2023年7月12日
雲昌寺のアジサイと真山神社、お稲荷様のお祭り
雲昌寺の副住職 古仲宗雲さんが15年を超える歳月を費やし手塩にかけて育てた、境内を埋め尽くすアジサイの群生。たった1株から1500株以上に株分けしたアジサイは独自の育成方法によって一株につく花の数が多く、満開の頃には一面が青色に染まります。
青一色にこだわり、まさに絨毯のように一面に咲き誇るアジサイの奥には北浦の港町そして男鹿の海が広がり、ここでしか見れない風景を作り出しています。
ウェブサイトより
6月27日、ちょっと梅雨の合間に男鹿半島まで行ってきた。
曇り空だったが、アジサイたちはもうちょっと時期を過ぎていた感じで、周辺数日は雨が降っていなかったのでしょんぼりした様子もあった。
まぁ、それでも青の群生は確かに見事だった。
(可愛い子がいたよ!(*´▽`*))
「思ってたよりもすごかった」。
観光客が多くて、要するにヒトだらけでちょっと空気が騒がしかったが、花は見てもらった方が嬉しいのだろうかね。
その後、お昼ご飯を食べる場所を探して「ににぎ」という古民家カフェレストランに辿り着いた。
本来は予約が必要(必須ではないが、予約してないと席がいっぱいで入れないことがある)だったのだが、予約外だと告げると予約状況と席を調べてくれて、テーブル席ではなく、奥のお座敷の間に通していただいた。一段あがった畳の空間を外から見て、「良いなぁ」と思っていたので、実は嬉しかった!
最後にデザートを運んできたくださったご店主とちょっと話したのだが、なかなか由来と曰くのある素敵なお宅で、生まれた家ではないけど、この古民家がご実家だという。どおりで畳の空間の仏壇の空気が優しいと思った。こうやって子孫が家を大切に受け継いで、毎日にぎやかで、笑顔があふれる空間になっていることに対して、ご先祖様が喜んでらっしゃるのだろうな、と感じた。
「ににぎって神様ですよね」
と言ったら「よくご存じですね」と、ちょっといろいろお話してくださったのだ。
美味しいランチを気持ちよくいただいて、最後に、その曰く(政府つまり国を相手取って訴訟を起こし、神社の財産を守った、というお話を聞いた)の神社の場所をお聞きして、参拝させていただくことにした。
真山神社。
なかなか素敵な神社で、山がご神体ということもあり、静かで空気が澄んでいた。傍らには樹齢1000年の萱の木が美しくそびえていた。何故かそのときだけ一瞬雨が降り、その後参拝のころには上がったのだが、なんだろう、浄化の雨だったのかな、という気がしている。
(カフェで)ご紹介いただいた榧の木の樹齢に感動し、思わず先にそちらに行ってしまったので、参道のわき道から鳥居の前に出てしまった。
すると目の前に大きな木の船があり、「あ、船だ!」「すごいね」「大きいなぁ」と大声で騒いだ挙句ふと振り返ると、お守りなどを売っている建物の中に宮司さんがこちらをご覧になっていた。
「うわ、ヒトだ!」
と再び叫んで、「騒がしくてすみません」とすかさず謝る。
宮司さんはまったく動じずににこにこと「ごうぞご参拝ください」とおっしゃった。
6月の大祓の茅の輪が設置されており、有り難くそれをくぐらせていただいた。
お参りを済ませて戻り、宮司さんとちょっとお話しし、そこで、お神酒も手に入れた。何しろ、家のお稲荷様に縁があったら新しいお神酒を買ってきます、と約束していたから。
その後、参道を下りて大鳥居の前にある小さなお土産物屋さんを覗こうとしたら、脇に「木の実ジュース」という看板を見つけ、「木の実ジュース飲みたいねぇ」と、奥の木のテーブルの方へ歩を進めてみると、間もなくお店の方が気づいて出てきてくださった。
そして、「男鹿の自然を考える会」の代表のご主人とご縁が出来た。
最初、環境の美しさに俺はその辺を写真を撮ってまわっていたが、その間に同行者(共同運営者)が、お店の方や、後で出ていらしたご主人といろいろ話をしていたそうで「ネオニコチノイド」などについてちょっと話した際(ネオニコについての年季の入った張り紙が目に入ったのだそうだ)に「自然農園をやってます」と言ったら、突如相手が食いついてきたそうだ。
(モリアオガエルのおたまじゃくしがいて感動!)
学校給食を有機栽培の野菜に、という活動を続けていらっしゃるそうだ。
名刺をいただいてきた。
注文したジュースやお茶を飲みながら(いろいろ飲みたくて2人なのに3種類の飲み物を注文した)、お話を聞いてきた。
往復とも高速を使い、時間的にはなかなか強行軍だったが、久しぶりに素敵な神社を参拝出来たこと、環境について取り組んでいらっしゃる方とのご縁をいただけたことなど、なかなかいい日であった。
そして、7月10日はお稲荷様のお祭り。
今年はチーズケーキを作ってもらったり、揚げ物(茄子の揚げびたし)を作ってもらったりと、お寿司の他にもいろいろ出来て、更にお稲荷様の前で一緒に食べたりと、お祭りという雰囲気を出来てなかなか良かった。そのときも何故か雨が降った。