世界で一番犬が幸せな国、ベルリン~NHKの特集より | すみれ色の宝箱

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私は子供のころ犬を飼っていたので、もともと犬が好きですが、

あることをきっかけに、犬にたいして、特別な思いを抱くようになりました。


そのきっかけは、セラピードッグを育成している協会、警察犬を育成している訓練士の方々、

愛護センターのかた、捨て犬の保護、譲渡をしている団体、ドッグトレーナーなどペットにたずさわる仕事をしてる方々、そういった人たちの話を聞く機会に恵まれたことです。


単なる、犬かわいい、猫かわいい、じゃすまされない現実を知りました。


当時(今から8年近く前です)日本は第2次ペットブームと言われていて、その少し前に人と犬の出生率が逆転したほど、ペットを飼う人が増えていました。(もちろん今もふえつづけていると思います。)


人々の意識が変わってきて、単なるペット、からペットは大切な家族、大切なパートナーという意識が主流となりました。


犬猫の健康状態やしつけも、飼い主の意識が変わったことで、格段によくなったことは喜ばしいことでしたが、ペットブームの反面、その当時全国で年間40万匹もの犬猫が殺処分されているという、恐ろしい現実を知りました。


人間が犬猫を捨てる理由が、また何とも人間の身勝手なもので、

たとえば

・増えすぎてしまってもらいてがない

・しつけがうまくいかなかった

・引っ越しをして、飼えなくなった

・老犬の介護ができない

・飼い主が死亡


まだまだ理由はあると思いますが、人間にとってやむを得ない状況かもしれませんが、犬にとっては関係ありません。


老犬の介護ができないなら、初めから大型犬は飼うべきではありませんし、老犬になったら捨てていいわけがありません。

(実際は小型犬の老犬もすてられていました)


犬は15年以上生きると思って、自分が老人なら自分の体を見極めてから飼うべきです。

しつけがうまくいかないのは、犬のせいではありません。


毎日毎日、愛護センター(保健所)で

殺される日を震えながら待つ犬のかわいそうな目が今でも忘れられません。



また、セラピードッグという、実際に医療や介護の現場で活躍する犬たちをみて、

犬たちの計り知れない素晴らしい能力に感動するとともに、


その犬たちが、もともとは人間に捨てられた犬ということをしってショックを受けました。


人間は裏切るけど、犬たちは、そんな人間にたいしてさえも、限りなくピュアな心で、犬のもつ人を癒す能力で、人間に生きる希望を与えてくれるのです。


この犬たちに、私たちはいつまでも、そんなひどいことをし続けていいのかと、日本のペットブームの裏の問題を強く感じました。


国際セラピードッグ協会のHP http://www.therapydog-a.org/



つい最近、ブログ村に記事をアップしていた上海在住の方の記事で、上海で起きた何ともおぞましい犬をめぐる出来事をしり、すごく悲しい気持ちになりました。その方のショックも大変大きなものだったと思います。


残念ながら、中国は犬を食べるエリアがあるし、私もタクシーにのってて、比較的近所だったと思いますが、ウサギの鍋、羊の鍋、豚の鍋、鳥の鍋、犬の鍋って書いてあるお店(上海市内)をみましたし、

南の方は食べると聞きました。


以前日本の中国語の先生に、犬の肉は高いから、ほかの肉と混ざってないから大丈夫、と

安心していいのか悪いのかわからないようなことを言われましたが、、、(つまり食べるということです)

(そして、高いから、あのようなことも起きてしまうのでしょう、、、、)


犬たちをとてもかわいがっている人たちが増えた一方で、食べるまでいかないまでも、うら若き乙女が犬を蹴飛ばしていたりという光景も上海ではさほど珍しくはないです。



そして、日本も改善してきたとはいえ、ペットに関してはまだまだ後進国を言われています。


ペット先進国といわれるアメリカでは、州によって、動物虐待に対する厳しい罰則を決めた法律があるともききますし、

先日NHKの特集で、「世界で一番犬が幸せな国」としてベルリンでの取りくみや、人と犬が共存し、

犬たちがとても幸せそうな様子が放送されていました。


犬が人間に与えてくれる、純粋な愛情に対して、もっと私たちはこたえなければなりません。


世界中の犬たちが幸せにくらせますように。



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