Restaurant be | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

【7月11日(土)】

さて、外出自粛が緩和されたこともあり、恐る恐る?外食してきました(笑)。

最後の晩餐は4月10日のRestarant be だったので、それから3ヵ月、ランチも含めて一切外食を控えてました。まぁその間、テイクアウトは40回くらいしたけどね。
そして自粛明けの最初の晩餐も、ワインフェアが再開したbeに決定。ここはフロアが広々してテーブルの間隔も広く、3密にならず安心だし。

ちなみに“最初の晩餐”というこんなサイトがあります。

https://the-first-supper.net/

まだ広島は登録無いようですが。そして映画も。

http://saishonobansan.com/

これ、なかなかいいです。


さて、本題のディナーのスタート。

7月のテーマは“がんばろう!日本!”と題して、日本のワインに合わせた料理がアレンジされてます。



最初にシャンパンを飲んでると、シェフがファームスズキ さんの車エビを出してくれました。大崎上島の柑橘系ドレッシンクを軽くかけただけで、エビの甘味がすばらしい。サプライズの前菜、ありがとうございました!。


ワインフェア1杯目は、山梨の中央葡萄酒のグレイス・グリド・甲州 2019。甲州の特徴がよく出た爽やかなワイン。これって、あの“グランメゾン東京”にも使われたらしい。



【瀬戸内鯛の白子のポッシェ 紅ズワイ蟹としじみのクールブイヨンソース 孫野菜の水菜 春菊のサラダを添えて】

白子の濃厚さに蟹としじみの旨み、野菜たちの複雑な香りがうまく調和している。もちろんワインとの相性も抜群。ちなみにこれも“グランメゾン東京”に出たメニューがベースで、ドラマでは食材が白子ではなく鮟肝だったとのこと。ボクはあまりまじめに見てなかったけど、これはこれで楽しい演出です。


今回、ワインフェアの3品3杯に、追加で1品1杯をお願いしました。そしてメニューの構成から、このタイミングでサーブしてもらうことに。

ローガン・ワインズ・クレメンタイン・ピノグリ 2018。ここはなぜか、オーストラリアのロゼ(笑)。



【安佐町の山女魚の網焼き 白茄子とゴボウのフリット トマトのマリネソース】

肉厚の山女魚の香ばしさ、それをうまく引き立てる野菜とマリネソース。軽い苦みが心地よい。追加でお願いしたひと品が、メインみたいになってしまった(笑)。



さて元のルートに戻って、3杯目は山形・高畠ワイナリーの高畠クラッシック シャルドネ 2019。高畠のワインは、泡も含めでボクの好きなタイプが多い。もちろんこのシャルドネも文句なく美味しかったです。




【瀬戸内イサキのヴァプール 出汁煮した季節の野菜と共に ソースマリニエール】

白身の魚に白ワインのソース、山形の郷土料理“だし”をベースとした野菜に山形の白ワインと、これ以上深い絆はありません(笑)。



最後は赤。山梨・登美の丘ワイナリーの登美の丘 2019。



【グランチャーレとペコリーノチーズ原型の白いアマトゥリチャーナ リガトーニ】

太くて薄い円筒パスタのリガトーニと、塩漬け熟成した豚肉とペコリーノチーズのソース。完璧イタリアンには、果実味豊かでタンニン無しの、口当たり柔らかい登美の丘が絶妙のマリアージュでした。


レストランbeは、これから更に“地産地消”に取り組んでいくとのことで、ファームスズキさんからの食材の仕入れもその一環らしい。シェフからするといろいろ制約が増える気もするが、地元でいい食材を作っている作り手さんを応援することにもなり、なかなかの英断と言えそう。これからも、石田シェフと松友ソムリエのコンビネーション、楽しみにしてます。