読書感想(188)「ビブリア古書堂の事件手帖〈7〉◆三上延」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

ビブリア古書堂の事件手帖〈7〉

三上延著

メディアワークス文庫

2018.8.22読了

☆☆☆☆

さて、いよいよ最終巻です。1巻を読み終えてから1ヵ月でここまでたどり着きました。シェークスピアのファーストフォリオ(戯曲集の初版本)をめぐる、栞子さん一世一代の大勝負。息詰まる母娘の神経戦には“何もそこまで”と思わなくもなかったが、最後は大輔くんの思いがけない参戦で決着。そして、ほのぼのとしたハッピーエンド。スケールの大きさも、謎解きの爽快さも、このシリーズのラストに相応しい内容でした。こんなに長いのに、途中飽きることも退屈することもなく読み切れたのは、その面白さゆえ。続編とかサイドストーリー版とか出ないかなぁ。