【11月22日(日)】
恒例のレストランbeのワインフェア。11月のテーマは何と“日本酒”。ワインフェアにならんじゃん(笑)。でも、シェフが料理をどのように日本酒に寄り添わせてくるか、楽しみではあります。
乾杯は日本酒ではなく、ドゥラモットのシャンパンで。
そして、ここからが“日本酒”フェアのスタート。
龍勢 生酛八反陸拾 純米吟醸(八反35号 精米歩合60%)
【孫野菜農園いろいろな野菜のソテープレッセ 川中醤油の香るクリームチーズと共に】
ブロッコリーやキュウリ、紅芯大根などを白菜でくるんだテリーヌは、僅かに出汁が香る。それを、醤油とクリームチーズの濃厚ソースがしっかりまとめてます。見た目は華やかなフレンチだけど、白菜に出汁、醤油とくれば日本酒以外に合うお酒は無いな。
龍勢 ゴールドラベル 純米大吟醸 生酛仕込み(山田錦 精米歩合50%)
【瀬戸内サザエ・女鹿平キノコの香草バターソテー サザエの肝のクーリーソースで】
半田さんとこのサザエを贅沢に使い、キノコと香草にバターの香りは完全に“洋”のテイスト。でも香り豊かな大吟醸だからうまく合う。なめらかな肝のソースは、見た目よりはるかに優しい味だけど、やっぱりワインは難しいだろうな。
龍勢 生酛備前雄町 特別純米酒(雄町 精米歩合65%)
【瀬戸もみじ豚肩ロース肉のラッケ 洋梨のサラダ仕立て ミントの香りと】
ホロホロと崩れるような豚ロースの照り焼きと、米の味しっかりで熟成香のあるこの特別純米。お互いの特徴をうまく組み合わせる、何ともハイレベルなマリアージュですな。箸休め的存在の洋梨も含め、極めて完成度の高いひと品でした。
最後はこの時期ならでは、モメサンのヌーボーで〆。
シェフがやってみたかったという日本酒とのマリアージュ。お見事!でした。少し前から、ワインフェアの料理にも“和”のテイストが見え隠れしていたので、その素地はあったんでしょう。しかし今回は、テーマの日本酒をほとんど飲まずに(特徴を聞いて)メニューを構成したらしい。石田シェフって、もしかして天才!?(笑)。