読書感想(202)「赤ヘル1975◆重松清」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

赤ヘル1975

重松清著

講談社文庫

2020.4.14読了

☆☆☆☆


広島カープが初めてリーグ優勝した1975年の春から秋にかけての、主人公の中学1年生3人の友情、熱狂する市民、そしてまだまだ色濃く残る原爆の爪痕を、少年の純粋な目で描いた物語。今よりはるかに貧しく、しかし一生懸命だった時代をリアルに表現しています。ボクより2歳年上の主人公たち、今はどこで何してるんだろな、とつい思ってしまうような読後感。同世代で広島に生まれ育った人は、共感すること間違いなし。必読です。