人々の意識は加速度的に高まりつつあるように感じています
先日、とても興味深く刺激的な本に出会いました
一見すると、引き寄せの法則とか、
読むと幸せになれる女性向きの自己啓発書に見えますが、
内容は本のタイトルと全く一致していない、
想定外の内容が綴られていたのでした
以下、本文より
私たちが真に求めていること、真の自由は、
すべてを失ったときにのみ現実となります。
個人としてのすべてを失ってはじめて、
真の自由、永遠の苦悩の終わりが現れるのです。
幻想の「私」が消えると不満足な存在が消えるので、
あるがままで満たされたすべてが残ります。
質疑応答
Ｑ 私は、本当に探求をやめたいのです。
Ａ あなたは、探求をやめられません。「私」イコール探求です。
「私」が消える必要があるのです。
しかし、その「私」は幻想です。
Ｑ 誰も目覚めないのですね？
Ａ はい。
よく誰か個人が目覚めると勘違いしている人がいますが、
そうではないのです。真の自由とは、その誰かの消滅です。
その誰かは幻想にすぎませんから、幻想の死ということです。
つまり、そもそも本当は何も起きていないのです。
一部、本文より転載させていただきましたが、
この本は決して、一般向きに書かれた本ではありません。
読む人を選ぶ本です。探求者、覚者向きの本です。
（本のタイトルは出版社がつけたのだと思いますが、この本には、「愛」より「空（くう）」の方がピッタリすると思いました。本のタイトルと内容は全く一致しておらず、違和感があります。）
この本のアマゾンのレビューが面白いことになっていて、
これほど二極化しているレビューも珍しいのではないかと思います。
★５つの評価の人たちは内容が理解できている人たちと思われます
★１つの評価の人たちは、決して小保方氏の著書の評価を下げるための工作員レビュアーのような人達ではなく、
読後に感じたことを率直に評価しているところが興味深いです
正直、この本を評価するのは難しいと思います。
でも、究極の真実が書かれているという点ではとても貴重と思います
この本にもし何か問題があるとしたら、
この本からは愛や慈悲が感じられない、伝わってこないことでしょうか。
レビュアーの誰かも同様のことを書いてましたが…。かなりバッサリ切られる感じです
悟るためのサジェスチョンのようなものはこの本には一切ありません。（確かにそれは起こることであって、個人がコントロールできることではないのかもしれませんが、悟りを求める人達への何らかの愛あるアドバイスがあってもよいのではないかと思いました。）
なので、読後にフラストレーションを感じる可能性が高いと思います
そのため、この本に何かを期待している人には、
正直、おすすめできません
著者は無条件の愛と言ってますけれども、
実際には、虚空の世界を感じさせます
すべてはすでに完璧で、無条件の愛の中にいると綴っていますが、
実は宇宙（全体世界）は空っぽで、
なんにもないんですよって言ってるように聞こえるんです
でもそれが真実なのかもしれません
この本が伝えていることは聖者や覚者達がいう究極の真実なので、
実際に悟ったらどうなるの
悟ったらどんな状況になるのか知りたいって人には、
大変貴重な情報となるでしょう
しかし、人生で成功したい、願望を叶えたい、といった人は、
むしろ読まない方がよいでしょう
それが自身のためです。失望するだけでしょう。
感覚的には、ニサルガダッタ・マハラジのお弟子さんの
ラメッシ・バルセカールの「誰がかまうもんか?!」に近い印象です
この本も究極の真理が書かれていますが、
言葉遊びになってしまってる感が否めません。
そういう意味では私はやはりラマナ・マハルシが一番好きです
それにしても、こんな日本人の女性の覚者がいたとは
かなり衝撃的でした
マインドが完全に逝ってしまった、消失している状態
肉体は生きてますけどこれがいわゆる大悟、光明、解脱、モークシャ（完全な自由）、
涅槃、仏陀（お釈迦様）の世界なんですね
実はみんな、これを目指しているといいます
これが人間としての最高のゴールだといわれているのです
人間として二度と生まれ変わらないための最高の到達地点です
こういう人がこれから増えて行くのでしょうか
ドキドキこのような現象は滅多に起こることではないと聞いていますが、
この苦しみに満ちた世界から逃れる唯一の方法は、
この方法をおいて他にないようです
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