不妊治療の諦めどころ~その1~ | 2011のしあわせ

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お邪魔したブログのコメントに不妊治療のことを書いたので、
今日はそのことについて書くことにしました。

去年まで、不妊治療をしていました。

始めたのは7年くらい前になるでしょうか。

きっかけは、きよしくんの
「こゆきちゃん、卵管詰まってるんじゃない?」(!!)
の言葉でした。ひどくはないです。きよしくんは、これが普通です。

「!?」とは思ったものの、母がそれでなかなか子供ができなかったとも聞いていたので
一回見てもらうのも良いかと思い、不妊治療専門のクリニックに行きました。

切羽詰っていたわけではなかったので、診察のときにも
「できれば自然妊娠がいいです」と言っていました。

いろいろな検査・・卵管造営やヒューナーテストなど・・をして
どこも悪くはないとわかったので、タイミングを見てことを行い、
次の日にちゃんとおなかの中に精子がいるかどうか見てもらいました。

どこにも、いませんでした。

それから、いやがるきよしくんを無理やりクリニックに連れて行き、
検査をしてもらいましが、やっぱりいませんでした。

男性の不妊には何パターンかあるようですが、
きよしくんのは原因不明。ゆえに治療ができません。

あとは、睾丸の中にいるかもしれない精子をとりだすしかないとのことでした。

いないかもしれない精子のために入院することを
きよしくんは嫌がりましたが(彼は医者を信用していません)
なだめすかして、手術を受けてもらいました。

幸いなことに、睾丸の中に精子はいたのです!

しかし、ここからが、私だけの戦いになりました。

冷凍保存された精子は8本。
妊娠にこぎつけるには体外受精しかありません。

ここまできたらやらないという選択肢はないわけで。

卵をいっぱい育てるために、毎日きまった時間に鼻から薬を吸い込み、
毎日筋肉注射をするために
通勤前に2時間かけてクリニックに通っていました。

当時の上司の奥さまもなかなか子供ができず苦労された方で
理解してくださり、遅い出勤を許してくれました。
だから、そのぶん、遅くまで一生懸命働きましたよ。

なぜか1回目でできるって思ってました。
そのへん、楽天的なのでしょうか。

なにもかもはじめての経験なので
辛いと思う余裕もなかったです。

卵子を取り出して、受精させて、移植して
それから、何度かの注射・検診・毎日の薬・・・

薬をやめて32日目になっても体温は下がらず、
ほぼ、妊娠を確信した検診の朝

体温が急激に下がっていました。

信じられずに何回も体温を測りなおしましたが、結果は同じ。

そうこうしているうちに、クリニックに行く時間になりましたが

出血してしまいました。

すがるような思いでクリニックに電話をかけましたが
「出血して、体温が下がっているなら妊娠の可能性はないです。」
とのこと。

なにが悪かったんだろうか。

仕事してたから?
お酒飲んだから?
夜遅かったから?

だから2回目は移植してから連休をとりました。
でも結果は同じ。

次こそは・・・!と思ったときに

昇進してしまいました。

新しい部署、なれない仕事。毎日遅い帰宅。
逃げる理由も探していたんだと思います。
「まだ時間はあるから」と
治療をやめてしまいました。

再開するのは4年後になってしまいました。