【5月23日(日)】
久しぶりにMTBで山登りしてきました。
ボクの住んでる府中町には、呉娑々宇山(ごさそうざん)という標高682mの山があり、周辺には登山道や遊歩道がたくさんあります。昔々ボクが若かったころは(笑)、それらの道を使って分水峡(みくまりきょう)から岩谷観音まで自転車を担ぎ上げ、呉娑々宇山山頂まで尾根を縦走なんてしてたけど、今はとてもそんな体力ございません(泣)。
さらに細めのスリックタイヤ履いてるのでオフロードは厳しい、というわけで、全線舗装されてる林道を探検することにしました。
この日は梅雨の晴れ間で気温はかなり高く、半袖短パンの夏スタイルで12:45出発。
府中町内を北上すると、瀬戸ハイムのあたりから早速登りが始まります。そして、安芸府中高校から揚倉山(あげくらやま)運動公園までの登坂で、しっかり心拍上げさせられてウォーミングアップ完了。
運動公園入口を少し過ぎたところが林道の入り口です。2年前の豪雨災害の復旧工事中で入り口のゲートは閉められてたけど、脇をすり抜けて関所破り(笑)。まぁ、林道へは登山道や遊歩道からはいくらでもアクセスできるし、実際、かなりの数のハイカーとも遭遇したので、このあたりは自己責任ということで。
登り始めると、土砂崩れの跡はあるものの、アスファルトはきれいに敷き直されて快適走行。車もオートバイも入ってこないので、その点は安心です。
大規模な土砂崩れのあった谷筋も、きれいに修復されてました。
延々登りが続くも、そこはMTB。低いギヤ比でのんびり走る分には、ウグイスの声を聴き、周りの景色を見る余裕があります。
そして登るにつれて、まだ復旧途中の場所が出てきます。重機やダンプなども置かれてたので、平日は復旧作業で自転車で走るなんてできないだろうな。
場所によっては、まだ手付かずのところも。2年近く経ってもこの状態とは、相当なダメージだったことが分かります。
ここも激しく崩れてます。そして上を見上げると…
カードレールごと派手に流されてます。さすがにあのあたりで通行止めだろうな。
と思いつつヘアピンカーブを登ってみると、こんな状態になってました。仕方なくここで引き返そうとしていると、向こう側から中年夫婦のハイカーが、瓦礫を渡ってこちらに歩いてきました。聞くと、崩れているのはここだけで、その先はまだ行けるとのこと。
ならばと、瓦礫エリアを自転車担いで渡ることに。
土が乾いてたのでなんとかなったけど、ぬかるんでたらとてもじゃないが渡れません。
しかも、ここから先はまだ整備が進んでないらしく(車両が入れないから当然か)、路上には石や枝が散乱してます。
そんな悪路をしばらく走って、寺屋敷跡に到着。
ここにも通行止めのカードレールが。でもこの先も行けそうだったので、この日2度目の関所破り(笑)。
そして走ってみると、この道のきれいなこと。災害の跡は修復され、石ころも落ちてないくらい整備されてます。それまでの道との差は何なんだ?と考えるに、ガードレール手前までは安芸郡府中町、その先は広島市(東区馬木町)ということで、恐らく予算の違いかと(笑)。
呉娑々宇山山頂近くのアンテナ塔。
この工事現場の少し先が林道の最高地点(標高650mくらい)で、そのまま森林公園まで下って行けるんだけど、その先のルート情報を把握していなかったのと、ボトルの水が無くなりかけてたので、この日は最高地点まで行って引き返すことにしました。
瓦礫エリア、土砂崩れポイントをクリアし、荒れた路面を慎重にダウンヒル。途中、1頭の仔鹿と遭遇しました(熊じゃなくてよかった…)。
ずいぶん下ったこのあたりが、視界が広くいちばん見晴らしが良かったです。
久しぶりのヒルクライムで、もしかしたら運動公園あたりでダウンか?と心配したけど、思いのほか楽しく最後まで登れました。次回は森林公園に下って、立石展望台経由で畑賀に出るコースでも探検しよっかな。でも、これからの季節は虫や蛇が出そうなので、次に林道走るのは秋になるかも(笑)。
本日の記録
走行距離 23.9km
走行時間 2h08min
最高-平均速度 51.0-11.1km/h
最高-平均心拍数 175-146bpm
消費カロリー 892kcal
本日のコース