- バーレスク [Blu-ray]/クリスティーナ・アギレラ,シェール,エリック・デイン
- ¥3,990
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田舎町から、大好きな歌で生計を立てることを夢に見てLAにやってきた主人公アリ。
働き口を探していた彼女は、ある夜偶然ハリウッド大通りに位置するクラブ・バーレスクにたどり着く。
そこは、古き良き時代の雰囲気を漂わせ、夜な夜なセクシーなダンサーたちが妖艶なステージを作り上げる、まさにアリが理想とするクラブだった。
何とかここで働こうと、アリは押しかけウエイトレスとして働き始めるのだった…。
ポスターから、勝手にシェールVSアギレラ、新旧ディーバ対決。「ショーガール」的な、ドロドロとした主役争いが繰り広げられるえげつない映画化と想像していたのですが、まったく違ってましたね。
シェールは、クラブの経営者で、アギレラ扮するアリのカリスマ性で、傾きかけたクラブの経営を何とかしようとする、ある意味おっかさん的な立場なので、あくまでアリの味方なんですねー。
ストーリーは、田舎娘がたぐいまれな才能を発揮して、大都会で成功するサクセスストーリー。
わかりやすいと言えばそれまでだが、まあ、無難によくある展開。
残念なのがこの手にありがちな、悪役の不在。
アル中のダンサーは、陰険だけど、嫌がらせはあまりしない物分かりの良さ。
大金持ちの買収屋は、女たらしだけど、なぜかアリに手を出そうとしない。(そしていつの間にかいなくなる)
そんなこんなで悪役がいないままお話は進み、いつの間にかハッピーエンドで終わってしまう・・・。
と、お話だけ追っていると、評価はいまいちになるのですが、そうならせないのは、ひとえにアギレラの存在感。
やはり、歌とダンスはめちゃウマです。
プロ顔負けのセクシーなダンスと、圧倒的な歌唱力、大迫力のパフォーマンス。
舞台を降りれば、とても実年齢30歳とは思えない(シェールの64歳も相当ぶったまげですが)、少女のようなあどけなさ。ステージでは、妖艶なメイクで別人のようなカリスマ性で、目が離せない輝きを放つ。
アギレラは、やはりすごい。
この映画は彼女なしでは、間違いなくただの凡作に終わっていたでしょう。
そんな彼女を見られただけで私は大満足です。
ちなみに、アリの恋人役は、めちゃイケメンでいい躰してます。(確か「トワイライト」で悪い吸血鬼役もしてた)
そんな彼が、初めてアリをベッドに誘うシーンがあるのですが、それがめちゃキュート。
隣の部屋から、姿を現すたびに服を一枚ずつ脱いでいくのですが、この躰、この顔でそんな誘い方されたら、女性はみんなノックアウトです(笑)。
《私の評価》
☆☆☆☆