今年もお盆がめぐってきた。


特定の宗教に属さない主義で、家にブツダンもカミダナもなく、初詣やお墓参りの習慣もない家に育ったので、

私がお盆の存在をちゃんと知ったのは、なんと大人になってから。


それも、「仕事が休みになる人が多くて、帰省ラッシュで道路が大渋滞する頃」という程度の認識でしかなくて、

実際に皆さんがお盆にどんな行事をしているのかは、いまだによくわかっていない。


地域によって、いろいろな行事があるけれど、基本は、迎え火をたいて祖先の霊を家に迎え、

何日かおもてなしして過ごし、送り火でまたあの世に送り返す、といったものらしいけど……。


それならなぜ、お盆にお墓参りをするんだろう?


このことが、ずっと不思議だった。

お盆のあいだ、霊が家に戻ってきているんだったら、お墓は留守中なんじゃないのかな?

(不謹慎な疑問だったらすみません)


そんなことを思っていたら、仏教のある宗派のお坊さんが書かれた、大体こんな主旨の文章に出会った↓


「そもそも、お墓に祖先の霊がいるわけではありません。

亡くなった人はお墓の中に眠っているわけではなく、すでにあの世に旅立ってしまっています。

お墓は、故人を敬い讃えるために建てるもの。故人のためではなく、生きているわれわれが、

祖先のこと、亡くなった人のことを想う、気持ちのよりどころとするためにあるのです」


なるほど、そういう考え方もある、と知ると、私の長年の疑問も、少し解消されたような気がする。


この時期、女性は特に紫外線対策に特に熱心になる。

熱意のあまり、かなり重装備な人もけっこう見かけるけれど、

それでも、必ずといっていいほど、どこかしらちぐはぐに「手薄」なところがあるように見えるのが不思議だ。


たとえば、日傘。

地面からの照り返しにもけっこうたくさん含まれている紫外線は、日傘ではまったく防げない。

まあ、日傘の下の顔やむきだしの手や腕には、日焼け止めをガッチリ塗っているのかもしれないけど。


たとえば、アーム(腕)カバー。

半そでからのぞく腕から手の甲までの部分は、すっほりアームカバーでおおっているのに、

襟ぐりの大きく開いた服を着ていて、胸もとや首筋にかけては広くむきだしのままの人って、意外と多い。

あれは服のデザインを隠したくない、という心理なのかなあ。

腕は真っ白、首筋は真っ黒、なんてことにならないんだろうか?


そして何より、紫外線対策で一番手薄になりがちなのが、髪の毛かもしれない。


つばの大きな紫外線よけサンバイザーで、顔をおおうようにして自転車に乗っている人をよく見かけるけれど、

当然ながら、サンバイザーでは髪の毛(と、頭皮)をまったく保護できない。


長そでの日よけジャケットを着たり、アームカバーをしたりして、首にもしっかり紫外線よけスカーフを巻いている

のに、頭にはサンバイザーだけか何もかぶらず、髪はむき出し、というスタイルの女性、実に多くて驚いてしまう。


男女問わず、紫外線を浴びると髪はバサバサになるし、頭皮も日焼けで傷んでしまう。薄毛の原因にもなる。

あれだけ育毛剤やウィッグのTVCMが流れているくらいだから、みんな髪のことは気にしているはずなのに、

なぜ、髪や頭皮への紫外線の影響について、もっと世間で話題にならないんだろう?


本当にナゾだ。


髪をつやつやにするシャンプーに投資するくらいなら、しっかり紫外線対策をしたほうが、効果は絶対高いはず。

帽子をかぶるだけですむことなのに。


私は一年中、外に出る時はかかさず帽子をかぶっている。(そのかわり、シャンプーはいたって安物)

ただ、女性用の紫外線対策帽子って、あまりシャレたデザインのものがないうえ、

たいていつばが広くできていて、自転車に乗っていると、風ですぐ飛ばされそうになるのが困る。

男女問わず、もっと誰もがかぶりたくなるような、カッコいいデザインの実用的な帽子、誰か作ってくれないかな。



それは、全国で猛暑日が記録されていた、7月上旬のある日のこと。

郵便受けに、通信販売の分厚いカタログが、ドーンと届いていた。


カタログには、選ばれたあなただけに!先行予約割引!といった文句が並び、

掲載されていたのはすべて、コートやこたつといった冬物ばかり。


何と、今年の秋冬商品のカタログなのだった。


暑さにうだりながらも、一応ぱらぱらっと眺めてみたけれど、もう、見るだけで暑苦しい。とてもじゃないけど、

購買意欲がわくどころじゃない。


商品に興味をそそられるどころか、ちょっとイラっときた。何でこんな時期に送ってくるわけ?

