昨日、ノーベル賞の授賞式にまつわるニュースを見られた方も多いと思います。
益川さん、注目されてましたねー。
あそこまで、頑固でまわりに合わせない人というのは
最近珍しいからではないでしょうか。
でも、わたしが興味を惹かれたのは奥さまです。
たしかに、授賞式でむこうのお偉い方が、日本語で読み上げたイントネーションが
どうしても「のだめカンタービレ」の
竹中直人扮する、ミルヒーとそっくりだったことにも、驚きましたが。
あの奥様は偉い!
まねできないだけに尊敬してしまいます。
ノーベル賞で注目されるまで、それはそれはとてつもない苦労があったんだと思います。
人の好意や期待を考えず、いつどんな発言をするのかわからない旦那を
はらはらしながら見守って何十年・・・。
他人事とは思えません・・・。
でも、テレビからかもし出される、あの奥さまの雰囲気には
「ちょっとは、愛想よくしてくださいよ」とおもいつつも、
まったく相手の意に沿わない答え方を益川さんがした時には
「あー、またやっちゃったよ、この人は。全国放送だってゆーのに」的な
あきらめというか、なにか超越したものを感じました。
「ちょっと!何言ってんのよ!もっと印象いい態度とんなさいよ!」
と怒鳴りたい気持ちをぐっっっと抑え、
微笑みながら益川さんを軽くたしなめ、
「これ以上何も言うなよ」とけん制しつつ、
報道陣にフォローを入れる奥さまの姿は
電気店で、旅行代理店で、レストランで、
あたふたしている私の姿とオーバーラップしてしまいます。(規模がだいぶ違いますが)
それを、この人は私の何倍もやってきているのだなー。
海外旅行に連れて行ってくれなきゃ、
私だったらほかの人と行っちゃうよっ。
でも、ほっとけないんだろうなー
だって、益川さんは、奥さまがいなきゃダメだよ。
きっと。絶対。
だから実は力関係は底辺で逆転してるはず。
それも、うらやましい。
私も、それを目指すとするか。好きなことは我慢せずに。