最近読んだ本の感想を書いてます。あくまでも、私個人の感想なので、捉え方が違ったり好き嫌いもそれぞれかと思いますのでご了承下さい。
『保健室には魔女が必要』
石川宏千花 著 偕成社
ある中学校の養護教諭が実は魔女で、自ら作ったおまじないを流通定着させたトップ7人が選ばれる七魔女決定戦にエントリーしている。というなかなか突飛な話。
保健室にくる子はちょっと話を聞いてほしいどこにでもいる子たち。養護教諭として丁寧に生徒に接し、おまじないを考え与える。
この先生には同期ライバルがいて、こちらは作家の<先生>。犬猿の仲でお互いが嫌いだとあるが、同じ町内とはいえ、よく会って話をするし食事もする。結局は仲良しでは?
そして、魔女はおまじないの無効化を賭けて決闘もするというのもなんか斬新。実際には決闘シーンはわずかでしたが、そのためのジム通いなのかと。
決闘しなきゃダメなのかなぁ。
訪れる生徒の話をフラットな心で聞かないといいおまじないはできない。ただ同調するだけではダメ。
魔女でも養護教諭じゃなくても必要な姿勢。
私も自分の感情を入れずに話を聞ける人になりたい。