鶏が卵を産むとき | Rakuenありす ~自然農園/農薬・化学肥料不使用

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孵卵器で孵ったペキンバンタムとポーリッシュの雛ダンテ。
生まれて初めて育児ノイローゼを体験したヒヨコ育て。
ダンテの娘アビーは神経質で、
乱暴者で大食いいたずら坊主の南部かしわ鶏。
棲息生物の方が運営者より強い「Rakuen」日誌です。

2023年11月24日

 

鶏が卵を産むとき

 

 産卵。出産と並ぶ命の神聖な瞬間だよな。

 そういえば、ニンゲンの赤ん坊がなんで生まれてすぐ立ち上がれないのか、ということを先日NHKの番組でやっていた。それは、「お母さんを守るため」だという。そのまま言葉を借りれば。

 馬などの草食動物とニンゲンとの寿命と妊娠期間を比較すると、ニンゲンの妊娠期間はすげー短い。それは、胎内で育つ赤ん坊が、立ち上がれるくらいまで大きく成熟してしまうと、お母さんの内臓を圧迫し、産道を通れないほど大きくなってしまうからだそうだ。だから、妊娠・出産するお母さんを守るために、未熟な状態で産まれてくる、という結論だった。

 さて、そんなことはどーでも良い。

 動物は出産のとき、一生懸命いきむのだが、鶏も産卵の瞬間、いきむ…? のか? と思った。タム子の卵はよく血が付いていたし、かしわちゃんの卵は若鶏の卵とは思えないくらい大きいものを産む子もいる。けっこう産卵もつらいものなんだろうな、と感じる。

 シロちゃん、きーちゃんは先に産んでいたようで、作業しに行った際、ももちゃんが巣に入ったり出たりということをしていた。そして、巣にこもったももちゃんがこちらに顔を出して、口を大きく開ける、ということを数回。これって、いきんでいるのかな、と思った。

 何かが気に入らなかったらしく、産まずに一度出たが、鳴きながらまた戻って、今度は産んだ。産みたての卵を回収。かしわちゃん達の卵はほぼ有精卵であろうと思う。最近、さっちゃん、ナミちゃんに、ダンテが交尾している姿を一切見掛けない。ダッキーに至っては、さっちゃんに追われる始末なので、out of 眼中。

(え、ダッキー、アウトオブ眼中?)

 アビーやネオンにダンテが交尾していることがあるので、さっちゃんの卵以外は有精卵かな。ペンペン達は、最近、ペンペンが誰かに交尾しているところを見掛けない。今後、クロムが大きくなって、他の子に交尾してくれると良いのだが。またクーデターを起こされると面倒くさいなぁ。

 今、ダンテはダッキーを目の敵にして追い回し、かしわちゃん達のことも追い払い、なんだかハウス内はバタバタして、埃が立って、オリーブや榊さんが迷惑している。

 今日は、晴れたり雨が降ったりで、気温はそれほど低くならない予報だったので、ハウス内のオリーブと榊さん、柑橘類を雨にあてることにした。

 それから、先日一個白菜をハウス内に活けたのだが(菜花にして、種を採ってみようと思った)、今日も、もう一個白菜と、キャベツ収穫後の株に子株がついていて可愛かったので、家の慣行栽培の畑からもらってきた。それをハーブの方に活けてみることにした。かしわ達に食われないように、厳重に保護せねばならなくて、なかなか大変。

 トニー達、雄3羽は、ジェーンは他の2羽(兄たち)の傍にいると襲われるので(イジメられるという意味ではなく、交尾されるという変な意味)、たいてい止まり木にいる。餌を食べるときだけ下りている。トニー達は、たいてい網の外を眺めているのだが、何か入れてやればそばらくそれで遊ぶ。

 数日前、というかだいぶ前かなぁ、パンダ豆の蔓をハウス内に入れて、追熟可能な鞘だけ集めて、あとは放置したのだが、それでも豆になっている鞘もいくつかあるようで、鶏たち(特にかしわ3羽)が、鞘を突いて豆を出して食べようと頑張っている。まぁ、やることがないといたずらばっかりするだろうから、それはそれで良いと思っている。

 収穫しそびれた小豆や黒千石大豆が見つかったら、それもハウス内に置いている。後から蒔いた豆たちはほとんどダメだったから、豆になっているものはそもそも少ない。

 

(ももちゃん、いきんじゃうよ)

(ちょっと産み心地が…落ち着かん)

(こっちにいってみよかなと思う)

(う~ん、やっぱいまいち)

(ももちゃん、やっと産んだわ♡)

 

(土浴び鶏) (手前ダッキー)

 

(風切り羽が美しいアビー)

 

(ひとりだけ外で遊んできたので足が汚いきーちゃん)