『パンドラの娘』
藤本ひとみ 著 講談社
藤本先生の作品は、友人が大ファンで沢山持っていたのでそれを借りて読んでいました。コバルト文庫シリーズが多かったかなと懐かしくなりました。
女のホンネを明かすエッセイとあったので、先生の友人やら出逢った人々とのやり取りとか旅行記かなと思っていたのですが、先生の友人との話ももちろんありましたが、それに絡めた歴史エッセイとなっていました。
西洋史に大変詳しい先生なので、先生の友人やご自身の経験に絡めてフランスなどヨーロッパの歴史について書かれています。
私が1番興味を持ったのは、最初に出てくるトイレの話。たしかに今でこそ特に日本のトイレは素晴らしい機能が兼ね備えられていますが、私の幼少期は水洗トイレすら珍しかった時代。さらにそれよりはるか昔となれば日本ならずとも今では信じ難いトイレだったようで。そもそもトイレで用を足すことが珍しかった
お食事中の方すみません💦
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
華やかで激動のヨーロッパ。お城にドレスに王子や姫とおとぎ話みたいな裏にはこんな世界があったとはとギャップに驚かされます。
他にも、処刑の歴史やファッション、メイクの歴史など単なる歴史書なら飽きてしまうかもな題材も、先生が痛快に書いているので一気に読めました。
元々西洋史が好き♥というのもありましたが、改めて勉強したくなりました。