玉村警部補の巡礼
海堂尊著
宝島社文庫
2021.2.18読了
☆☆☆☆
前作と同じく、加納警視正と玉村警部補の凸凹コンビが主役。そして今回はこの2人が何とお遍路に出て、ゆく先々で事件を解決していくというストーリー。ギャグ的要素もあり、しかし加納警視正の謎解きはキレッキレで、なんか新しいジャンルの本を読んでるみたい。お遍路に関しても意外としっかり描かれていて、昨年結願したボクとしては納得するところ多々あり。桜宮シリーズのスピンオフ版ながら、全く新しい世界を形成していて、これはこれで将来の展開が楽しみです。