今日も私は、立って、歩いて...
ビールのようなオシッコをしました。
「ハァ、ハァ...パパ、出たよ」
「うん、がんばったね」
そして、
ママのおなかのうえに頭をのせて、
旅に出ました。
行く先は、
黒川温泉の天国村(酵素風呂)でした。
「酵素かけおとうさん、ありがとう♪
おかげでアリスが歩けるようになりました」
「そりゃあ、よかった...グスン」
「おとうさん、今日もお願いね♪」
「スヤスヤ」
「いつか、
病気で困っているペットも入れる、
酵素風呂をつくってください」
「アリスママがやればいいわ」
「バースくん、ロコちゃん、
空我ちゃん、ショコラちゃん、
ユキちゃん、Adoちゃん...
病気と闘っているみんなと入れたら、
どんなにうれしいことか」
「アリス、おいで!」
「無理よ...」
「さあ、おいで♪」
「パパが呼んでる...」
「あっ!」
「パパが呼んでる、パパが呼んでる...」
「道の駅小国ゆうテーション」に
立ち寄ったときでした。
偶然、
阿蘇の国のアリスを読んでいる
という、大分の
ヒメ&ワカちゃんファミリーと
出逢いました。
記念に...。
「アリスちゃん、がんばってね♪」
旅に出ることは、
何かを探し求める行為に
もっとも近いのかもしれません。
旅は、私たちの生と同様に、
危うさをかかえているのに、
美しい風景に出逢ったり、
人のぬくもりにふれたりすると、
安堵し、何かに抱擁されていると
思いこんでしまいます。
私は旅に焦がれ、
旅で死してもかまわないのです。