読書感想(199)「室町無頼◆垣根涼介」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

室町無頼

垣根涼介著

新潮文庫

2020.2.3読了

☆☆☆☆


 幕府の力が弱まり、飢饉なども重なって世の混乱が始まりかけた、応仁の乱の少し前あたりの京都が舞台。史書にも登場する実在の人物を題材にした、己の腕と知恵だけで時代の流れに抗う男たちの物語はカッコ良すぎです。著者の歴史小説は「光秀の定理 」以来だけれど、どちらも抜群に面白いねぇ。次作の「信長の原理」も早く文庫化されないかな。