皆様ごきげんよう!
スライムガールズの神代月です
本日は皆様に大事なご報告がございます。
わたくし、神代月はスライムガールズを卒業し、そしてアリスプロジェクトを退所します。
卒業式は9月上旬頃を予定しております。
数ヶ月前から卒業することは決まっていましたが発表するのが遅くなってしまい、そして卒業まで残り1ヶ月くらいになってしまったこと申し訳ない気持ちです…。
ここからはこれまでの3年間を振り返っていこうと思います!
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この事務所を知ったきっかけは、当時所属していた劇団さんが解散してしまうところから始まりました。
そこでお芝居をしつつ色んなことに挑戦したいと思っていたので、急に解散が決まりどうしよう…?!何しよう……?!となって、焦って事務所を探しては色々な面接、オーディションを受けに行き、結果受かったのがここで、仮面女子のことは全く知らないままこの事務所に来ました。
初めはふんわりとした『幼い頃に一度憧れた、アイドルをやってみたい』という動機しかありませんでした。
しかし、先輩方のパフォーマンスを見学させて頂くうちに次第に、『この曲が好き』『この曲のダンスが好き』『あの先輩のここが好き』『あの曲をやりたい』『昇格して仮面女子になりたい』と明確な意志と目標を持つようになりました。
そして今年の9月で入所して3年が経ちます。
合格が決まった時にお芝居関係の友人に相談したりして、まずは契約期間の3年間『死なない程度に死ぬ気で頑張る』と覚悟を決めて入って来ました。
本当にこの約3年間、色々な事を体験させて頂きました。
よく『長いようであっという間』なんて言いますが、あっという間という感覚はなく本当に濃密な期間で……
ダンスが未経験な私はダンスの振りを覚えるのもとても遅く、周りが一日で覚えられるような振りも私からすれば2週間は必要でした。
リズムが上手に取れなくて、取れるようになるまでダンスレッスンに参加するなと言われた時もあったなぁ。
やっとスライムガールズに昇格できたのに色々な事が積み重なってあーもう無理だーってなって約2ヶ月後には休業してしまい、当時のメンバーが候補生昇格決定したのを知りながらも半年かけて5月に戻ってきました。
メンタル面が落ち着いて来たと同時に、『早く私も候補生に上がらなきゃ!』と思ったからです。
それと私は割と負けず嫌いな性格なので、休業前に応援して下さったファンの方が離れて行ってしまったとしてもスラガ一人になったとしてもここで辞める選択肢は有り得ませんでした。
それからはひたすら見学と物販参加、家に帰ったら候補生曲の練習をする日々でした。
私なりに一生懸命頑張りました。
いつでも候補生としてステージに立てるよう派生曲含めた約15曲を粗方覚えた頃にはもう4ヶ月…9月に突入していました。
何度もお願いしてやっとダンステストを受けさせて貰った時には色々な状況が変わろうとしていました。
そして組閣発表の日、
新体制発表もされたあの日。
無事候補生に昇格する事が出来ましたが
『昇格したところで』でした。
新体制に移り変わると同時に昇格制度が無くなりました。
目標のひとつであった『仮面女子』への道も『アーマーガールズ』への道も途絶えました。
そして「仮面女子候補生」というものも無くなり、本当に『昇格したところで』でした。
煌もこしたんも大冒険も練習しているうちに歌詞に支えられたりして好きになった曲なので、せめて皆の前で候補生として披露したかったなぁ、、、(あとアナラバも!笑)
今はそれが唯一の心残りです。
(言ってしまえばもっとあるんだけどね!キリがないので!!)
涼子ちゃんが1月に入って来てくれて、1ヶ月というものすごい速さでステデしてくれたお陰で2月に「スライムガールズ」として再びステージに立つことが叶いました。
涼子ちゃん本当にありがとう~。
改めて、周りに支えられてやっとステージに立てていること、1人では何も出来ないことを実感しました。
私がダンスを覚えるのがもっと早ければ、もっと練習していれば、休業していなければちゃんと候補生としてステージに立てていたのかな、とか、スチームガールズとしてパフォーマンス出来ていたのかな、と思うことは沢山あります。しかし今更考えても仕方の無いことです。どれだけ願っても時間を巻き戻す事は不可能で、変えられるのは今と未来だけ。
今までに何度も挫けそうになったし、何度も辞めたいと思う瞬間がありました。でも根性で初めに決めた通り3年は貫き通しました。
正規メンバーに昇格することを目指して3年間以上続ける選択肢もあったかもしれません。だけども他に色々な理由はあれど限界を感じてしまった、というのが一番の理由です。これ以上続けても恐らくメンタル面だとか体調含めモチベーションを保ったまま皆様の前でパフォーマンスをすることが厳しい、と思ってしまいました。曖昧な気持ちのままただただステージの上に立つという行為はしたくありません。
ここを辞めた後のことはまだ明確には決めていませんが芸能活動は続けていくつもりです。
他にも魅力的で可愛いアイドルがたっっっくさんいる中この3年間少しでもわたしを応援してくれて、ただの陰キャオタクだったわたくしをアイドルにしてくれてありがとうございました!!本当に皆様には感謝してもしきれないです。
最後まで“最弱の戦士”のプロとしての
誇りを持って全力で駆け抜けるので応援して下さると嬉しいです!
スライムガールズ
神代月