驚愕! よもぎ茶の効用 | Rakuenありす ~自然農園/農薬・化学肥料不使用

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孵卵器で孵ったペキンバンタムとポーリッシュの雛ダンテ。
生まれて初めて育児ノイローゼを体験したヒヨコ育て。
ダンテの娘アビーは神経質で、
乱暴者で大食いいたずら坊主の南部かしわ鶏。
棲息生物の方が運営者より強い「Rakuen」日誌です。

2022年12月31日

 

驚愕! よもぎ茶の効用

 

 紅葉ではない。第一変換には雅な秋の紅葉が出てくるが、そっちではなくて薬効の方だ。

 昨年から、アップルミント茶とかドクダミ茶などは作っていたが、実はあんまり飲んでなかった。朱鷺(shuro)は、ここ数年時々思うのだ。周囲がこんなに風邪をひいたり体調崩したりしているとき、一人元気って、それって、もしかして…(バカ?)

 なので、薬草が必要となる機会がなかった。

 とはいえ、(ギックリ系の)ヤバイ腰痛を起こしたり、バイトの作業中に謎の(寝違えみたいな)頚部痛を起こしたり、謎の発熱で丸一昼夜寝込んだりということはやった気がする。何しろ、記憶が定かではない。たぶん、俺にとってはどーでも良いことの部類なんであろう。生死に関わらないことがそもそも分かっていたから。

 症状とは、「おい、てめぇ、いい加減にしろよな」という身体や魂からのメッセージである。その「何を」いい加減にしろと言われているのかが分からないと手を変え品を変え、メッセージは繰り返される。しかし、たいてのニンゲンには分からない。少なくとも‘たいていの朱鷺(shuro)’には分からなくて「うおおおおおおぉうっ、いったいなんでなんだ、何を言いたいんだ、どうすれば良いんだぁぁぁぁっヾ(≧▽≦)ノ」と一応悶えて諦める。

 さて、本題に入ろう。

 今回、突然よもぎを煮出し、よもぎ茶を作ったのにはハルくんの霊障だかなんだか分からない謎から始まった。解毒が必要なのであれば、何か薬草を煎じて飲ませる或いは経皮吸収させてみようか、と話し合った。(ハルくんとではない。共同運営者とだ、もちろん。)

 で、いろいろ調べてくれて、猫にはドクダミはダメらしいということで、よもぎなら…となった。

 早速、やつが摘み取って乾燥してくれていたよもぎをヤカンに入れて煮出してみた。煎じたというほど液体を減らさず、お茶程度に。

 それを冷ましてからハルくんの肉球を浸した。ハルくんは「なんやねん、やめてくれたまえ」と不快そうだったが、とりあえず、やった。

 その残った液体は、結局、ニンゲンが普通に飲んだ。その後、共同運営者は「よもぎを飲むと体調が良くなる」ということらしく、再度、よもぎ茶を作っていた。

 マノは1週間ほど前から、階下で一人で或いはハルくんと(?)寝るようになって、今は朱鷺(shuro)の布団では眠っていなかった。猫だから大丈夫だろうと思っていたが、昨日、朝からマノは熱を出した。熱があるということはしばらく分からなかったが、ぐったりして、ヒトの膝によじ登って寝たがり、とにかく一日まったく遊ばず静かだった。

 歩くとふらふらして、最初は足をどこか怪我したのかと思っていた。ただ、食欲だけはあって、他の子たちがご飯の時間だ~と騒ぐと一緒にやって来て、もらって食べていた。

 夕方になってから、

「よもぎ茶でも飲ませてみるか」

「肉球から経皮吸収させよう」

 ということで、ボウルによもぎ茶を注いでお湯を足して、あったかいお風呂程度にして、ぐったりしているマノの後ろ足を浸してみた。浸されても特にイヤがることもなく、1分くらいは浸されたままだった。

 その後、ごそごそと起きて浸された足を舐め、更に、ボウルに残ったお茶を顔の前に出すとそれを飲んだ。

「あれ、普通に飲むじゃん」

 その後1時間もしないウチに、マノは少し起きて遊ぼうかなという気分になったらしく、ちょっと動き出し、そこにレフが帰って来て、マノは一気にテンションがあがった。

「レフ兄ちゃん、遊んで遊んで遊んで」モードに。

 まだ本調子ではないものの、朱鷺(shuro)がそろそろ寝ようかね、という頃にパワー全開になったマノは、せっかく俺が「今日は具合が悪そうだから一緒に寝ようか」と言ってるのに「やだ~っ、まだ遊ぶ~っ」としっぽをぶんぶん振って布団から飛び出し、廊下に放り出されたのであった。

 その後、お姉ちゃんたちに死ぬほど迷惑をかけまくって、ようやく疲れたマノは返品されてきた。

 結局、夜中の11時頃に「トイレ!」というので階下へ連れて行き、あとはそのままハルくんに任せて(湯たんぽを傍に置いて)、ソファで朝まで眠った。(しかし、3時半過ぎに行ってみたときには、ハルくんは消えて扉が開いていてすでに寒い状況であった…)

 今朝も、マノはよもぎ茶を飲まされ、飲み干した。

 一日寝ていたから治ったのかも知れんが(俺の場合は風邪様症状は丸一日或いは長くても数日寝ていれば治る)、しかし、俺は信じている。これはよもぎ茶が効いたのだと。

 ヨモギの薬効もドクダミの薬効もそもそも広いし、薬草の場合相性のようなものもあるが、特に猫はちっこいので効果が早かったんだろう。

 Rakuenは今日も美しい雪に埋もれて平和である。

 

 ダンテはナミちゃんと土浴びしているし、ペンペン達も下に降りて土浴びをしていた。雪の上には猫の足跡、他の獣の足跡であろうというもの、謎に雪が溶けている箇所があったり、いろんなことが起こっているが、地面の下ではネズミが我が物顔をしているであろう。

 虫も草も雪の下で春を待っている。

 ダンテ達もペンペン達も待っている。

 そして、朱鷺(shuro)も待っている。

(にゃんこもっ(=^・^=))