「また妻のいつもの悪いクセが出た…」

ってだけのこと。迷惑もいいところで、この後数日間、実にウンザリした

様子だった。


ゴメンね~夫。これからは、できればもっと早く(八つ当たりする前に)

自分の不安に気づくように、もっと努力するからね。


「妻にはもう、よけいな期待はしてないから」って返事されたけどさ(笑)。


うちのベランダガーデン。
wildherbs2
手前のはローズマリー。チキンをグリルする時なんかに加えるもの。

これは去年からあるので、屋外で冬越しできそう。


後ろのは暑さに強い、ラベンダー。(眠りの質がよくなる香りだから、

ポプリにして枕にでも入れる予定)


これは温暖地向けの品種なので、今年の猛暑日にも屋外で耐え抜い

たけど、逆に毎朝氷点下で、関東平野ならではの、冷たいからっ風が

吹く冬にたえられるのか?


それにしても、うちの植物って、実用一点張りのハーブばかりだ…





食料品が値上がりしている。おっそろしいほど値上がりしている。

どうしてみんなもっと騒がないのかわからない。


袋入りのものを手にとったとたん、パッケージは同じでもしっかり軽く

なっているのがわかるし、野菜類も(中国産が問題になって、入って

こなくなったからだと思うが)旬のはずの野菜が、なぜか安くならない。

肉類はもはや特売でしか買えない。その特売品でさえ、あまり安くは

しなくなった。


もっとすごいのは「値引き品シール」で、これすら、賞味期限ギリギリ

まで、以前より低い値引率のシールしか貼らなくなった。


こうなると、食料品の買い物は、定職がなくて特売や値引き品を追っかけ

る時間のある私と、お店との真剣勝負。とはいえ、こっちは摂食障害という

弱点を抱えているから、いったん過食嘔吐がではじめてしまうと、どんなに

工夫をこらしてやりくりしても、食費はとんでもない金額になってしまう。

(一回の過食に数千円ぐらいかかるから)

5円10円安いものをどんなに追求しても、過食費にはぜんぜんかなわない。


かといって、少しでも安いものを追っかける努力を、しないわけにもいかない。

普段の食費に気前良くお金を遣った上、さらに過食にお金をかけていたら

お金がいくらあっても足りない。


バカバカしいとは思うけど、過食に毎回ドバっとお金を遣いながら、一方で

ちまちま特売を追求する、という、とっても矛盾した二重生活を送っている。

(情けなさすぎ)


それにしてもこの食料品高、大量の穀物が食用からバイオ燃料用に転換

されていく、という世界規模の流れの影響だから、作物が不作でしばらく高値

が続くとかいう話とは、ケタが違う。これからさらに値上がりはするかもしれない

けど、値下がり要因はどこにも見えない。


夫の給料は上がらないし、石油も記録的な高値だからプラスチックとか石油

製品全般も値上がりしているし、一体これから生活はどうなるんだろう?!

こないだ某100均にいったら、二百円とか三百円とか、百円以上の商品が

いっぱいならんでいて驚いてしまった。100均ですら値上げしてるのだ。


この状態でまだ、「景気は悪くない」と言ってる政府とか経済関係者って、一体

どういう生活感覚してるんだか、理解に苦しむ。


食料品にしたって、日本のパッケージは異常だ。野菜までよくトレーにのせて

パックしてあるし、お刺身とか弁当とか、やたら豪華な容器に入ってるし、カップ

めんのスチロール容器にしたって…みんな石油製品。そんなのにお金かける

ぐらいなら、せめて紙容器にするとか、もっとシンプルな包装にして(野菜はばら

売りだけでも十分)一円でも安く売って欲しいんだけど。


でもやっぱり、日本では見栄えのいいものじゃないと、売れないんだろうか?

う~ん。


医者の待合室で週刊誌を読んでいたら、「KYな人特集」というのが

載っていた。(KYとは「空気読めない」の略だそうだ。流行語?)


何たって自分が誰よりも場の空気が読めない異星人だから、思わず

じっくりと読んでしまった、けど…どうも、釈然としない思いが残った。


記事で取り上げられているKYな人というのは、大ざっぱにわけて

二種類。目の前にいる人に失礼なことを言っても気づかないタイプ

と、会話が自分中心でしばしば自慢話になりがちなタイプだ。

記事はそれを、「こういう人っているいる、嫌だよねえ~」って感じで

面白おかしくこきおろしている内容。


でも、私は思うのだ。そういう態度が良くないのなら、何で上手に

本人にそれとなく注意したり、失言をフォローしたり、話をかわしたり

して、場を保つ努力をしようとしないんだ??ちゃんと「空気の読める」

大人なら、そのぐらいはできるはずじゃないの?


例えば、無神経で失礼な人の例として、頭のウスい人がいるのに

カツラやハゲの話題を平気で持ち出人、というのがあった。


そんなの「その話は、もういいの」とか何とか言って、周囲がさりげ

なく話題を変える方向に持っていけば、すむことじゃないの?

だって、まわりの人たちは自称「空気読める人」なんだから。その

ぐらいの配慮、できるはずだろう。


もう一つの、何を話していても話題が自分のことになってしまい、

しばしば自慢たらしくなりがちな「自覚のない自己中」タイプのKY

な人にしても、関西人の私としては「誰もアンタのこと聞いてない

って!」とか何とか、軽いノリでテンポ良くツッコミを入れれば、

いいだけのことに思える。


空気が読めなくてマズイ発言をしてしまう人に対して、本人には

何も知らせず、陰で集まってこそこそ悪口を叩く、というのは

いかにも日本的な陰湿さだと思うのは、私だけだろうか。


子どもたちの間でも、同じような現象が起きているらしい。ちょっと

したきっかけで少しでも仲間から浮いてしまうと、「あの子、空気

読めないよね」と言われてしまい、それば当然のように、ハズシ

(仲間はずれ)やイジメにつながっていくから、仲良しグループに

入っていても、内心はいつもどこかでビクビクしている、という話

をあちこちで聞く。


こんな風潮の世の中で、本当に皆、居心地がいいのか??


日本は確かに昔から、「そのぐらい、言わなくてもわかるだろう」的な

以心伝心のコミュニケーションが当たり前、とされてきた文化だと

思う。でも、今や時代は21世紀。日本的な「察しあい、なれあい」が、

多様化する社会でそういつまでも通用するとは思えない。


それに、私のように純粋な日本人でも、「言葉にされない気持ちや

場の雰囲気を察することがうまくできにくい人」だっているのだ。


「言わなくても、わかって当然」という前提は、どう考えても、もう古い。

なのにそれが、「KYな人」なんて流行語のようになり、雑誌で特集

されてしまうとは…


やっぱり、日本ではまだまだ、「言わなくても通じ合う」ことのできない

人への風当たりはかなりキビシイことを、思い知らされた気がした。