オミナエシ | 続・阿蘇の国のアリス
9月最初の週末。

ジュジュくんファミリーが
サプライズで帰ってきました。


「アリスママー!」


「ジュジュくん♪」


「お帰り、ジュジュくん♪」


「また会えたね、アリスちゃん...グスン」


「そう簡単には死なないわ...」


「私は不死鳥だから」

「そうだったね」


私たちは、再会を経て、
ジュジュくんファミリーと一緒に
にせモンの待つ
「道の駅波野」へと
向かいました。


「やあ、ブルブル兄弟♪」


「会いたかったです!
とうさん、かあさん、
そして、ジュジュくん♪」






北外輪山の原野に入ってゆくと、
心地良い空気に包まれました。


ジュジュくんにとって、
阿蘇山はどんな山に
映っているのでしょう。


ここで
多くを過ごすようになった彼に、
この山はさまざまなことを
語りかけているはずです。


風景とは言いかえれば、
人の思い出の歴史のような気もします。


「アリスちゃんに、オミナエシ...」


「花言葉は美人。
アリスちゃんにピッタリだよ」


「ジュジュくん、やるう~♪」

「テヘッ♪」


昼食はママのマイブーム、
「花唐符」さんでした。




あの時、
ジュジュくんがオミナエシを
プレゼントしてくれた時。

私は言いそびれてしまいました。


オミナエシには
もうひとつ花言葉があって...

それは、儚い恋、だということを。