鮮魚シタボ、ポルコ・ロッソ ~大船渡 | Rakuenありす ~自然農園/農薬・化学肥料不使用

Rakuenありす ~自然農園/農薬・化学肥料不使用

孵卵器で孵ったペキンバンタムとポーリッシュの雛ダンテ。
生まれて初めて育児ノイローゼを体験したヒヨコ育て。
ダンテの娘アビーは神経質で、
乱暴者で大食いいたずら坊主の南部かしわ鶏。
棲息生物の方が運営者より強い「Rakuen」日誌です。

2024年6月14日

 

鮮魚シタボ、ポルコ・ロッソ ~大船渡

 

 朝、出かける前にトマト苗といただいたバジルの小さい苗を畝に植えた。昨年、直線で作った畝は、一本はジャガイモ、一本はサツマイモとポップコーン、一本は黒千石大豆、ネギ、二十日大根が賑やかに植えられており、そこに更にトマト苗を植えた。そして、トマトの両脇にはメロンを植える予定。…ここだけ満員御礼状態だ。なんだかな…。

 数日前に夜風に当たって、風邪をひいたかも…と言っていた共同運営者は、昨日は丸一日寝込み、結局今日も起き上がれず。

 今日は首都圏在住の幼なじみが帰省してくるので、鮮魚シタボさんへ一緒に行く予定でいた。それを先方さんにも電話連絡してもらっていたので、もう行くしかなく、風邪療養中の共同運営者は置いていくことにした。

 前回は発泡スチロールをもらってそれに詰めてきたのだが、今回はクーラーボックスをしっかり準備した。

 店に着いてまず目に入ったには回転している何か。

 後で、それはアナゴと判明。

 刻みメカブやむきホタテ、サンマのつみれ、マスの切り身など、冷凍されたものをたくさん選んでいると、幼なじみがマンボウを見つけた。奥さんがそれについていろいろ説明を始めると、ご主人がマンボウの切り身を出してきてくれて、塩コショウや酢味噌で味見をさせてくれた。それから、ご主人がその場でさばいてくれたヒラメの刺身や、アジの刺身、更にネギと味噌を加えてたたきにしたものなどをその場でいただいてきた。

 新鮮な海産物はほんとうに美味しかった。

 買い物を終えて、いろいろお話をしていただいて、その後は恒例の神社参拝。日本最大最古の椿の木を見て、ランチを予定していたイタリアン・レストランへ。

 車を店先に停めていたので店に戻ったとき、回転しているアナゴが3段になり、そして、何やら落ちているのを発見。お店の中を覗いてみると、奥さんが電話中でご主人の姿は見えない。

「あの…」と落ちているアナゴを指さして困っていると、やがて電話を終えて奥さんが顔を出したので、

「一枚落ちてますよ」

 という落ちがあった。更に帰宅してからちょっとした事件(?)も。

 まずはランチ。

 外観は自宅兼店舗という感じの庶民的な感じですごく落ち着いていて、内装もなんということはなくても、どこかほっとするような素敵な空間だった。それが「ああ、シェフのお人柄だ!」と後で分かった。

 ポルコ・ロッソ。「紅の豚」。

 小学生の息子さんからの父の日の絵がほほえましく飾られているところもすごく良かった。

 たくさんのこだわりの食材を使った素敵なコース料理で、ひとつひとつ丁寧にご紹介してくださり、丁寧に食器を下げに来てくださり、そして、最後は扉の外に出て駐車場を出るまで見送ってくださった。

 朱鷺(shuro)たち4人が店に入ってから、更に二組の二人連れの方々がいらっしゃり、静かに皆さん食事を楽しんでいるどことなく厳かな空間だった。

 実は、前回のカフェが外れだったので、大船渡の思い出が優しい綺麗なものに上書きされて嬉しい。

 デザートのコーヒーがエスプレッソ豆を使った苦めのもので、甘いカタラーナにとてもよく合っていた。苦いコーヒーの好きな共同運営者が喜ぶ店だ。

 メインの生うにのクリームパスタのウニも、絶品だった。こんなに甘いウニは初めてだと言ったら、仕入れ先のおばあちゃんが、丁寧に海水を取り除いてくれるから、塩辛さがなく、甘みが引き立つのだとおっしゃっていた。

 地元のこだわりの食材をたくさん使っていて、何もかも丁寧に、楽しくお仕事されていて、とても気持ちの良い時間を過ごさせていただいた。

 そして、帰りはいくつか道の駅に寄って、ハバネロの苗を買ったり、みそソフトクリームを食べたりしてきた。

 帰宅して、サービスでもらってきたヒラメの刺身を食べようとしたら、アニサキスを発見。更に他の寄生虫も…。あれまぁ。

 ということで、ヒラメの刺身は塩コショウと小麦粉をまぶしてムニエルになったのであった。