このところシリアスな話題ばっかりで暗いけど、親が第二次世界大戦
の兵隊で、近い親戚に広島の被爆者がいる私には、八月ってどうしても
戦争のことを考える時期だ。
核戦争は起きてないけど、今も戦争による被爆者が増えているって
こと、皆は知ってるんだろうか?
それは「劣化ウラン弾」という、核のゴミを詰めた兵器によるものだ。
これは正式の核兵器ではなくて、ただ、重くするために核廃棄物を
詰めたもの。でも放射性物質には違いないから、当然、これを使った
地域は汚染される。主に中東でアメリカ軍によって使われたもので、
たくさんの民間人が被爆している。
劣化ウラン弾について詳しく知ったのは、他でもないアメリカ軍兵士の
告発本『真実を聞いてくれ』からだ。(それまでも聞いてはいたけど、この
人は証拠写真を撮ってきている)アメリカ軍の兵士にも死傷者が出ている
様子がしっかり、写真つきで紹介されている。それはひどい写真ばかり。
デニス・カイルという著者にメールを送ったら、ニュースレターが来る
ようになった。彼は自身も被爆症に苦しみながら、劣化ウラン弾の真実
について、アメリカで告発運動をしている。
アメリカは自由の国とか言って、けっこう、国のすることに対する批判には
抑圧的だ。私とカイルのメールのやり取りも、国家保安局か何かに監視
されてるかもしれない。(十分ありうる)今度アメリカに入国しようとしたら、
取調室に連れて行かれたりするかも!かなり本気で不安…。
それでも、私もカイルも、決して反アメリカ国家ってわけじゃない。ただ、
核物質を戦争に使うことに、反対しているだけだ。
残念ながら、アメリカ人には、なかなかそういうことは理解されない。
例えば、アメリカ人の多くが、広島や長崎では、アメリカ人に対する反感が
強いんじゃないかと思っていたりする。どこの国だろうと関係なく、核兵器
そのものに反対するっていう姿勢は理解しがたいらしい。常に責任を追求
する社会だから、「誰が核爆弾を落としたか?」に、日本がこだわっていると
思うらしい。(原爆の日の式典も、アメリカへのあてつけっぽく映るようだ)
ま、ともかく、北朝鮮に対して核の放棄を求めているアメリカだって、核大国
だし、正式ではなくても劣化ウランのような核物質を使った兵器を使用して、
民間人にまで被爆者を出していることは確か。水源や土壌などが汚染される
と、兵器の使用が終わってからも被爆する人は増ることになる。
そう、被爆者は今も増えている。
夕方六時のニュースで長々と芸能ネタをやっているのを見るたびに思う。
世の中には、もっと大事なニュースがあるんじゃないのかって。