Restaurant be | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

【6月23日(日)】

この日のbeは月例のワインフェアではなく、“The Mariage”というイベント。異なるレストランの4人のシェフとソムリエがそれぞれペアを組んで、テーマの食材サマートリュフを使った料理とそれに合うワインを提供して、参加者にジャッジしてもらうというコンペティション企画です。



自身のお店のシェフとソムリエではなく、組合せはバラバラなので、新鮮なマリアージュが期待できるのも楽しみなところ。



これは審査対象外のアミューズ4種盛り。魚、肉、野菜、果物をそれぞれのシェフが担当し、エルヴェ・マルローのシャンパンに合わせるというもの。まぁ、ウォーミングアップですな。

 

そしてここからが本番。まずは魚の前菜。

【千葉県産ハマグリとホワイトアスパラのヴァポーレ ヤギ丸農場のセラシェーブルのチュイルとイタリア産サマートリュフの香り】

ワインはイタリア、イスキア島の白、Ischia Bianco Superiore 2017。

ちなみに料理とワイン、マリアージュした理由はソムリエさんが説明して、料理をどのシェフが作ったかは公表されません。なので採点のとき、贔屓のお店のシェフを忖度する、ということができないんですね。

 

次は肉の前菜。

【仔羊のロースト トマトとトリュフのコンディメント】

ワインはアメリカ・ワシントン州のシュナンブラン、Hahn Hill Vineyard 2015。トマトソースの肉料理に何と白とは!。肉の周りのゴボウのクランブルにうまく橋渡しさせるとは、なかなかのテクニックだなぁ。

 

魚のメイン。

【鯛めし あおさのりの餡かけ】

ワインはMerlot by Thunevin 2012。ここは白だろ、と思ったらボルドーだった。でも、これはちょっと冒険しすぎ。最初のイタリアの白を合わせてみたかったな。

 

肉のメイン。

【和牛フィレ肉のロッシーニ クレープ巻き ソースペリグー トリュフのシフォン添え】

ここでボルドーは無難な選択。Chateau Fleur La Mothe 2010。



審査対象外のデザート。チョコムースを使ってテーマのトリュフを表現するとは、遊び心があってなかなかよろしい。


食べ終ったあと、参加者全員の採点表を回収、集計して結果発表・・・1位は仔羊にシュナンブランを合わせた2品目のシェフ&ソムリエでした。意外なマリアージュを完成させた、という意味ではソムリエの功績が大きかったかも。残念ながら、ボクのイチオシではありませんでした。


まだ若いシェフとソムリエが、お店を越えてガチで勝負する。こういう切磋琢磨を続けるって素晴らしいことだね。これからもこんな企画があれば、応援したいと思います。