子離れ出来ない朱鷺(shuro) | Rakuenありす ~自然農園/農薬・化学肥料不使用

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孵卵器で孵ったペキンバンタムとポーリッシュの雛ダンテ。
生まれて初めて育児ノイローゼを体験したヒヨコ育て。
ダンテの娘アビーは神経質で、
乱暴者で大食いいたずら坊主の南部かしわ鶏。
棲息生物の方が運営者より強い「Rakuen」日誌です。

2023年3月29日

 

子離れ出来ない朱鷺(shuro)

 

 野生動物…いや、野生に限らず、ニンゲン以外の他の生き物は子別れをきちんとして、子どもを独立させる。縄張りから追い出したり、自分が出て行ったり。

 さっちゃんが抱卵を始めたので、いちいち夜に移動させるのが面倒になって、さっちゃんだけハウスに置いたり、その後、ナミちゃんも一緒に置いたままにして、ダンテだけ家に連れ帰ったりしていた。しかし、そろそろそうもいかんじゃろう、ということで、27日(月)、コンクリートブロックを買ってきて、ハウスの鶏小屋を手直しした。今まで3段だった壁を2段追加。止まり木を設置。最初、1段だけで良いかと思って12個買ってきて壁を作り、竹を切って止まり木を設置してみた。そこにダンテを止まらせてみたら、上があまりに余裕がないことが判明。

 ということで、急遽、ブロックを追加。崩れ防止の竹を探して切って打ち込んで。細めの竹はいろいろなものに使ってしまっていたため、なかなかいい太さのものがなくてちょっと苦労した。最終的に、植えた木の目印にしていたものを抜いて、それを使ってみたり。

 実は、最近、夜に地震があって、「まずい、鶏小屋の壁、一番上にレンガをただ置いていたやつ、揺れで崩れちゃうかも。さっちゃんが潰れちゃう!」という危機感があったのだ。

 ということで、月曜日からダンテもその鶏小屋に泊めることにした。

 しかし、夕方になるとママの迎えを待っていたダンテ、中に入れて出入り口を板で塞ぐと、中でうろうろして怒っている気配が分かった。

 昨日は小窓として開けていた西側の隙間から抜け出したようで、いつの間にかハウス内の止まり木に留まっていた。いや、良いのだが、そこだと外の害獣から見えてしまうことを懸念して、やはり中に入れた。

 今日は、暗くなったら諦めて中に入ってくれるかと思ってハウスの外で様子を窺っていたら、散々ウロウロした挙句、やはり上に留まっていた。薄暗くなってから回収して中に入れた。

 ママの迎えを待ってあちこちウロつくダンテを見るとちょっと「困っちゃうわ~」という気持ち。

 なかなか子離れ出来ない朱鷺(shuro)であった。

 

 それから、さっちゃんの抱卵について。

 昨日、ナミちゃんがさっちゃんがいる巣とは別の巣に卵を産んでいた。「おお、やっと!」と喜んでさっちゃんの羽の下に入れてみた。そして、驚いた。えええええっ、卵が増えてる!

 ナミちゃんは卵を産まなくなっていなかった。普通に産んでいて、さっちゃんの抱卵に追加されていたのだ。

 全部で8個になっていて、これは多すぎ、無理、と今日までに14日と15日に産んだ日付入りの卵を撤去。そして、残った5個に印をつけて、今後追加された分は取ることにした。

 お陰様で、有精卵、あっため成功かも知れない。

 さっちゃん、ナミちゃんとダンテの可愛いヒナが生まれてくれることを祈る♡

 天ちゃん、タム子もそろそろ卵を産んで欲しいのだが、あっちの鶏小屋の環境激変で巣箱が高い位置にあることが気に入らないのかも知れないと思うと困ってしまう。

 朱鷺(shuro)だったら決してあんなことはしないのに、動物のことが分かってると知っているとかじゃなくて、もっと相手の身になって考えて欲しかったわ。

 

 それから、レフは、施灸のお陰で顔の酷い怪我は少し良くなってきた。腫れが引き、かさぶたが剥がれたりしていたが、回復しているようで、治ってきたと本人も考えているようでエサを食べに帰ってくるようになった。

「これくらい治ったからもう熱いやつをやられない筈」と思っているのか…。

 Rakuenの様子としては。

 ブドウ農家さんの里山から落ち葉を何度かいただいて、堆肥場は落ち葉が埋まり、うつみんのYM菌を撒いて堆肥化を進めている。

 蛇さまの住処も、葡萄の枝や隣家からの木、本日は杉の葉なども追加している。

 畝には、越冬ネギや越冬ケールがまだあり、さてこの子たちは今後どうなるんだろうと思っている。

 それから、昨年堆肥場から移植したディルも今年も芽を出した。

 昨年友人からいただいた葉付き人参を植え直してみたが、種が出来るかなぁ?