【8月13日(金)】
前線が停滞して豪雨だったこの日、レインシューズで足元を固め、JRが運休していたので、バスに乗って市内に出ました。ここまで酷くないにしても、beに行く日は雨の確率が高いような…。
8月のテーマは「イタリアワイン」。テーマとしては広すぎるような気がしないでもない(笑)。
時短営業中なので、この日も17時スタートです。
乾杯はドラピエで。
【広島サーモンマリネとまほろば農園のハーブ、チコリ、リンゴとクルミのサラダ仕立て ペコリーノチーズをたっぷりと】
レモンを食べて育った広島サーモンの爽やかマリネに、ハーブたちが香り付け。クルミの香ばしさが深みを与えてます。
1杯目の白はシモーネ・カペッチ・チプレア 2019。マルケ州の土着品種ペコリーノ100%で、豊かな果実味の中に樽の香ばしさも感じ、ハーブ、クルミとはいい相性。ちなみにチーズのペコリーノと葡萄のペコリーノは、名前以外の共通点はありません(笑)。
【倉橋フルーツトマト ケッカーソース風味 カジキマグロのローストと】
ローストされたカジキマグロは温かく、同じような魚料理でも、冷製のひと品目とはしっかり違いを主張。
ロッカ・デル・プリンチペ・フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ 2018。これも土着品種のフィアーノ100%。イタリアは(スペインもだが)土着品種が多すぎて、もう手に負えません(笑)。蜜のような甘いニュアンスが、フルーツトマトの甘さとしっかり繋がってました。
【広島牛バラ肉と孫野菜農園の牛蒡のラグーソース メッツェリングイネ】
これはもう、牛蒡が主役と言っていいくらい香りを支配しています。ラグーソースの濃度と、リングイネのボリューム感も絶妙でした。
レッチャイア・ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2016。サンジョヴェーゼ100%で、この手のワインには完熟ベリー系濃厚タイプが多い中、フレッシュで繊細な感じ。そのあたりが牛蒡主役のソースといいバランスでした(牛バラメインなら濃厚タイプがいい)。
【比婆牛肩肉のローストとすじ肉の赤ワイン煮込み】
これはワインフェアのコースではなく、追加でお願いしたお任せのひと品。低温調理で旨味を閉じ込めたロースト、トロトロの煮込み、2品楽しめるスペシャルなメインディッシュでした。
イタリア縛りの無いここでソムリエさんが選んだのは、三次ワイナリーTOMOEのピノ・ノワール。最近TOMOEのワイン飲んでなかったけど、広島にこんなに美味しいピノがあるとはちょっと驚き。このワイン開けてくれて、ありがとうございました。
今回もいい料理にいいマリアージュでした。テーマはあまり意識せず、純粋に楽しめた感じ。特に最後の比婆牛とTOMOEの広島ペアは、素晴らしいサプライズでした。この、お任せひと品追加作戦、結構楽しいかも(笑)。次回も期待してます。