いつかのゴールデン | 続・阿蘇の国のアリス
12月25日...

2016年12月25日、
一年後のパパへ

クリスマスを迎えられた
ということは、
私はまだ生きているんですね。


パパには感謝の気持ち以外
ありません。

いつもありがとう。

そして愛しています。

幸せいっぱいのママからです


「この歌のMVを見て、
いつかはゴールデンを飼おうと
決めたんだよね」


ゆっくりと12月の
あかりが灯りはじめ...


その顔を見た僕もまた
素直に君を抱きしめた

いつまでも手をつないで
いられるようなきがしていた...


君がいなくなることを
はじめて怖いと思った...


12月26日...


「人を愛するということに
気がついたいつかのメリクリスマス~♪」


(アリスちゃん、ママもがんばるから....)


(クリスマスを過ぎたら、
容体が急変しちゃった...)


「痛い...」


「もう~、ヘタクソ!」


(ママ...助けて)


「順調ですよ」


「アリス、心配するな!
また生き返らせてあげる」


「ただいま、アリス。しっかり!
つぎはあなたの番よ」


「まだ休憩中...」


「アリスちゃんがたいへん、
準備して!」


ママはうんと強く
私の手を握りしめてくれていました。

だんだんと頭のなかで
霧が晴れていくようでした。


ママとパパに求められている...

それだけで十分でした。


(.....クッ)


(まだ天国にはいかない)


病院から帰って...

「馬ヒモ400グラム、全部湯がいて!
ぼくがたべさせる」


「無理よ!」


「だいじょうぶ!アリスは、
ぼくがたべろ!っていったら、
たべるし...

生き返れ!っていったら、
生き返るんだから」


「ほら、全部たべた...」

(無理矢理入れたくせに...チッ)


(でも、全部たべたら、
世界がキラキラしてきたよ。

変だね。

私完全におかしいよ)


「モコ母さん、さりぃさん、
ひめちゃん、のんちゃん、
tamtamさん、うめまつさん、
そして、心配してくれたお友達...

なんとか乗り越えられたよ」


この一年、
私たちはとてもしあわせでした。

ずっとやさしくしてくれて、
どうもありがとう。


こうなったことは
ぜんぜん後悔していません。

あらためて、ありが...
スヤ、スヤ、スヤ、...。