オサマ(ウサマ、ウサーマ)・ビン・ラディンを殺害した、とアメリカ政府が発表した。
報復があるかもしれない、というので、アメリカ国内では警戒がものすごく厳重になっているそうだ。
報復の予感からアメリカドルが売られた結果、日本でも円高になっている。
つくづく思う。報復が心配なら、なぜ世界は(特に西側世界は)イスラム教にもっと敬意を払わないのだろうか。
一夫多妻や、女性が髪や顔を隠す習慣があるからといって、「イスラム教は女性蔑視の宗教」と決めつけたり、
イスラム原理主義者やテロリストばかりを取り上げて、「イスラム教は過激だ」というのは、偏見だと思う。
今回アメリカは、おそらく遺体が崇拝の対象になることを懸念してだと思うが、遺体を海に沈めてしまったそうだ。
CNN.co.jpは、『ビンラディン容疑者の遺体は水葬に、米空母で宗教儀式 』という記事で、ホワイトハウスの発表を
引用し、「……葬送は、イスラム教の教えと慣習を厳格に守って行われた」と書いている。
しかし、イスラム教に水葬の習慣はない。土葬でなければ、イスラムの教えにのっとっているとは言えない。
埋葬地が聖地と化してしまうことを、アメリカ政府が恐れた結果かもしれない。
けれども、海に沈めたことは侮辱的な扱いで、イスラム教徒の強い反感を買ったことは間違いない。
イスラム教に本気で敬意を払っているつもりなら、もっと別の方法が、何かあったのではないか?
そもそも、他国に勝手に侵入して軍事作戦を行い、裁判もなしに容疑者を殺害するというのはどうなのだろう。
確かに、テロは卑劣な行為だと思う。
でも、今回のアメリカの行為は、テロにテロで報復したようにしか見えないのは、私だけだろうか。
