【6月4日(土)】
昨年11月にオープンしたこちらのお店。既に大人気で、もう少し早く来たかったのだけど、予約が取れず結局この日になったという次第。
店内は1枚板の美しいカウンターに8席。料理は、おつまみ8品と鮨10貫のおまかせコースのみです。
ひと品目はニシ貝とジュンサイ。ニシ貝は広島産と言ってたので、ジュンサイも黒瀬あたりのかな。酢と生姜でさっぱりといただきました。
愛媛で獲れたイサキの炙り。1.6kgの大物らしく、身がしっかりしてます。 3日寝かせてるとのこと。
富山の羽根屋。微かな甘みがいい。
鳥獣戯画の酒器で供されました。
雲丹としゃりと熊本の青海苔。これは美味しいねぇ。お茶碗1杯たべたいくらい(笑)。
煮ダコ。これも広島産。柔らかくて美味い。
ガリが出てきてお鮨のスタートです。
長崎のクエ。4日寝かせてるらしいが、しっかり歯応えがある。塗ってるツメがまたいい塩梅。ちなみに、しゃりには庄原の米と赤酢を使ってるとのこと。
愛知県丸石醸造の二兎。“二兎追うものしか二兎を得ず”のキャッチフレーズ、好きです(笑)。
コウイカ。コリコリの歯ごたえがいい。
長崎の初鰹は漬けの炙りで。
アサリ出汁の茶碗蒸し。中にはアサリがたくさん入ってます。
石川県御祖酒造の遊穂。
お酒は1合ずつなので、2人で飲むにはちょうどいい。
山口のマナガツオ。こちらは1週間熟成して旨味をのせてます。
カマスの棒鮨は梅入り。
稚鮎と胡瓜の木の芽和え。稚鮎はコンフィされてて、胡瓜とのバランスがいい感じ。
ノドグロは藁で瞬間燻製して香りづけ。
空豆の白和え。
この、おつまみを挟みながらお鮨が出てくるスタイルは賛否あるかもね。鮨は流れを楽しみたい、という人もいるだろうし。ボクはどちらでもかまいませんが(笑)。
鳥海山のリンドウ酵母仕込み。ウクライナの国旗みたい。
こちらの酒器もなかなかいい。唐津だったかな。
甘鯛の松笠焼きとカラスミ。カリカリとふわふわの共存するところに、カラスミの風味を付加。これも美味しかったな。
貝割れの昆布締め。貝割れを鮨にするとは!。しかも昆布締めとな。しかしこれが意外とイケたりして。
京都、木下酒造のアイスブレーカー。
キリリと冷やして美味いやつ。ちなみにここの杜氏さん、英国人です。すごいね。
愛媛のアジ。
シャキッとした車海老。これも美味い。
手渡しされた手巻きは鰻でした。これは嬉しい。
赤だし。
カステラのような玉。
余計なものは一切置かない、その潔さには大いに共感できます。
まだ若い30代の大将の、一生懸命さが伝ってくるような料理を堪能できて、清々しい気分になりました。評判よく人気なのも納得です。更にこれから先、どんな風に進化していくかも大いに楽しみですね。
帰りに次の予約を入れたら10月でした。う~ん、第2の壮士になるのも時間の問題か。