CAVE D'OCCI WINERY | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

【7月20日(日)】

 

今回のドライブの最終目的地は、ここCAVE D'OCCI WINERY。そして宿泊はワイナリー内にあるTRAVIGNEです。

チェックイン時のウェルカムドリンクは、スパークリングの“むささび2023”。このワイナリーの動物シリーズの中のひとつで、まろやかな酸味に泡しっかりめ。この日も暑かったので、これは嬉しい。

 

ロビーの正面は葡萄畑。いい景色です。

 

15時からの宿泊客限定のワイナリーツアーまで少し時間があったので、隣接するショップでいくつか試飲。いいワイン造ってるなぁ、という印象です。

 

そしてワイナリーツアー。まずは畑からだけど、猛暑の炎天下で日傘は必須アイテム。海が近いので砂質の土壌と、海からの風がワインに適した葡萄を育てるのだそう。フムフム。

 

ひと通り製造工程の説明があり、地下の貯蔵庫へ。ここは樽熟成させてるエリア。地上とは違い、涼しくて快適です。

 

こちらは地下のセラー。このワイナリーは1992年(ボクらが結婚した年でもある)創業で、さすがにそのビンテージのワインは無いらしいが、かなり貴重なボトルも保存されてるとのこと。

 

ツアーのあとはお決まりの試飲タイム。さっき有料試飲したのと被ってたりして(笑)。いくつか飲み比べると、好みの銘柄が絞られてくる。ここでしか買えないものを何本か購入、広島に送る手続きをしてひと仕事完了。

 

ちなみに泊まった部屋はこんな感じ。1Fで窓の外にはテラスがあります。

 

そのテラスの先は葡萄畑で、そのまま歩いて行ける。非日常を感じるには、最高のロケーションです。

 

そしてディナータイム。

まず、先ほど見学した地下のワインセラーに案内されて、そこでアミューズとアペリティフが供されました。

 

鉄鍋の中にはアオサとクリームチーズのサブレと、蛸とジャガイモのクリケットのフィンガーフード。

 

ワインはFUNPYのロゼスパークリング。ベリー系の果実味とシャキッとした酸味が印象的。

 

飲み終えると、階段を上ってレストランへ。そう、地上のレストランと、地下のセラーや貯蔵庫が繋がってるんだな。

窓際のテーブルに案内されました。まだ外は明るいので、葡萄畑を眺めながらのディナーです。

 

ワインはもちろんペアリングでお願いしてます。

最初はスパークリングのブランドブラン。シャルドネ100%の瓶内2次発酵で、ブラインドならシャンパンと言ってしまいそう。

 

野菜の旨みを感じるコンソメスープ。中には枝豆が沈んでます。

 

2019 bijou ソーヴィニヨンブラン

柑橘の香りなのだが複雑さがある。酵母の影響かな?。

 

アワビのヴァプール フェンネルのエチュベ

アワビとフェンネルの蒸し料理。下にはアボカドが隠れてて、トマトのジュレがかかってる。この風味、食感の豊かさが、複雑なワインとうまく合ってる。ワインに合わせた一品としては秀逸。

 

2019 ツヴァイゲルトレーベ

次が野菜料理なので、赤が出てきてちょっと驚いた。軽く爽やかで適度な果実味。これならいけるか?。

 

新発田産グリーンアスパラのプランチャ焼き

立派なアスパラの上には、鰺のスモーク。さらに、ドライトマトと溶けたチーズが付加されて、なるほどこれならこの赤にピッタリだな。ちなみにガラスのお皿は、佐渡島で作られたものとのこと。

 

2021 bijou メリタージュ

カベソ、メルローのボルドー品種で果実味豊か。ただタンニンは無く、なめらかな味わい。

 

若鮎のぶどうの葉包み焼き

鮎を一度解体して、成形したのち葡萄の葉で包んでローストしている。この旨味、苦みがボルドーテイストに合う。蓼酢をイメージした、蓼の葉のトッピングもGood!!。

 

2022 bijou シャルドネ

適度に樽が効いて、風味が豊かになっている。これも美味しいシャルドネだなぁ。

 

甘鯛の鱗焼き 滓と甲殻類のアクセント

甲殻類の旨味濃いスープが絶品。付け合せの胡瓜はワインの滓に漬けたものらしく、粕漬っぽい。

 

感心していると、その胡瓜の滓漬けを持ってきてくれた。このまま1本食べてみたい気が(笑)。しかし、これだけ滓を調達できるのもワイナリーならではですな。

 

カベルネソーヴィニヨンの枝葉で燻したジビエのロースト

燻香にカベソの香りはキャッチできなかったが(笑)、その演出がいい。

 

2018 bijou メルロー

奥行きのある果実味で、かつ力強さも備えている。抜栓のタイミングを見計らってたのかな。

 

ジビエは十日町市の鹿肉とのこと。シャリアピンソースが無難にまとめてるのだが、燻香をまとったジビエとメルローをつなぐのは、じつは付け合せのビーツだったりして。

 

西蒲原産 コシヒカリのリゾット

西蒲はこのワイナリーがある地区で、ホントの地産地消です。

 

シャルドネのムースリーヌ ごとらってアイスクリーム

“ごとらって”はワイナリーの敷地内にあるジェラート工房。自家製アイス、美味しくいただきました。

 

恐らくショップでは売っていない、ここでしか味わえない銘柄とビンテージのワイン。そしてそれらに絶妙にマリアージュさせた(ここはワインに料理を合わせたのが明白)地元食材を使った料理。ワイナリーのレストランだからできる、最上級のディナーでした。これを楽しむためだけにここに来る価値、全然アリです。

 

食後はロビーのソファーに移動して、コーヒーでリラックス。

 

さらに部屋に戻ってから、ルームサービスでもう1杯。

 

これがやりたかったんだな(笑)。

ライトアップされて、幻想的な葡萄畑を眺めながら、テラスで飲むワインはもう最高。部屋にはテレビもラジオも無いけど、Bluetooth対応のポータブルスピーカー(円筒形のやつ)があるので、iPhoneと接続してお気に入りのプレイリストをBGMで流せるし。さらに、こんなロケーションなのに、蚊がまったくいない。快適過ぎる・・・。

 

 

 

【7月21日(月)】

 

翌朝も快晴(朝から暑い・笑)。

 

朝食は前夜のディナーと同じところ、同じテーブルで(たまたまだろうけど)。

まずはガーデンプレート。様々な葉っぱが盛りだくさん。味付けは塩とオリーブオイルと白ワインビネガー。元気な野菜の香りと食感がいい。苦手なフルーツもあっだど、少しでよかった(笑)。

 

葡萄の枝葉が飾られたプレートには、自家製天然酵母のパン、生乳のヨーグルト、ジャム、蜂蜜など。

 

メインプレートはオムレツ、自家製ハム&ソーセージ、温野菜。

ゆっくり1時間近くかけて、Breakfastを楽しみました。

 

いつまでも居たくなるのを我慢して、9時にチェックアウト。これから6時間かけて広島に帰るmywifeを新潟駅まで送り、ボクは北陸道~関越道~北関東道をまったく渋滞に捕まることなく快適走行。途中、赤城高原SAの小休止1回のみで、13時過ぎに佐野に帰着しました。

 

いゃ~この3連休、楽しかった~!!

 

 

本日の記録

走行距離 311.5km

走行時間 3h51min

平均速度 83km/h

平均燃費 16.2km/l

 

本日のコース

 

ちなみにボクのPorsche、年間走行距離はだいたい2000kmちょっとなのに、この3日間で1000km近く走った。よく頑張りました(笑)。