【8月5日(土)】
この日はmywifeの誕生日ディナーを、本人のリクエストによりこちらで。
予約の時点でカウンターは満席で個室になったけど、静かで落ち着いてて結果的には良かったかも。
まずは白州のハイボールで乾杯!!。
岩もずくと毛蟹の酢の物。らっきょうのジュレで爽やかさ増強。暑い時期にこういうスタートは嬉しい。
真魚鰹と青森県産の蕪のお椀。無塩かと思うほど優しい味の出汁が秀逸。
お造りはクエとアオリイカ。イカへの包丁の細かさがすごい。どちらも淡白なので、ここはもう一種あってもよかったかな。
日本酒はメニューの中から、福井県 黒龍酒造の純米吟醸を。
立派な蒸し鮑。その下には卸した大和芋と肝を混ぜたご飯。お箸で切れるくらい柔らかい鮑は、これも優しい味付け。肝とろろご飯、丼一杯でもいけます(笑)。
そして鰻。ボクは関東風の、蒸しを入れた柔らかい蒲焼きが好きなんだげど、ここでは蒸さずに焼き加減でフワフワに仕上げてる。絶品です。付け合せは白ワインで煮た北海道のフルーツトマト。
次のお酒はボクの大好きな田酒。
揚げ物は白甘鯛の天ぷらと神風香(枝豆)のおかき揚げ。白甘鯛はもちろん、おかき揚げも枝豆の風味豊かで想像以上の美味しさ。
最後はメニューに載ってないお酒を持ってきてもらいました。
栃木県小山市 小林酒造の鳳凰美田 純米吟醸。
榊山牛の出汁しゃぶ。最近お店でもたまに見かけるようになった、熊野町で生産されている榊山牛。脂身が少なく、なのに柔らかくて旨味も強い、ボクの好きなお肉です。そしてここでも出汁が優しく美味い。個室なのをいいことに、お行儀悪く飲み干してしまいました(笑)。ちなみに画像では見えないけど、お肉の下には賀茂ナスの旨煮が隠れてます。
トキシラズとトウモロコシと大葉の炊き込みご飯。塩味、甘味、香りの組み合せが素晴らしい。
白甘鯛のあら出汁とお漬物(コリンキーの浅漬けと昆布の佃煮)と一緒に、美味しくいただきました(残ったご飯はお持ち帰り・嬉)。
デザートは、マンゴーとパッションフルーツのジュレに、和三盆のブランマンジェだったかな?。和食の締めくくりとしては申し分ない。
まだ若い大将は、東京の有名店で修行されていたとかで、その料理はかなり洗練された印象です。決して奇を衒うでなく、シンプルに素材の良さを活かす、丁寧な仕事をしているのがよくわかる。
次回はカウンター席で、大将の話を色々聴きながら料理を楽しみたいと思います。