ジュジュくんファミリーが
サプライズで帰ってきました。

「アリスママー!」

「ジュジュくん♪」

「お帰り、ジュジュくん♪」

「また会えたね、アリスちゃん...グスン」

「そう簡単には死なないわ...」

「私は不死鳥だから」
「そうだったね」

私たちは、再会を経て、
ジュジュくんファミリーと一緒に
にせモンの待つ
「道の駅波野」へと
向かいました。

「やあ、ブルブル兄弟♪」

「会いたかったです!
とうさん、かあさん、
そして、ジュジュくん♪」



北外輪山の原野に入ってゆくと、
心地良い空気に包まれました。

ジュジュくんにとって、
阿蘇山はどんな山に
映っているのでしょう。

ここで
多くを過ごすようになった彼に、
この山はさまざまなことを
語りかけているはずです。

風景とは言いかえれば、
人の思い出の歴史のような気もします。

「アリスちゃんに、オミナエシ...」

「花言葉は美人。
アリスちゃんにピッタリだよ」

「ジュジュくん、やるう~♪」
「テヘッ♪」

昼食はママのマイブーム、
「花唐符」さんでした。


あの時、
ジュジュくんがオミナエシを
プレゼントしてくれた時。
私は言いそびれてしまいました。

オミナエシには
もうひとつ花言葉があって...
それは、儚い恋、だということを。
