2023年2月21日
人間が崇拝することで崇拝されたものが崇高なものになっていく
これは、別の誰かも、いつかどこかで言っていた。
加門さんだったか、真壁さんだったか、両方だったか。
ホメオパシーの専門家、まやかし専門家、産土神社鑑定士、分野の違う方々が同じことをおっしゃっている。
『太陽の中に神を見て崇拝することで天照大神が生まれ、食事の中に神を見て崇拝することで豊受大神が生まれ、
桜の花の中に神を見て崇拝することで木花之佐久夜毘売さまが生まれたように、作物の中に神を見て崇拝することで作物が崇高なものになっていった歴史があると思います。
このように人間の信仰によって様々な神さまが生まれ、人間の信仰によって、どんどん崇高な存在となっていき、そして今度はその神々が人間を導いてくれるわけです。』
日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)名誉会長、農業法人日本豊受自然農株式会社代表由井寅子氏の言葉である。
『もともと作物は神さまなんだけれど、神さまと思って敬い、世話させていただいていると思い、感謝をもって育てていくことで、もっともっと崇高な神さまになっていくと思うのですよ。』
これには、「ほおお」と思った。ものすごく、納得した。
野菜も花も、朱鷺(shuro)は愛しくてかわいくて育てているのだけど、我が子のように―というのには実はちょっと違和感があった。我が子、という存在よりも、もっと高い位置づけのような気がしていたのだ。
ですよねぇ、と思った。
『百姓という仕事は神聖な仕事であり、料理を作るという仕事は神聖な仕事であり、食べるという行為は神聖な行為であると昔の日本人なら誰もが知っていたと思うのです。』
百姓は神聖。
以前、思ったことがある。
子どもの成長に関わる仕事、ヒトの人生に関わる仕事、ヒトの生死や健康に関わる仕事は「聖職」だと。
だから、医療者も教育者も「聖職」であり、その職業に携わる人々はそれを肝に銘じて欲しいと。サラリーマン気分なら、お金のためなら、他の仕事してください、と。
今回、百姓も「聖職」に加わった。あと、料理人もかな。
俺は、昔も今もこれからも、ずっと「聖職」を渡り歩いている。
後、残っているのは教育者かなぁ!
『で、このような農業をやっているとどうなるかというと、作物が、人間の役に立ちたいと思うようになるのですね。
栄養を与えたい、健康にしたい、元気にしたいと。
そうやって長い年月をかけて人間と関わっていくことで、今の作物となってきたわけですね。
だから作物を食べることで、飢えをしのげるだけでなく、元気になり、健康になるということなのです。
だから食べるということは、ものすごい神聖なことであって、本当はみそぎをしているようなものなんですね。』
おおおおおおっ! へえええええええっ! と素直に感嘆した。
やっぱりそうなんだ、という方が正しいかな。
‘作物が、人間の役に立ちたいと思うようになる’
ほらね、我が子じゃないんだよ、対等なんだよ。いや、位は向こうが上か。
『植物というのは、アストラル体が発達しているので、ある程度の未来はわかるんですね。
自分がいつ死ぬかとか、人が何を考えているかとか、そういう感覚が優れています。』
ここに、実は共同運営者が呟いた言葉。
「やっぱりそうなんだ。去年、(ベゴニア・マクラータが)あんなに咲いたとき、この子、もしかして今年の冬越せないんじゃないかと思った」
実は、それ、朱鷺(shuro)も思ったのだ。いや、俺の場合はそのときではなくて、枯れてしまった現在を見たときに、「もしかしてあの花は最後に可愛がってくれた共同運営者に対する感謝だったんじゃないのか」と。
最後に可憐な花をいっぱいつけてくれた。
今年の寒い冬は越せないと、知っていたから。
そう思うと涙が出ちゃうけど、あの子はあの子で、精いっぱい生きて、花を咲かせて、満足したのかも知れない。
今はこんな風に枯れてしまったベゴニアちゃん。
昨年夏には可憐な花をいっぱい咲かせてくれた。
午前中、ひだまりでまどろむ鶏たちを、
ハンターが狙っている(-_-メ)
にぎやかな様子をまんじりと見つめるダンテ…
羽で遊ぶマノ、
そして、来客の車をチェックするハルくん=^_^=
あったかいハウスの中でまどろむさっちゃんナミちゃん達