ジュジュのワンダフルライフ | 続・阿蘇の国のアリス
なぜ、あなたなのか、
わたしにもわからない。

わたしは、あなたを待っていた。


もう何年もまえから、
家のドアを開けて

あなたがやってくるのを、
待っていた。


先日、ぼくたち家族は、
南阿蘇のジュジュハウスで
四連休を過ごしました。

その時の思い出を
今日はアリスパパに書いてもらいます。

長くなりますが、
よかったらお付き合いください。


一日目は、
アリスちゃんと再会しました。

二日目は、
高千穂峡を散策しました。


「すごい場所だね」


「まえにも来たでしょう、高千穂峡よ」


「思いだした。
チョウザメが泳いでる場所だ」


「かあさん、早く!」


ぼくはあの日、
深い森と岩に覆われた
太古の昔と何も変わらない
この世界を...


神話の時代に生きた
人々と同じ視線で
旅をしてみたいと
思い始めていました。


神様が初めて天上界から降り立った
「天孫降臨」の神話の世界に
近づいてみたかったのです。


高千穂三段峡にて、
アリスママは高いところが大好き。


天孫降臨の際に
天上界から移したと伝わる
天の真名井が水源とされる
真名井の滝。


ここは、
JA高千穂地区の直営レストラン。


提供されるのは日本一の高千穂牛です。


「これ、
アニマルキョウ子ちゃんが、
会社に持ってきて、
おやつにたべてるんです」

「蜂?」


高千穂峡は、
ぼくが旅したなかでも最も
スピリチュアルな自然でした。


三日目は、
アリスちゃんと病院へ行きました。


南阿蘇焼窯元に立ち寄って...


ぼくの肉球がついた
大皿を受け取りました。


そして、病院...


「アリスちゃん、だいじょうぶかな?」


アリスちゃんは前回よりも、
体重を1㎏増やしていて、
脈もしっかりしていて...


先生からは、
「不死身だね」って
褒められていました。



「ぼくもアリスちゃんみたいに
強くなりたいな...」




「アリスちゃん、
一緒にクリスマスを迎えようね」


四日目は、
飯田高原に行きました。

アリスちゃんにさよならといって、
ぼくはフェンスを越えました。


これが、ぼくの四連休でした。


ここに、おいで。

わたしと暮らそう。


すべてがいいことばかり
じゃないけれど、
うんと愛してあげる。

おやすみ、ジュジュ...。

かあさんの声がきこえた。