【11月27日(火)】
月例のレストランbeのマリアージュ企画、12月はクリスマスディナーでお休みのため、今年はこれが最後。ということは、1~11月まで皆勤賞達成!。よくがんばりました(笑)。
11月のテーマはブルターニュ。ブルターニュ地方の代表的な料理って何だっけ?、ワインは何があった?と予備知識ないままにスタートしました。
そうかぁ、クレープはブルターニュが発祥の地だったんだ。低温調理したカワハギを、クレープ生地の代りに湯葉で巻いてウニをトッピング。ソースは柑橘系+シェリービネガーで爽やかに。淡白なカワハギにウニと香草がアクセントを付けている。ワインはイタリアのトラミン・ミュラー・トゥルガウ2017。透明感を感じる爽やかさは、料理にも通じるところあり。
魚介、根菜類を白ワインで煮込んだ郷土料理とのこと。鱈、ムール貝、エビ、鱈の白子と、見るからに美味しそうな食材のラインナップ。食べてみると確かに旨味はいいのだけれど、スープの塩分が強い!。石田シェフにしては珍しい味付けだなぁと思ったら、この日シェフお休みだったんですね。好きなタイプのメニューだったので、石田シェフの味で食べたかったな(泣)。
ワインはドメーヌ・カブロル・ピクプール・ド・ピネ・プレスティージュ2017。フランス、ラングドックのワインでピクプールという品種で作られているらしい。柑橘系の香りがあり、どことなくリースリングっぽくもある。白い魚、貝類には間違いなく合うし、白子のねっとりにも意外といけるいい選択でした。
ガレットもブルターニュなんだ。まぁクレープの粉変えただけだもんね。そんなガレットのbeバージョンは、和牛のロースト、ゆで卵、いろいろキノコのマリネにグリュイエールチーズを包むという贅沢なもの。濃厚赤ワインソースがさらに高級感を演出。ワインはロワールのピノ、ドメーヌ・メリオー・ピノノワール・レ・ゼキサゴナル2015。ピノらしくない、果実の強い風味がソースにベストマッチなうえ、キノコの香りとも絶妙なマリアージュでした。
ブルターニュ地方は葡萄が育たないので、ワインが無くて(代りに特産のリンゴのシードルが有名)選択に苦労したとソムリエさんが言ってたけど、クレープもガレットもアレンジはいくらでもできるし、ワインは合うものをどこかから持ってくればいいし(笑)、意外と自由度は高かったかも。そんな印象のマリアージュでした。楽しくていろいろ勉強にもなるこの企画、来年もよろしくお願いしますね。