モンサンミッシェル記事のつづき、修道院の内部の見学です。
966年に本格的に建築が始まった修道院は、その後数世紀にわたって増改築が繰り返されたため、さまざまな建築様式が混ざりあった作りとなっているそうです。
修道院付属の教会
ガイドブックによると、本堂北側は、ロマネスク様式。
内陣と後陣は、15~16世紀、ゴシック後記期のフランボワイヤン様式とのこと。
オペール司教の彫刻
祭壇にある聖ミカエルの象。祭壇は聖地エルサレムの方向に建てられているそうです。
ラ・メルヴェイユと呼ばれる回廊は、2列に並んだ円柱がリズミカルに並び、ゴシック建築の傑作と称えられているそうで、とても美しかったです。
僧の瞑想の場、憩いの場だったそうで、中庭は、天国を象徴しているそうです。
円柱が交互に立っているのは、修道士の歩くリズムに合わせたものなんだそうです。
中世の頃は巡礼者を受け入れた修道院ですが、18世紀には牢獄として使われた歴史をもつとのことで、牢獄時代の労働の車輪や、納骨堂後も残っていたりと、さまざまな歴史があったことを感じる場所でした。
修道院をでて再び島内を少し散策しました。
宿泊は島内のこの木組みのホテル、オーベルジュ・サン・ピエールです。
15世紀の木材で作られた歴史ある建物で、国の文化財に指定されているそうです。
日中はものすごい人で、歩くのもなかなか進まないかんじでしたが、夕暮れ時になり、少しずつすいていきました。
ホテルのお部屋の中です。
木組みの屋根の形の部分です^^(屋根裏というか)
決して広くもなく、実用的で快適な現代のホテルとは違いますが、文化財にも指定されている15世紀の歴史ある木造建物に泊まることができるのは貴重な機会です。
ホテル1階のレストラン。
晩ごはんではシードルを飲んでみました。
たっぷりカフェオレのようなカップにどんと注がれて出てきます(‐^▽^‐)
上から見たところが、なんだかホグズミートみたい(*^▽^*)なんて思ったり。
ワンちゃんも階段を登っています。
サン・ピエール教会
岩山を掘り下げ、洞窟内に建築した教会で、巡礼の最盛期には重要な役割を果たした教会だそうです。
入口横に、百年戦争の折にミカエルのお告げを受け、フランスを勝利に導いたジャンヌ・ダルク像がたっっています。(見逃しました)
せっかく島内に宿泊なので、夜のモンサンミッシェルをみなくっちゃと、またお外に出て見に行きました。
昼が長いので、なかなか暗くならなくて、危うく寝そうになりました、(笑)
すっかりあたりが暗くなりました。
夜のライトアップされたモンサンミッシェルもまた、美しかったです。
ここからホテルにもどり、ロワール地方~モンサンミッシェルの長い一日が終わり、眠りにつきました。
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