それ以上見るのもイヤになり、カタログはそのまま、リサイクルに出してしまった。


それでも、この時は、単にひとつの会社が、ちょっとばかり早まっただけだろうと思っていた。


ところが。


しばらくして、今度はユニ○ロが、防寒肌着の販売を早々に始めたというのが、ニュースで取り上げられた。

どうやら、秋冬商戦をかなり前倒しして始めるっていうのが、今年のトレンドらしい。


売るほうも売るほうだけれど、こんな時期から買っていく人がけっこういるというので、さらにビックリ。

そこまでして、新作の防寒肌着を手に入れたいんだろうか?

それとも、震災の時、店頭から商品が一時消えたことが、こんな形で尾を引いているんだろうか?

(あるうちに確実に手に入れておきたい、という気持ちが強くなっているんだろうか?)


季節の先どりにもほどがある。今から冬物商戦だなんて、もう、単なる季節外れとしか思えないんだけど。


節電の夏。

エアコンを使わずに体を冷やすためのものが、爆発的に売れているらしい。

首筋を冷やすもの、ふとんに敷いて使うもの、携帯用ミニ扇風機、などなど。


熱中症予防には、うまく体温を調節して体に熱をためないことが大事らしい。


それはわかる。


でも、「体を内側から冷やすために、冷たい食べ物を」という最近の風潮には、何か違和感がある。


子どもの頃から、夏でも「お腹を冷やしちゃダメ!」と、ことあるごとに言われてきたせいかもしれないけど、

冷たいものばかり食べていると、胃腸の働きが悪くなって、体に悪そうな気がしてしかたがない。

最近は「夏でもお腹が冷えないように」なんて、まるで聞かなくなった気がするけど、なぜなんだろう?


私の知る限りだけど、熱帯には、冷たい料理を食べる習慣がない。

腐敗しやすいので、殺菌効果のあるスパイスをきかせた料理が多く、作りたてのアツアツを食べるのが普通。


暑い時はピリ辛の熱いものを食べたほうが、いい汗もかくし、血の巡りも良くなるし、体に良さそうな気がする。

北インドでは、どんなに暑い時期でも、いまだに熱いチャイが一番ポピュラーな飲み物だし。


日本の夏も、そうやって熱い食べ物で乗り切るほうがいいんじゃないだろうか?


もっとも、日本人のことだ。暑すぎてそんなもの食べたくない、そうめんみたいなあっさり冷たいものがいいよ、と

言われてしまったら、それまでだけど。


熱帯でスパイシーな料理を食べてみると、本当に、暑さも吹き飛ぶおいしさ、なんだけどな……。


相方は私ほど夢を覚えていないけれど、たまに朝起きるなり、自分の見た夢の話をしてくれることがある。

面白いことに、物理やなんかの「理論」に関する夢が多い。


「変数を発見した夢を見た」

「何の変数?」

「地球の時間がこう、あるだろ」

「うん」

「でも、光速に近い速さで動いていれば、時間は遅くなる」

「うん」


一応それは聞いたことがある。「運動が光速に近づけば近づくほど、時間の流れはゆっくりになる」というもの。

高速の宇宙船に乗って移動しているとすると、宇宙船の中では、地球よりも時間の流れが遅くなる……という話。

うろ覚えだけど、相対性理論にあったんだっけ。


まだ興奮しているらしく、わざわざ紙に書いてくれた。


地球時間--------------------------------------→

光速に近い時間(遅くなる)定説------------→


「でも、実はある変数があって、時間は速くなったり遅くなったりするんだ。定説どおりにいかない。その変数を

見つけたっていう夢」

「面白そう。式とか、覚えてる?」

「……忘れた」

「残念。ありそうな話なのに。時間の流れに関する仮説は今も、いろんなのがあるんだから」


よくまあ、夢の中でまで難解なことを考えているもんだ、と妙に感心した。理論物理学者か何かならともかく、

一介の機械技術者なのに。


理系アタマって、数学や物理なんかの法則とか理論が、夢に出るほど好きなんだろうか。

私にはそんな夢を見るなんて、想像すらできない。


もちろん、いつもいつもこんな難解な夢ばかり見ているわけではなくて、

同じ「時間」がらみの夢でも、「睡眠時間の仕組みについて」という、もっと単純なのもあった。


「仕事で寝る分と、プライベートで寝る分の時間が別々に決まってて、どちらも、決められた時間を必ずこなさ

なくちゃいけないんだ。両方で寝てばかりいるから、起きてる時間が全然足りなくて、ものすごく忙しくて困る夢」


時間とシステムについての内容、という意味では理系っぽいけど、この夢は、別に理系でなくてもよくわかる。

実際に日々仕事で多忙で、一日の時間が足りないうえ睡眠不足だから、ひたすら寝たいってことなんだろうね。


最近お疲れ気味なのが、実によくあらわれている夢だと思う。

働き盛りはツライ。