読書感想(235)「氷獄◆海堂尊」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

氷獄

海堂尊著

角川文庫

2021.10.22読了

☆☆☆☆

著者の桜宮サーガの原点でもある「チーム・バチスタの栄光」。あのバチスタスキャンダルのその後を描いた表題作のほか、同じく東城大病院を舞台にした短編3作を収めた作品です。ボクが「チーム・バチスタ」を読んだのは2008年のことで、登場人物やら出来事やらが懐かしかったり、忘れかけてたり(笑)。しかし膨大な過去作を読んでないと本書の伏線は全く理解できないわけで、それゆえ本当に楽しもうと思えばかなりハードルの高い1冊ともいえます。