読書感想(229)「襲来◆帚木蓬生」襲来 帚木蓬生著 集英社文庫 2021.6.12読了 ☆☆☆☆ 鎌倉時代、迫害を受けながらも布教を続ける日蓮聖人と、彼の手足耳目となり遠く対馬まで赴き、2度の元寇の惨状をつぶさに伝える主人公。30年以上にわたる苦難の旅を支えたのは、お互いを信じる真摯なと心と、彼らを慕い守る聡明で優しい人たちだった。そんな2人の生涯を描いた、心打たれる物語です。