読書感想(205)「錨を上げよ〈三〉漂流篇◆百田尚樹」 | アルジャーノンにシャンパンを

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ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

錨を上げよ〈三〉漂流篇

百田尚樹著

幻冬舎文庫

2020.5.28読了

☆☆☆


3編目になって、主人公の生活はますます過酷(過激?)になっていきます。大学を中退して東京に流れ、うまくいきかけた仕事も途中で投げ出し、最後は北海道根室にたどり着く。そこで密漁船で荒稼ぎするも、地元のヤクザと衝突しボロボロに・・・。どこまでが実話かわからんけど、話半分でも相当ヤバイです。それでも何とか生き延びてるのは、強靭な肉体とすこぶる明晰な頭脳のおかげ。まぁ、それを上回る直情的な性格のせいで何度も危機に陥るのだけれど。行くとこまで行った感のある主人公、はたして最終章ではどこに漂着するのだろう。